邪魅の雫

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

邪魅の雫の評価:

3.79/5点 レビュー 98件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.79pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21〜24 2/2ページ
No.4
(3pt)

京極堂小説

昔、背表紙には"妖怪小説"とか"本格小説"とか"小説"とか書かれていたが、今は何も書かれていない。
一体これは何小説(ジャンル)になるのだろうか?京極小説というジャンルだろうか。
3年ぶりの新作に心躍らせて読みました、あっという間に読了です。でも以前のような興奮は残念ながらありませんでした。ストーリーは心理描写に軸足を置き、視点を変えてたんたんと進み、おどろおどろしいものも余り感じられず、謎は謎という形で提起されておらず、京極堂や榎木津の強烈なキャラクターが爆発しているとも思えませんでした。
それでも読んでしまう、読まされてしまうのだから大したものだと思うのですが、これは私が京極堂のファン、京極小説のファンだからなのかも知れないなぁ、と思う次第。
もし初めて京極小説を読まれる方はやはり"姑獲獲の夏”から読まれた方がよいと思います。
既ファンの私は次回作に期待します。個人的にはもっと伝記的でおどろおどろしくて、京極堂がじっくりと憑き物落としをする作品を。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.3
(3pt)

路線に変化を与えたかったのだろうが・・・

妖怪をモチーフに気味の悪い事件をこれでもかと積み重ねる。事件の謎が十分に深まったところで陰陽師が登場し、事件解決の憑物落しを行う。これまでの作品で成功している手法を踏襲しているが、名脇役の榎木津探偵のキャラクターを少々変えている。人間の深層心理を読み解く楽しみは相変わらずなのだが、荒唐無稽なキャラクターの人間性まで変えてしまった点には賛否両論だろう。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.2
(3pt)

うーん

さすがに面白くはあった。あの厚さを読ませる筆力はさすが。でも複雑すぎて途中で何度も前を読み返したり、「箱根の時…」と言われて話者と同じものが浮かばなくてイライラ。ある意味それがこのシリーズの醍醐味だからとは思っていたが、京極堂や榎木津が思ったほど活躍しないし。地味キャラ(彼らも好きではあるが)の内面だけではねー。シリーズ故に期待が大きいせいかもしれないけど、これが初めての京極堂作品という人を想定して書いてない気もするので。記憶力が衰えた人間にはつらいです。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384
No.1
(3pt)

榎木津が…。

う〜ん。普通だ! 
 正直に言うと、『塗仏の宴』までの不可思議性、非現実性、幻想性、謎、そして、それを最終的に綺麗に収束させる京極堂を期待していた向きには、期待外れだろう。
 前作と同様可能性としての現実味が増し、つまりは、人や世間、社会に焦点が当てられていて、身近な事件と言える。だからといって、悪いわけではない。この作品はこの作品でそれなりに面白い。「人」や「世間」「社会」を考える上では有益かもしれない。しかし、前作と同様、「動き」が少ない。登場人物が本を突き破ってこちらになだれ込む勢いが感じられない。(期待の裏返しかもしれないが…。)こじんまりと纏まっている感じだ。 この作品の不満は、二つ。一つは、京極堂が今までのように、事件を最後にスパッと斬っていないこと。そして、何よりも最大の不満は、「榎木津」がほとんど活躍しないどころか、出番がほとんど無い。なぜ…。
 「京極堂と榎木津」が活躍しない京極作品は、やはり盛り上がりに欠ける。
邪魅の雫 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 邪魅の雫 (講談社ノベルス)より
4061824384