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ピエドラ川のほとりで私は泣いた
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ピエドラ川のほとりで私は泣いたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 41~41 3/3ページ
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この物語を単なる、男女の愛の物語であると言ってしまうのは、いささか軽薄である。愛を機軸にしてそれ以上に大きい、人生や神についても語られているからだ。 この物語の主人公ピラールはたった一週間でその人生観を大きく変えてしまう。それは彼女に届いた幼なじみからの手紙から始まる。12年ぶりに再会した彼はピラールに「愛している」と告げる。しかしピラールは、田舎での平凡な結婚生活や、安定した職業を手に入れるために、勉強している最中だったのだ。 彼との結婚は、それらの安定したものを捨て去り、全く未知の世界で生きなければならないことを意味していた。ピラールはそんな危険を冒してまで彼と結婚しようとは思えなかったのだ。 しかし、そんなピラールの思いとは裏腹に、どんどん彼に惹かれていき、気がつけば、ピエドラ川のほとりに自分の思いすべてを沈めてしまいたいほどに彼への愛を知ったのだ。彼女は、愛のために苦しまなければならなかった。しかし、彼女は自分が以前の自分と違うということも知っている。彼が彼女に告白するシーンも非常に美しいし、宗教についても多くのことが語られている。これだけ美しいと思える物語はなかなか見あたらない。 | ||||
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