神のロジック・人間のマジック(次は誰の番ですか?)

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評判

神のロジック・人間のマジック(次は誰の番ですか?)の評価:

3.17/5点 レビュー 29件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.17pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(4pt)

爽快感と喪失感

なかなか厳しい感想が多いようですが、私にとっては近年読んだ中では
かなり好印象の作品でした。
なんといっても、自分が思い描いていた世界(観)がぐるっと反転する
あの感じ。これがあるからミステリはやめられない、という思いを久々
に味わせてもらった作品です。
決して後味は良いとは言えないし、論理的にどうこうという作品ではない
(と言うと語弊がありますが)と思いますので星4つとしましたが、
サプライズを求めている方に、強くお勧めできる作品です。
神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)より
4167674025
No.1
(4pt)

怪しげな「学校」

いつもの西澤ワールドとは趣向の違った一冊。
最初から最後まで、どこか不気味で暗い、ホラーテイストが漂います。
どこともしれない荒野にそびえ立つ建物の中に、6人の少年少女が集められ、共同生活させられます。
主人公のマモル11歳もその一人です。
この小さな「学校」にいるのは、妖しげな「校長先生」や「寮長」たち。そして謎の「ワークショップ」と称した、推理ゲームの授業・・・ 
ここはどこで、「校長」の目的は何なのか、なぜ彼らはここに集められたのか?
少年たちは次第に自分たちで、この奇妙な状況について推理を巡らせるようになり・・・
序盤は少年少女が推理するということで、ジュブナイルのような雰囲気かなと思って読み始めましたが、全然違いました。
少年が主人公って、宮部みゆきの小説でもあるのですが、個人的にはすごく好きな設定。
大人の理不尽さを感じつつも、そこに依存しないと生きて行くことができないというアンビバレンツ、
そこを割り切って生きるしたたかさなど、大人にはない心理的な制約があったりして、おもしろいです。
大人顔負けの推理を展開しつつ、ジュースやお菓子に釣られる素直さもかわいい。
幻想小説かホラーのような感じで、綾辻行人あたりが書きそうな、終始全体的に暗くて重々しい雰囲気が漂っており、
いつもの西澤作品に見られるような、明るくロジカルな推理ではなく、そういった物語全体の雰囲気を楽しむべき一冊だと思います。
ストーリーを通して「大きな謎」が仕組まれているのですが、しっかり騙されてしまいました。
後味は悪いけれども、きれいに騙されたので爽快感がありました。
神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)より
4167674025