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光射す海
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光射す海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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私的にはもう少しどきどきが欲しかったが人間としてどう生きるべきかみたいなとこがメッセージとしてあるのは良かったです。 | ||||
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主要な登場人物の半生が描かれるタイミングが、やや変則的な作品。 読み手の気持ちを柔らかくあいまいに煙に巻きながら、物語はどんどん展開して行きます。 前半の、一つ間違えば退屈ににりかねない描写を積み重ねた上での 後半のスピード感がたまりません。 詳しくは書けませんが、最後まで読み終わると、なぜ作者がこのような展開の仕方を 選んだのかがわかり、はっとさせられます。 カバーイラストも、作品を読む前と読んだ後では印象が全く異なり、とてもよく 作品とリンクしていると思います。大好きな一冊になりました。 | ||||
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入水自殺しようとした妊婦とマグロ漁船に乗っていた恋人. 妊婦の抱える運命とは? 妊婦の正体を探っていくところからストーリーは始まる. やがてその家系の持つ特殊な遺伝性疾患に行き当たり, 一方,その恋人は過去を捨てるためにマグロ漁船に乗り込み, 質の悪い乗組員に目をつけられてしまう. そのプロセスでの不安や恐怖,あるいは狂気の描き方は巧みで, 最終的に恋人が苦難を乗り越える姿には圧倒されるものがある. 一方で,結末にはやや不消化感も否めないところもある. また,実在の疾患をモデルにこのような描き方をするのはちと問題があるのではなかろうか? | ||||
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精神科医の望月副院長は、主人公というよりは語り手といった位置づけです。自身の浮気話は、余計かもしれません。 ハンチントン舞踏病という具体的な病名が出てきた時点で、私個人としてはやや興味は削がれたような気がしました。あるいは架空の遺伝性疾患を設定してもよかったような気もします。 精神疾患が執筆に当たって取材された大きなトピックと思われます。限界状況に置かれた漂流者の精神状態にも通ずるものがあります。 終盤にどんでん返しが1つ入りますが、ややインパクトは弱いようです。前向きなほのぼのとした感じで終わります。著者は無名時代に育児を担っていましたが、その片鱗をうかがわせる部分もあります。 総じて、「あの『リング』の作者なのだから」という過大な期待を持ちさえしなければ、けっこう楽しめるサスペンス小説だと思います。 | ||||
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「リング」「らせん」などを書いた鈴木光司さんの作品です。 意識不明で浜辺に倒れていた女性は、目覚めても言葉も喋れず、記憶喪失に陥っていた。しかも、妊娠4ヶ月。 その頃、彼女の元恋人真木洋一は、あることをきっかけに常軌を逸した行動をとるようになった恋人から逃れるように、遠洋マグロ漁船へと乗っていた。 彼女の異常な行動の原因は、彼女の過去に隠されている。精神科医の望月は、その過去の謎を解き明かそうとするが・・・・・。 「リング」「らせん」みたいな、オカルトチックなホラーではなく、もっと現実的なテーマになっているだけに切実で、違った怖さがあるかも。でも終わり方は、題名の通り、光の射し込む海のようなゆったりと明るい気持ちにさせてくれます。 本を選ぶとき、私の中で、なんとなく海に関わるものというのがあります。海についての描写を読んでいると、海の中にいる時のゆったりとリラックスした気持ちを思い出すからでしょうか。この本に出てくる海は、荒れ狂う厳しい海ですが、根底にはどこか、深い静けさがあるように感じます。 | ||||
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もし愛する人に、絶対的な負の宿命が訪れた時、自分はそれに応えられるのか? 愛するが故に、その苦しみは想像を絶するだろうと思う こんな事を考えさせられた一冊 | ||||
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もし愛する人に、絶対的な負の宿命が訪れた時、自分はそれに応えられるのか? 愛するが故に、その苦しみは想像を絶するだろうと思う こんな事を考えさせられた一冊 | ||||
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これを初めて読んだのは高校生の時。 当時「リング」「らせん」「ループ」の 三部作を通じて描かれた世界観に感動して、 氏の作品を読み漁っていました。 しかし、この作品は期待はずれで、 読んでる間がとっても退屈でつまらなかったです。 しかも、同作を途中まで読んでやめてしまった友人に あらすじを教えているうち まるでコントのネタ話のように思えてきて、 夕陽が差し込む放課後の教室で ゲラゲラ笑ってしまう有様でした。 あれから数年経った今になって思えば、 どうしてもこの状況下の恐怖が描きたくて 構想を練りに練って考えすぎた挙げ句、 煮詰まってしまったような印象を受けます。 この話でバカ笑いする私も私ですけどね(苦笑) | ||||
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これを初めて読んだのは高校生の時。 当時「リング」「らせん」「ループ」の 三部作を通じて描かれた世界観に感動して、 氏の作品を読み漁っていました。 しかし、この作品は期待はずれで、 読んでる間がとっても退屈でつまらなかったです。 しかも、同作を途中まで読んでやめてしまった友人に あらすじを教えているうち まるでコントのネタ話のように思えてきて、 夕陽が差し込む放課後の教室で ゲラゲラ笑ってしまう有様でした。 あれから数年経った今になって思えば、 どうしてもこの状況下の恐怖が描きたくて 構想を練りに練って考えすぎた挙げ句、 煮詰まってしまったような印象を受けます。 この話でバカ笑いする私も私ですけどね(苦笑) | ||||
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登場人物の心理描写はすばらしいと思います。1人の女性の行動を紐解いて行く展開はとても惹きこまれるものがありました。おもしろい小説であるのは否定しません。ただ展開が強引すぎないかなって思います。また、序盤活躍してた登場人物が途中から消えてしまうのは悲しかったです。 | ||||
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登場人物の心理描写はすばらしいと思います。 1人の女性の行動を紐解いて行く展開はとても惹きこまれるものがありました。 おもしろい小説であるのは否定しません。 ただ展開が強引すぎないかなって思います。 また、序盤活躍してた登場人物が途中から消えてしまうのは悲しかったです。 | ||||
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一見関係ない出来事がつながっていく。ミステリによくある構造ですが、筋がきちんとしてないとこじつけ感がでて白けるものですが、これはそんなことはありません。上質のエンターテインメントです。 | ||||
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一見関係ない出来事がつながっていく。 ミステリによくある構造ですが、筋がきちんとしてないと こじつけ感がでて白けるものですが、 これはそんなことはありません。 上質のエンターテインメントです。 | ||||
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DNA-デオキシリボ核酸。太古より受け継がれてきた人の遺伝子は、親から受け継ぐこのDNAによって決定付けられると言われる。「さゆり」は、そのDNAによって拘束、翻弄され静かに心を壊れていく。男は、壊れていくさゆりに恐怖を感じ、現実から逃れるためにマグロ漁船にのり大海原へ旅立っていく。この作品の中で、海は排他的でありつつも生命の発祥の場所としての包容力で迎えてくれたり、その姿は威厳すら漂わせる尊大なものとして描かれている。男は、そこで生と死の持つ意味を身をもって知り、人間的成長を遂げていく。「リング」「らせん」「ループ」と作者が、モチーフとしてきた分子レベルでの人のつながりを、微細な精神描写と巧みな構成で、引き継がれる「命」とは何かと問いかける秀作である。 | ||||
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入水自殺をはかった妊娠中の女性と、それに関わる精神科医、彼女に好意を持った男性、お腹の子の父親を中心に展開して行く。女性の心を閉ざした物はいったい何なのか・・・。いろいろな感情の交錯。生まれ持った運命を背負って生きることの辛さ。愛とは何なのか、多くを考えさせられる一冊であった。死を目前に、生きることへの執念を燃やすこと。何年も苦しみつづけ、愛する人と共に死にたいと願うこと。果たしてどちらが人間の本能なのだろうか? | ||||
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入水自殺をはかった妊娠中の女性と、それに関わる精神科医、彼女に好意を持った男性、お腹の子の父親を中心に展開して行く。 女性の心を閉ざした物はいったい何なのか・・・。 いろいろな感情の交錯。生まれ持った運命を背負って生きることの辛さ。愛とは何なのか、多くを考えさせられる一冊であった。死を目前に、生きることへの執念を燃やすこと。何年も苦しみつづけ、愛する人と共に死にたいと願うこと。果たしてどちらが人間の本能なのだろうか? | ||||
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光射す。ように、絶望の奥にある希望という風に表現したのか。皮肉な運命。定められてしまったら逃げようのない。そういった絶望の表現が巧い。精神病というのをとりあげたのはそういう意図なのだろう。 主人公というのが誰なのか分かりにくいが、望月かな。だがこの望月が雰囲気の上げ下げもしている。言うならば部分的に不要なところまで書いていて蛇足である。だが、砂子健史を出したところで望月の存在はがらっと変わった。精神病者を好きになったとき。自分でもどうか考えさせられた。 うって変わって現実逃避して海に逃げた真木洋一。その真木洋一の海でのシーンの演出は秀逸だったように思う。鈴木光司は海が好きなのかよく作品にだしているが、心理描写に加えてその人の視点から見た!それぞれの海がある。それがリアルで、巧い。死にかける緊迫感、死を待つ絶望、死を逃れた希望。海と重ねた心理描写が自分は結構気に入っている。遠い海からだから改めて芽生える恋愛感情。どこにいても好きには変わらないというのには単純にいいなあって思う。 | ||||
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黒い雲の切れ間から射し込む光のように、絶望的と思える運命にも光明が差すことがある。それがとても皮肉なものであったとしても、運命が切り開かれることに変わりはない。メディカル・サスペンスと海洋ロマンの味付けをした恋愛小説と言った作品です。 | ||||
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黒い雲の切れ間から射し込む光のように、絶望的と思える運命にも光明が差すことがある。それがとても皮肉なものであったとしても、運命が切り開かれることに変わりはない。メディカル・サスペンスと海洋ロマンの味付けをした恋愛小説と言った作品です。 | ||||
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