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ユダヤ警官同盟



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ユダヤ警官同盟の評価: 3.21/5点 レビュー 24件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(3pt)

大作だし、力作だと思う

だが、正直読むのはしんどかった。
とにかくユダヤ、ユダヤで上巻の終わり数十ページ前まで、ストーリーはジリジリとしか
進行しない。その間ユダヤ教の何々派の伝承とか、架空の町の架空の歴史話に、脳は何度も
睡魔に襲われた。唯一殺された不思議な男の素性への興味だけが上巻を読了させてくれた。
後半主人公の一人(主人公は3人だろう)の妹殺害へと話が繋がって、ようやくテンポも
上がり、冒険小説の様な様相まで呈して、SF的結構スケールのデカイ陰謀も相まって、
それなりに楽しめた。
(このころにはユダヤの話にも免疫が出来たのか、睡魔に襲われることは無くなった。)
評価自体は星4つでも良いかとも思うが、
1.主人公3名が結構能天気な感じで、どうも結構暗い設定とマッチしていない
  (というか、主人公側に肩入れしている人物はどれもユーモラスな設定がされて
   いるのかもしれない。)
2.後半肝心な場面にチェスの話が出てくるのだが、良く分からん。
3.結局殺された神童の話は、本筋と。。。。また、殺した男の方の動機も。。。よく
  理解出来ない。(ここは深く考える所ではないのかもしれない。SFなんだから。)
4.本筋の陰謀の方も、だからどうなんだ、と???だらけ。
本書は、要は、好き嫌いの分かれる本で、ユダヤ好きの人にはたまらんのかもしれないが、
気楽に娯楽本を探している人には向かない本ではないでしょうか。
読み終わって正直ほっとしています。
続編が有るとしても、特に読みたくは無い。
ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)より
4102036113
No.3:
(3pt)

内容は良いが、訳が悪い

頭書の事件から、段々と深い内容になっていく。
思わず引き込まれる。
正、翻訳がこなれてないというか。。
わかりづらすぎる。
その為、興ざめすることも多かった。
それと、背景説明が欲しい。
ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)より
4102036113
No.2:
(5pt)

境界線上の傑作

境界線と地図の物語。
世界の地図。シトカ区の地図。地下の地図。シトカと先住民族とのあやふやな境界線。ユダヤ教の半ば秘術的な境界線。夫婦、親子、人と人との境界線。そして、故国の地図も境界線も持ったことがないユダヤ民族。
また、ジャンル的にも、その境界線をひらりと跨いでいる。
ランツマンを始め、拠り所を持たないユダヤ民族。確固たる拠り所を得るのが彼らの悲願だけど、陰謀によってそれを得ようとする時、今までの境界線は暴力的に変わることになる。さらに、それによって、物語と現実との境界線も破れ、両者の歴史は合流するかもしれない。そこで、ランツマンが最後に見つけた、自分たちの拠り所とは?
全く知らないユダヤ人の生活と、さりげなく語られるSF的背景によって、世界はひじょうに奥行きをもって描かれている。背景に映り混む程度にしか語られないけど、改変歴史ものとしても、けっこう凄いことになっていそう。ただ、あくまでメインは疲れた中年刑事ランツマンの奮闘。
元妻で、今のボスであるビーナのツンデレっぷり(笑)も読みどころ。
ユダヤ警官同盟〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ユダヤ警官同盟〈下〉 (新潮文庫)より
4102036121
No.1:
(5pt)

世界の未来を預言する、荘厳かつ重厚なミステリー☆

ピュリッツァー賞を授賞した著者による期待の新作は、
第二次世界大戦中に、アメリカがユダヤ人を受け入れ
アラスカにユダヤ人居住区が誕生した―という架空の世界を舞台にした作品。
居住区の返還が間近に迫り
続々とユダヤ人が立ち退くシトカ特別区。
そこにある安ホテルの一室で、頭を撃たれ死んでいた若者が発見された。
彼の死の真相を追究する刑事は
やがてユダヤ人社会とアメリカのの闇
全世界を巻き込む大きな陰謀を知ることになる―
デビュー作の以来、架空の設定を構築することに定評のある著者が
満を持して著したミステリー。
単なる謎解きミステリーの範疇にとどまらず
SF、政治サスペンス、ヒューマン・ドラマ、思想書、
―と、あらゆるジャンルを包括した壮大かつ荘厳な物語。
そのうえ、読者を退屈させないエンターテイメント性すら備えています。
設定がわかりにくいことに加え
人物名の覚えにくさ、遅々として進まない捜査など
物語に没頭するには時間がかかるかもしれません。
しかし一度、物語の世界へと迷い込んでしまうと
暗鬱なアラスカの空、吹きすさぶ北風、立ち並ぶ廃墟―
自分もその中にいるように感じ、
時を経つことすら忘れてしまいます。
気軽には読みにくいので、
通勤中などに読むのには不向きかもしれませんが、
じっくりと腰をすえて読むには、この上なく最適な本作。
ゴールデン・ウィークのおともとして、強くおススメします☆
ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)より
4102036113

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