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ユダヤ警官同盟
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ユダヤ警官同盟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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評価がかなり良くないので、ちょっと残念、私見を、一言です。 そもそも、SF的特異な別空間、或いは、ミステリー的起承転結。それは、残念ながら、ありませんね。 特異な環境の独自世界を作り出して、その中で蠢く人々の動きを描いています。独自の特別な世界を、堪能できれば、それなりに楽しめると思います。 | ||||
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チェスが絡んできます。 こう書くとネタバレかな? 女性上司がいい。 | ||||
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SF関連賞トリプルクラウンにつられて買いました。 最初は???でしたが、先入観を捨てて、ミステリとして 読み始めると止まりません。 私はユダヤ人関連の知識が浅いので、この作品の深い所まで 読み解くまでは出来ませんでしたが、主人公であるランツマンの 生きっぷりだけで大満足です。 そして読み終える頃には、ユダヤ人問題に関して考えさせられる ほどでした。 個人的にはランツマンの続編が読みたいですね(笑) SF,というかミステリ好きにおすすめです。 | ||||
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歴史改変SF+ミステリーで、ジャンルを”超えた”がウリなのだが、正直ミステリとしては今一つ。しかし、(どこまでが事実に即しているのかよう分からんが)ユダヤ人社会の全体的な雰囲気が味わえて面白い。アラスカにユダヤ人居住区をつくろう という歴史的事実があることも初めて知った。救世主 である特殊能力を持つ若者の足跡を辿る警官たちの奮闘ぶりも良し。おススメ。 | ||||
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まだ、上巻だけしか読み終えてないけど、この小説は、歴史改変モノ、ハードボイルドミステリ好きの私には、ピッタシの小説。 イスラエルがなく、アラスカ・シトカ特別区というユダヤ人が集まっているという架空の設定のもとに、刑事があるヤク中の殺人事件を追うという話。 権力者に逆らいながらも謎を追い続けようとする孤独な主人公の刑事という設定は、まさにハードボイルド。架空の歴史設定のもとでも全くリアリティを失っていない。有り得べき歴史を想像力豊かに描くところは、歴史改変SFとしても優れている。 さらには、なじみのないユダヤ人社会の描写も、興味をそそられる。 こんなに面白いなら、もっと早く読めばよかった。自分のアンテナの感度不足を嘆きたくなる。下巻も楽しみ。 | ||||
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まだ、上巻だけしか読み終えてないけど、この小説は、歴史改変モノ、ハードボイルドミステリ好きの私には、ピッタシの小説。 イスラエルがなく、アラスカ・シトカ特別区というユダヤ人が集まっているという架空の設定のもとに、刑事があるヤク中の殺人事件を追うという話。 権力者に逆らいながらも謎を追い続けようとする孤独な主人公の刑事という設定は、まさにハードボイルド。架空の歴史設定のもとでも全くリアリティを失っていない。有り得べき歴史を想像力豊かに描くところは、歴史改変SFとしても優れている。 さらには、なじみのないユダヤ人社会の描写も、興味をそそられる。 こんなに面白いなら、もっと早く読めばよかった。自分のアンテナの感度不足を嘆きたくなる。下巻も楽しみ。 | ||||
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各方面でも、2008年度のヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞というSFの主要三賞を制覇。エドガー賞長篇賞、ハメット賞最終候補。ということでしたが、、、上巻の前半の冗舌さと後半のミステリ部分の収束具合からすると、、、個人的にはそこまで大絶賛というほどでもありませんでした。 世間的にはかなり受けが良かった様ですが、そもそもどうしてこれがSFジャンルでの評価がそんなにあるのかが疑問というか首をひねらざるを得ませんでした。確かにパラレルワールド的な話ではあるのだろうし、超能力者も登場はするのですが、、、普通にミステリなのではないか、それもコード通りのハードボイルド路線なのでは(のわりにはラストはとってもアメリカ・ハリウッド映画的なんですが)と思わざるを得ませんでした。 そういう意味ではミステリとしては悪くはありません。中年男の哀愁も漂っているし、親友と二人で危険な捜査につっこんでいく主人公はまぁあまりにも向こう見ずで無謀だけれど、信念をもって事にあたるし嫌いではありません。 ただ、そこまでの大絶賛とはいきませんでした。 ただ、この作品のミステリとしての評価が大絶賛にならないことについては、自分がユダヤ人のメンタリティに対しての理解が浅いから共感がしづらいからというのがあるからかも知れません。この物語は、故郷もなく(この作品世界においてはイスラエルは建国されていない)アラスカの奥地に一部自治区を許されてるだけのユダヤ人コミュニティが舞台なんですが、その背景にシオニスとの強烈な故郷の地への渇仰や宗教的熱狂などがあるので、ここに入り込めなかったのがちょっと乗り切れなかった原因かも知れません。 自分の国がない、何千年も放浪と迫害を受け続ける状態というのが日本人である自分には、観念の中でしか、それでもあくまで漠然とした概念でしかイメージしきれないのです。このあたりは自分の想像力の限界を示しているのですが、そこまでのひりひりするような圧倒的な望郷の念というのが、自分が故郷を出る、なくすという個人的なことだったり数百年タームならイメージが湧くのですが、ここまで長いとなかなか手にとれるようなリアリティがなかったです。現実のイスラエル・パレスチナの問題などを見ればわかるように、聖書の時代からユダヤ人たちは「ペリシテ人(バレスチナ人)」と戦ってるわけですが、、ここまでいくと二千年以上の土地を巡る争いが個人個人のDNAに刻み込まれた社会や個人というのが、実感として小説の中では感じにくかったです。現実のイスラエルとバレスチナとの戦いは、目の前で人が死に家族が殺され、先祖が戦いとイメージが湧くのですが、隔離された目の前に敵がいないコミュニティでもなお、ここまで約束の地がテーマとしてあるのが評価の分かれ目になりました。 ただ、映画にしたらなかなか面白そうではあります。 というより、途中のアクションシーンや最後のあたりは映画をかなり意識しているかもと思いました。 | ||||
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境界線と地図の物語。 世界の地図。シトカ区の地図。地下の地図。シトカと先住民族とのあやふやな境界線。ユダヤ教の半ば秘術的な境界線。夫婦、親子、人と人との境界線。そして、故国の地図も境界線も持ったことがないユダヤ民族。 また、ジャンル的にも、その境界線をひらりと跨いでいる。 ランツマンを始め、拠り所を持たないユダヤ民族。確固たる拠り所を得るのが彼らの悲願だけど、陰謀によってそれを得ようとする時、今までの境界線は暴力的に変わることになる。さらに、それによって、物語と現実との境界線も破れ、両者の歴史は合流するかもしれない。そこで、ランツマンが最後に見つけた、自分たちの拠り所とは? 全く知らないユダヤ人の生活と、さりげなく語られるSF的背景によって、世界はひじょうに奥行きをもって描かれている。背景に映り混む程度にしか語られないけど、改変歴史ものとしても、けっこう凄いことになっていそう。ただ、あくまでメインは疲れた中年刑事ランツマンの奮闘。 元妻で、今のボスであるビーナのツンデレっぷり(笑)も読みどころ。 | ||||
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ピュリッツァー賞を授賞した著者による期待の新作は、 第二次世界大戦中に、アメリカがユダヤ人を受け入れ アラスカにユダヤ人居住区が誕生した―という架空の世界を舞台にした作品。 居住区の返還が間近に迫り 続々とユダヤ人が立ち退くシトカ特別区。 そこにある安ホテルの一室で、頭を撃たれ死んでいた若者が発見された。 彼の死の真相を追究する刑事は やがてユダヤ人社会とアメリカのの闇 全世界を巻き込む大きな陰謀を知ることになる― デビュー作の以来、架空の設定を構築することに定評のある著者が 満を持して著したミステリー。 単なる謎解きミステリーの範疇にとどまらず SF、政治サスペンス、ヒューマン・ドラマ、思想書、 ―と、あらゆるジャンルを包括した壮大かつ荘厳な物語。 そのうえ、読者を退屈させないエンターテイメント性すら備えています。 設定がわかりにくいことに加え 人物名の覚えにくさ、遅々として進まない捜査など 物語に没頭するには時間がかかるかもしれません。 しかし一度、物語の世界へと迷い込んでしまうと 暗鬱なアラスカの空、吹きすさぶ北風、立ち並ぶ廃墟― 自分もその中にいるように感じ、 時を経つことすら忘れてしまいます。 気軽には読みにくいので、 通勤中などに読むのには不向きかもしれませんが、 じっくりと腰をすえて読むには、この上なく最適な本作。 ゴールデン・ウィークのおともとして、強くおススメします☆ | ||||
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