邪魅の雫

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評判

邪魅の雫の評価:

3.79/5点 レビュー 98件。 B ランク

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平均点3.79pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全72件 21〜40 2/4ページ
No.52
(5pt)

読み応え満点

途中までの自分なりの推理が、最後の憑き物落としで崩されてしまう。京極堂シリーズの醍醐味は健在でした。知らず知らずに作者の意図した読み方にはまっているんだなぁと実感します。いつも騒がしい京極堂シリーズには珍しく、なんだかしっとりしたやり切れなさが残るのもまた新鮮でした。
文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)より
4062763710
No.51
(5pt)

寂寥感。

何ヵ月も放置したまま、パラパラ読んで面白くなさそう...榎木津さんの縁談話が破談になって云々のところに食いついたのですが、犯人(といっていいのかな)が普通だなあと思ってました。けど、丁寧に読み返して犯人の気持ちが痛いほど分かってしまい...。関口さんのファンなので彼が榎木津さんと対等にお喋りしてるのは嬉しかったです。けど読み終わって切ない。切なすぎる。昔、失恋したときと同じくらい胸が痛くなりました。
文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)より
4062763710
No.50
(4pt)

建物の印象が薄い

京極先生の妖怪ものは、関口その他が怪しげな建物に入り、ひどい目に遭うという、というゴシックミステリーなのですが、今回は海沿いの一軒家が舞台であまり印象に残りませんでした。 『狂骨の夢』(崖っぷちの家)と舞台は少し似ているけど、あちらと違ってロマンスがなく、ただ陰気臭い。華族の屋敷、研究所、お寺、ミッション学園…。 次に京極先生が発見する昭和レトロが楽しみです。
文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)より
4062763710
No.49
(5pt)

京極堂による妖怪の説明もほとんど無く,間延びせずに読めたのも良かったかも

各章の,「死」または「殺」で始まる書き出しには,途中で飽きてしまいましたが,さすがに最後までしっかりと読ませてくれました。
いつもの,京極堂による妖怪の説明もほとんど無く,間延びせずに読めたのも良かったかも。自分的には「鉄鼠」に次いで好きかな・・・
それにしても重い重い800ページでした。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.48
(4pt)

無駄に長い気がするがやはり良い

全体の構成は、「関口・益田」をはじめとする複数のパートを順繰りに廻って進んでいく。
はっきり言うと関口や益田はまだしも他の初登場キャラのパートは重く冗長、京極堂あたりが出てくると漸くほっとできます。
最近(「塗仏」以降〜)無駄に長くなってきていないでしょうか?
「姑獲鳥」や「魍魎」などそれ以前の作品から、邪魅より充分少なくても圧倒的なスケールの驚きと読後感を体感させてくれることはすでに証明済みなので、これからも期待していきたいです。
…と上のようには言ったものの、面白くないわけでは決してなくて、関連性を見いだせぬまま相次ぐ毒殺、公安の登場、混乱を極める事態…、など見劣りはすれど相変わらずのクオリティは犇々と感じられます。次作「鵺」が楽しみです。
文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)より
4062763710
No.47
(4pt)

全体的に見て興味深い

事件の規模は大きく見えるし、構造も複雑だけど、結構偶然性に左右されるし、スケール自体はちっちゃいような。
妖怪らしい妖怪が前面に出ないため、憑物落としのシーンも盛り上がりを欠いていました。
細かい事は分からなくても、「この人がそうじゃない?!」と分かっちゃったため、
こちらの憑物まで落とされる爽快感がなかったのが残念。
イントロから誰の独白か分からない話が長く続いて気持ちが入りにくかったし、途中何度も
誰かの回想シーンが入るので、思考が邪魔されました(←それも作者の意図?)。
本の太さがなくたって名作は名作と思いますので、内容面であっと言わせてほしい!
次作に期待します。
ただ、榎木津のお見合話に絡んでいる点、過去の女性関係が関連してくる点において、わくわく感はあります。
また、いつもと違ってお調子者モードでない益田さんいつもより少々しっかりした様子の関口のコンビがなかなか新鮮。
ウブメからのお付き合いだけに、とりわけ榎木津と対等に渡り合ってるっぽく見える関口巽に妙に感動してしまいました。
さらに、ラストの榎木津のらしいと言っちゃらしい、らしくないと言っちゃらしくない一言がとても印象的でした。
事件的観点かれすればやや肩すかしな作品ですが、登場人物の新たなる側面を垣間見せて
くれたという点では興味深い作品かな。
京極作品は事件ごとに人の縁が絡まっていくので、やはり京極ファンなら本の重みに
耐えながら押さえておくべきでしょう。
文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)より
4062763710
No.46
(4pt)

百鬼夜行シリーズ第9弾

百鬼夜行シリーズ第9弾。
数日の間に幾人もの毒殺したいが発見される。それぞれの被害者の間に関連性はみられないが、使われた毒は戦時中に開発されたものの、「存在しない」はずのもの。
なぜそのような毒で、次々と人が死んでいくのか。
一方、破天荒な探偵、榎木津に持ち上がった見合いの話。しかし、先方から次々と断られてしまう。その原因を突き止めてくれという、榎木津の親戚の依頼を受け、探偵見習の益田はこっそりとそれを突き止めるべく動き始めるが、その先で連続毒殺事件と行き当たる。
死をもたらし魔力を持つ「毒の雫」が、多くの人を事件に巻き込んでいく。
複雑に絡み合った事件を解き明かすのは、やはり黒装束の男、京極堂。ただ、これまでのような「憑物落とし」という側面が少し薄く、京極堂や榎木津の活躍シーンが少ないため、少し物足りなさもあるか。解決編に少しの強引さがあるという部分も否定できない。しかし、主要登場人物たちの新たな内面が描き出され、新鮮さがうれしい。
文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)より
4062763710
No.45
(5pt)

長いけど、面白い

800ページを超える大作。長い小説は好きだが、さすがにこれは長かった。
榎木津、中禅寺という登場人物が出るシリーズの最新作。第何作目か忘れたが、3年ぶりぐらいになるという。
今回の作品では、榎木津はほとんど活躍せず、このシリーズの狂言回し役のはずが、ちょっと今までと違った。また中禅寺も関口もそれほど中心的な役割を果たしておらず、どちらかといえば、今までわき役だった刑事たちが活躍する。
相変わらず、中禅寺は饒舌で、そこがこのシリーズの面白いところでもあるのだが、今回の彼のテキスト解釈についての講釈は20年以上前に聞かされた内容で、ちょっと古いかなとおもったけど、時代設定からすると別にいいのか。
たしかに、このシリーズ、面白いんだけど、ベストセラーになるほど万人受けするのかな?でもよく読むと思ったほど難しいこと言っていないんだよね、そこがいいのかも。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.44
(4pt)

関口くんがよく喋る

大磯で発見された毒殺死体を巡る今回のお話ですが、被害者の常にない扱いに疑問を抱き独自に捜査をはじめる青木。榎木津のいとこに、被害者と榎木津の調査を依頼された益田。いつものごとく犯人(仮)の独特の視点。の3つが交錯しながら話は進んで行きます。今回のおすすめ所は、『まともに喋る関口くん』です!吃りもせず、なが台詞が喋れるとは思いませんでした。『親は生まれた時から載ってる荷物だが、家内は自分で選んだ荷物だし、同時に僕は相手に選ばれた荷物だ。放したくないし放されたくない。放さないのも放されるのも、一層に辛い。ーーーーー。』
文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)より
4062763710
No.43
(4pt)

正統派ミステリ小説。連鎖殺人事件

毒殺を主軸とした、連続殺人事件。なんと探偵のお見合いがらみです。次々におこる殺人事件に翻弄されますが、こん回の京極堂は付き物落としというより、まさに種明かしの探偵役でしょう。人それぞれによって、事件のあり方が全く異なる。それによって連鎖的に殺人事件がおこる。それも他人のためという、自己満足のために。人は結局、自分とそれ以外しかなく、他人のためという大義名分の自分のための殺人などだというのは、まさにそのとおりでしょう。馬鹿な人間と凶器がなければおこらなかった犯罪。正統派ミステリとして楽しめる作品でした。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.42
(5pt)

榎さん。

大磯、平塚を中心に起こる毒殺事件。連続なのか、個別なのか。推理小説?ミステリー?起こる出来事を整理しても混乱をきたすこと必至。
前作「陰摩羅鬼の瑕 」と違い、今回はたくさんの人の目線で語られます。脇役だった青木、益田両名が活躍。そして、なぜかついてくる関君。ここでも、新たなキャラクターが登場します。
ウブメから読んでいるので、過去作品登場人物が多少の変化を見せて再登場するシーンは読んでいて楽しいです。
読み終わって、しばらく切なさが続きます。次回作も期待。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.41
(5pt)

このシリーズが読めるだけで幸せ

大磯、平塚でおこった連続毒殺事件。
様々な人物の視点から描かれる、入り組んだ物語は「あの男」によって収束される。
毎度のことながら、京極氏の豪腕によって何度もうなってしまった。
今回は、主要なキャラクターたちがわんさか登場。
新キャラたちも味わい深いの人物ばかり。
探偵・榎木津が絡んだ事件なのだが、榎木津の出番は少なめ。
でも、人間味のある榎木津をちょっと垣間見ることができたので嬉しい。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.40
(4pt)

コンセプトは大好きですが、

話の舞台が広すぎで、好みじゃないです。
私はこじんまりとまとまっている姑獲鳥の夏とか鉄鼠の檻
みたいなほうが好きです。
益田や青木がメインだけど、個人的には、やっぱり、中禅寺や榎木津
の登場場面がもっとほしかったです。
最後のページ、榎木津のことばには鳥肌が立ちました。最後のページだけ
何度も読み返してしまいました。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.39
(5pt)

切なくて哀しい…。

榎木津が大暴れ!京極堂がびしっと祓う!関口君がうぅあぁと唸る!と、毎回同じパターンを望んでいる人には向かないかな。私は同じパターンの話を何話も読むのは嫌いなので痛快な話もあれば哀切な話もある、って方が好き。毎回同じじゃつまらないしね。今回の話は、とにかく辛い。読んでる側も心が痛い。前作もかなり切なかったけどちょっと切なさや哀しさの種類が違うかな…。ラストでは思わず涙が零れた。もしかすると男性にはわかり辛いのかもしれない。これは女性が読むと、相当辛くて鬱になりそう。でも、とても面白い。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.38
(4pt)

少し残念かな。

京極夏彦さんの作品を読むと、日本人に生まれて日本語でこの作品を読めて良かったといつも思います。今回もそう思いましたしストーリーも面白かったです。
個人的に好きな青木刑事がたくさん描かれていて嬉しかったし、色んな人の違う一面みたいなものも見られて面白かったです。
最後が今までと少し違い切ない感じだったのがすごく印象的でした。
ですが、途中で推理小説でいう所の<犯人><トリック>などにあたる部分が分かってしまいました。最後の京極堂の憑物落としでも「いや、そんなに説明しなくても、もう分かってるし」という感じになってしまい、あのパズルのピースが次々にはまっていくような「ああ。そうだったんだ!」がなくて残念でした。前作の『陰摩羅鬼の瑕』でもそうだったので、初めのころのように登場人物達と一緒に憑物落としされる感覚になれるような作品を次回に期待したいと思います。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.37
(5pt)

鬱々してる。

読み応えも相変わらずだし、文句なし。
面白かった!
だらだらと長く続く文章もあり、そこがまた鬱々としていていいです。
嗚呼、日本人で良かったなんてことも思えちゃう小説だと思います。
難点をいうなら、本が“重い”です。
物理的に“重い”のです。
腕がかなり疲れました。
でも読んで損はないのではと考えます。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.36
(4pt)

妖怪談義のない本格推理小説

長編揃いの京極堂もの。またしても800ページ余の大作である。しかし今回は若干様相を異にする。まず、妖怪がらみの会話がほとんどない、ほぼ純粋な推理小説である。また、いつもは冒頭に晦渋な問答や述懐があって読むのに苦労するが、今回はそういう苦労が少ない代わりに、物語がなかなか動き出さない。まるで慣性の大きい物体を動かすような忍耐が、今回は中盤まで続く。中程からは展開に勢いが出ていつもの京極堂ものらしくなるが、そこまでたどり着くのが大変であった。これは、明るいキャラクターで作品を引き立てる榎木津が後半まで登場せず、京極堂も後講釈を除いては一カ所しか登場しない、という構成にもよるだろう。木場の活躍がない(登場はする)ことも一因か。つまり、ほかの登場人物が脇役として如何に非力であるか、ということである。
複雑な物語であり、私には十分に読み込んだ自信がない。しかし、推理小説としての論理的整合性は高く、本格推理として高水準の作品であると思った。なお今回は、各章の冒頭文に死に関する言葉が使われるという趣向がなされている。私はこういう小細工は嫌いである。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.35
(5pt)

面白いのだが

例によって例の如く、微細なまでの人物像、綿密なストーリー。実にすばらしい。個人的に残念なのが、今までのシリーズに比べると榎木津が少し、こじんまりしていたのが残念。まぁ今回のストーリー上では仕方ないのだが。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.34
(5pt)

やっぱり好き

きぃ〜、だらだら長い!人物多くて覚えきれん!誰の独白なんだ、一体こりゃ?
久々の京極堂は本の物理的な重さもあって、前半かなりイライラした。
でも途中から加速がついて、いつのまにかずっぽりハマり込み、やっぱり最後は京極堂に落とされてしまう。
「魍魎」を読んで欝が治り、以来京極ファン。本作のメロウなトーンも好きでした。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.33
(4pt)

京極作品です

今回の巻は登場人物の様々な面を知ることができる巻だと思います。関口君、益田君、榎木津などの主要な登場人物だけでなく脇役も様々な一面を見せてくれます。そのあたりは読んでいて良かったです。しかし、今回は勢いがなく全体的に淡々としていた気がします。一番盛り上がる京極堂の憑き物落としもあまり迫力ありませんでした。これまでのシリーズの内容を考えると少し寂しい感じもします。ですが、やはり京極作品というのでしょうか、二度三度と読む内に話の深さがわかります。話に盛り上がりはあまりありませんが、伝わるものはしっかりとあります。読んでいるときに挫折しそうになったことと自分が京極フリークということで☆は四つ。とりあえずこの巻から京極作品を読みはじめることはお薦めしかねますね
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384