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純愛小説
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純愛小説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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兄の借金で、実家が競売にかけられ、病気を抱えた高齢の母を、アパート住まいさせる訳にもいかず、私の嫁ぎ先に姑の了解を得て引き取り、ささやかながらお葬式も出せました。 いろんな事があったけど、私が結婚しててほんと良かった。 だから静子の事が、小説の話なのにみにつまされました。 | ||||
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純愛小説で出世した女性編集者を待ち受ける罠と驚愕の結末、影のように慎ましく生きてきた女性が抱く最初で最後の狂おしい想い、息子の恋人に抱いてしまったときめき、年齢を超え理不尽なまでの磁力で惹かれあう男女…成熟したからこそ逃れがたい「恋」という名の愚行がときに苦く、ときに危険なほど甘やかに綴られる4篇の物語。直木賞作家、円熟の筆が冴える、ほんとうの大人のための“ロマンティック・ラヴ”。 | ||||
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初めて読む作者さんでした。どうなのと思いながら、中盤から終盤にかけての落とし方は秀逸かと。面白かったです。 | ||||
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この手のモノは深読みしません。 エスプリの効いた楽しい、どこか滑稽味がある話でした。 特に「鞍馬」。 身内の都合で使われた人間の、最後の「ざまあみろ」的な部分が好みです。 | ||||
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短編4話。 純愛小説 鞍馬 知恵熱 蜂蜜色の女神 鞍馬は、高齢者への詐欺事件。 知恵熱は、親子とも熱を出して賢くなっていく話かも。 | ||||
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4人の恋愛物語。恋愛というか純愛。それを純だと思うか否かは自分次第。ただ一途な思い、それがどんな結果を生み出すとしても。それはすべて愚かしいけれど愛おしい。 こんな恋愛はあるのだろうかと思いながら読みました。甘ったるいお話ではなくて、時にはちょっと痛くなったり目をそむけたくなったりする。けれどそれでも読み進めないと気になって仕方がない。 恋愛、純愛、体を介した愛。こんなお話の恋愛とかって本当にあるのかな〜。ってちょっと気になる。 | ||||
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本当の純愛とはこうだ! と作者はこの本で、昨今のお手軽恋愛小説に物申しています。 不倫三昧していた夫が純愛してから改心したとしたら。。。 杉並に家と土地を持つ65歳の乙女の姉が、高倉健みたいな男に言い寄られていたら。。。 息子のガールフレンドがとても美しく、夫が会ったことを隠していたら。。。 35歳の夫が土偶のような47歳の女の体にのめり込んでいたら。。。 あなたはどうしますか? そう、もう止められません。 それが、純愛だから。 | ||||
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標題が恋愛小説だから、短編のすべてが恋愛関係かと思ったら、全くそうではなかった。 普段短編はあまり好きではないのだが、これは一話一話がすべて満足できる内容になっていた。 恋愛になんてもう興味がないし持ちたくもない人が読んでも穏やかな気持ちになれる。 全編を通して大人の女性、自分のセクシャリティーが通用できなくなった世代の女性の心理描写が、とてもよく書かれていて共感を覚えた。 静かに心に深くしみわたる内容で、恋愛嫌いの私も無理することなく作品に入っていけ共感できる。 | ||||
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標題が恋愛小説だから、短編のすべてが恋愛関係かと思ったら、全くそうではなかった。 普段短編はあまり好きではないのだが、これは一話一話がすべて満足できる内容になっていた。 恋愛になんてもう興味がないし持ちたくもない人が読んでも穏やかな気持ちになれる。 全編を通して大人の女性、自分のセクシャリティーが通用できなくなった世代の女性の心理描写が、とてもよく書かれていて共感を覚えた。 静かに心に深くしみわたる内容で、恋愛嫌いの私も無理することなく作品に入っていけ共感できる。 | ||||
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最近お気に入りの篠田節子の4つの物語からなる中篇集。 全ての物語の根底に流れるのは【純愛】 それぞれに面白く読めましたがその中でも「知恵熱」は良かった。 この作者の人物描写・心理描写はいつも細やかで脳内映像として浮かんで来る。 好きな一冊です | ||||
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中年期、高齢期を迎えた大人を視点に、恋愛、性を切り取ると言うよりはえぐり取った「苦い」短編小説集。 遊び人だった男友達に相談された離婚話、謎の失踪をとげた姉にちらつく男の影、家を出た息子の自宅に現れる彼女、メンタルクリニックで聞く印象がコロコロ変わる熟年の女。 どのエピソードも自分自身が経験したわけでもないのに生々しく、胸が苦しくなります。 苦みの強い珈琲を飲んだときのように私は顔を歪めてしまいましたが、人によってはこの苦みを好む人もいるかもしれません。もしかしたら、私自身がまだ子どもなだけかもしれません。 | ||||
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中年期、高齢期を迎えた大人を視点に、恋愛、性を切り取ると言うよりはえぐり取った「苦い」短編小説集。 遊び人だった男友達に相談された離婚話、謎の失踪をとげた姉にちらつく男の影、家を出た息子の自宅に現れる彼女、メンタルクリニックで聞く印象がコロコロ変わる熟年の女。 どのエピソードも自分自身が経験したわけでもないのに生々しく、胸が苦しくなります。 苦みの強い珈琲を飲んだときのように私は顔を歪めてしまいましたが、人によってはこの苦みを好む人もいるかもしれません。もしかしたら、私自身がまだ子どもなだけかもしれません。 | ||||
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こうした短編集というと、必ずどれかは「う〜ん」といういまひとつの作品もあるものですが、本書に収められている4篇ははずれなしでした。 特に「鞍馬」。連絡がつかなくなった姉をめぐり、最初は妹の立場で描かれていた物語が、やがて「姉」の視点で語られ始めると、ぐっとミステリー色を帯びてきて、ページをめくる手が止まりませんでした。60代になって初めて経験する恋の味。その衝撃の結末には震えがきます。 あっという間に4篇を読了し、出た言葉は「巧すぎる!」でした。 | ||||
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相変わらず巧いな〜 というのが読み終わっての感想。篠田氏の小説は短編で あろうと長編であろうと、いつもながら読み応えがある。 中身がギッシリと詰まった鯛焼きのようなというか・・・。 この短編(中編?)集も、例によって篠田節を効かせながら 読む者の心になんともいえない黒い染みをつけてくれる オトナの恋愛小説だ。 分別をきかせながらも迷走する生殖器の生々しい蠢きを アイロニカルなタッチで描写した四つの恋の物語は、 なんとも息苦しい。「生」が「性」であることを否応ナシ に突きつけられ、「それでもあなたはセックスしたいですか?」 と篠田さんに目の前十センチの距離で詰問されているような息苦しさ。 篠田さんは普段、どんな表情をしながら執筆しているんだろうと、 ふと考えてしまった重い一冊である。 | ||||
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恋愛小説だと思った。「ミステリーとしての要素が強い」とレビューされたりもしているが、むしろ逆で 大人の恋愛とはこれほどまでに現実を背負い、いや背負っているからこそ、何かの拍子にある人間にのめりこんでしまうのかもしれない。 介護に明け暮れ年老いてしまった女性が最後にする恋(『鞍馬』)、一回りも違う年上の女性に自分が異常だと思うくらいのめり込むエリートサラリーマン(『蜂蜜色の女』)など。本書に出てくる主人公達は、恋愛小説の主人公が当然もつべき若さ/美貌などをすでに放棄した人々だ。 にもかかわらず、私は心を打たれた。 周りに理解されなくても、本人たちが恋に落ちる必然性が必ずそこにはあるのだ、と。 子どもだましの恋愛小説。美男美女が集うドラマに辟易とした大人が読むに値する小説だと思う。 | ||||
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びっくりしました。もし身内に似た境遇の人がいたらコワイ内容です。 タイトルになっている「純愛小説」しかり、「鞍馬」などは本当に怖くて哀しい。 年を取っても、例え60を過ぎようとも脳の病気にならない限りは、 できることは減っても、身体は衰えても、仙人や賢者になるわけではないのですよね... 4つの物語をイマイチかなと思える人は今を幸せに生きている人だと思います。 うらやましい… ちなみに私は思い当たる人やことがあり、ホラーだし、せつない気持ちで読み上げました。 | ||||
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「純愛小説」ここ十年ぐらい「恋愛体質」を封印している柳瀬だったが、妻から離婚を迫られる。 「鞍馬」島の小学校を定年退職後、フリースクールを設立する資金援助の為に、杉並の実家に結婚もせずに親の面倒をみていた姉に電話をするのだが、まったく連絡が取れない。 「知恵熱」高広は、連絡のとれなくなった一人暮らしを始めた息子のアパートを訪ねると、そこには年上の彼女が居て、彼女のことは、妻には黙っていて欲しいと頼まれる。 「蜂蜜色の女神」自分よりも10歳以上も年上の女性と異常なまでに浮気をしている夫に悩む光奈子は、メンタルクリニックを訪れる。 中高年を主人公にした、愛とそこから派生する重たい感情を描いた短編集。 傍から見れば愚かな恋愛でも、当人達にとってみれば、他人の忠告などは、ただのお節介に過ぎない、恋愛ってそういうものなんだろうな。 | ||||
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ミステリーの要素が多いなと思いました。さすがの文章で、ぐいぐい読ませる感じです。重そうで重くなく、重くなさそうで重いテーマを取り上げられている気がいたします。短編なので読みやすいですが、もう少し、深いものを期待します。内面の描写が少々中途半端な印象でした。 | ||||
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