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アラビアの夜の種族



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アラビアの夜の種族の評価: 3.72/5点 レビュー 67件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.72pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

尻すぼみ感は否めないけど

1巻が特におもしろいのは間違いない。なんといっても中世のアラビアを題材にする物語など読む機会はそうないため新鮮味に満ちている。また数百年前の人間がそれよりもさらに古代の人間についてを語る様子から人類の歴史の深さにゾッとさせられもした。
 2巻3巻は多様な作品に溢れた現代においては露骨な性描写を除けば子供向けの文学かと思わせるほど幼稚で残念だった。
ただし、終わり方は文脈になぞった意味のある終わり方をきちんとしていると思う。
 ちなみにあとがきで語られていることだが、この作品の原著者は19世紀のフランス人かイギリス人であり、原著書は北アフリカや東地中海の民間説話を広く採集し、編纂したものであるそうだ。彼(彼女?)もまた我々に語られる存在となったと思うとやはり深く考えさせられる。
アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)より
4043636059
No.7:
(3pt)

書物の、書物による、書物のため物語 2

ナポレオン・ボナパルトが侵攻が着々と進むエジプト。

伝説の書物「災厄の書」は魔導士アーダムの物語から千年の時を経て、二人のみなしごファラーからサフィアーンの物語へと語りつがれる。数奇な生い立ちでありながら比類なき魔法を剣術を手にした二人、アーダムとの邂逅と盛り上がり所だが、ちょっと中だるみ感が否めない。展開が読めないからだろうか。

第1巻に引き続き、美麗は日本語に圧倒されることしきりだが、何故か会話文がおちゃらけ気味で興を削いでしまう。

アイユーブは書物を完成させてエジプトを救うことができるのか。第3巻に続く。
アラビアの夜の種族〈2〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アラビアの夜の種族〈2〉 (角川文庫)より
4043636040
No.6:
(3pt)

1よりは落ちるけど・・・

面白さは相変わらず。
とにかく言い回しがくどい。その言い回しのせいで肝心のスト―リーがなかなか進まない。
この言い回しが古川 日出男のすごいところではあるのだけど。この本ではやってほしくはなかった
アラビアの夜の種族〈2〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アラビアの夜の種族〈2〉 (角川文庫)より
4043636040
No.5:
(3pt)

砂の王の続き書いてくだしあ

なんだそのオチ。
いや、ファラーのほうね。
やはりこの二人ではアシュエルとヴァルには敵わんのだよな。
アシュエルの妄執もヴァルの慟哭も、この二人には足りなさすぎる。
アーダムの方がよほどカリスマ性があるよな。
ていうか天性の詐欺師だったはずのサフィアーンがただのおマヌーになり下がってるのは何故なんだ。

一巻読んだときは入れ子にする意味がないんじゃないかと思ったのですが誤りでした。
入れ子にしている意味は確かにあった。
問題はそんなに正気を失うまでのものではないという点なんだが。
てか自国が滅んでるのにイブラーヒームは何がしたかったんだ。
アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)より
4043636059
No.4:
(3pt)

日本人作家としては異色

日本人の作家としては随分と野心的な事をしようとしているな、と感心しました。読者を惹き付けて離さない筆力も相当なレベル。ただし、あくまで日本人作家としての但し書きがつきますが。メタフィクションとしての構造は単純で、特に目新しいものではないし、なによりズームルッドの語る物語の内容が同じアラビアンナイトが元ネタだからとはいえ、タニス・リーの「平たい地球」シリーズと雰囲気が似ている為、余計に新鮮味に欠けるように私には感じられました。リーの文章は装飾過多すれすれの耽美調なので、読む人を選びますが。古川氏は逆に一人でも多くの読者を得たいと思ったのでしょう、読み易さにかなり気を使った事が窺われます。私としては、面白いし気軽に楽しめるけれど、驚愕はしなかった、という感想です。
アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)より
4043636059
No.3:
(3pt)

最後の場面は秀逸でした

最後の場面は秀逸でした。
物語としては、1、2巻でどのような展開と結末になるのか期待させられましたが、この最終巻での収束の仕方には、悪くはないけども、こんなもんか?という感想です。
それだけに最後のシーンに救われた、という思いが強くなりました。
あと物語に時折顔を見せるユーモアセンスも、笑うことが出来ませんでした、あれは必要なのだろうか?
アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)より
4043636059
No.2:
(3pt)

最後の場面は秀逸でした

最後の場面は秀逸でした。
物語としては、1、2巻でどのような展開と結末になるのか期待させられましたが、この最終巻での収束の仕方には、悪くはないけども、こんなもんか?という感想です。
それだけに最後のシーンに救われた、という思いが強くなりました。
あと物語に時折顔を見せるユーモアセンスも、笑うことが出来ませんでした、あれは必要なのだろうか?
アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アラビアの夜の種族〈3〉 (角川文庫)より
4043636059
No.1:
(3pt)

サフィアーンの手下

とにかく長い。無駄な長さが物語に重厚さや真実味を与えることもあるので、ある程度は我慢しますが、ここまで長い必要があって? え、ファラーさん。
<以下、これから読む人は読まない方がいいです>それと、「災厄の物語」の中身が、それほど新味がない。例えばだが、ダーラムの逸話で敵城内に潜入する辺り、途中からダーラムを読者の前から行方不明にして、「私が敵国の王子だ」と名乗るシーンで読者も驚かせるとか、いろいろ味付けを試みることもできたのではなかったか。
また、著者の他の作品を読んでいないので誤解かもしれませんが、描写力がそれほど上手ではないかも。
あと、当て字オンパレードね。これはどうですか、皆さん。
その他は、素晴らしいエンタテインメントだと思います。彼でなければ書けない金字塔です、エジプトだけにね。
アラビアの夜の種族 (文芸シリーズ)Amazon書評・レビュー:アラビアの夜の種族 (文芸シリーズ)より
4048733346

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