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夜のジンファンデル
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夜のジンファンデルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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特にツボにはまったのが「コミュニティ」。気色悪い反面、さもありあん、と納得してしまうのがなんとも。 なるべくしてこうなりました、と理解してしまう感じ。 篠田氏のお話は「不思議な符号」とか「奇怪な出来事」が入ってない方のが好みにあう。 楽しく読みました。 | ||||
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表題作の「夜のジンファンデル」は 人気女性作家が勢ぞろいした短編集「恋愛小説」に収録されていた作品です。 この一編だけは再読ですが、他ははじめて読みました。 表題作だけが他と異色のような気がしますが、 全体的にはホラーとカテゴライズしてもいいような怖さ。 大人の雰囲気も香るブラックな味わいの短編集です。 「恨み祓い師」は背筋のうすら寒くなるような作品。 恨みを糧にして生きる・・・。 恨みってある意味ものすごく強大なパワーでもある。 言葉で言い表せないほどの重みがありました。 「絆」は最後の一文にすべてが凝縮され、 「永久保存」は一歩間違えればブラックコメディになってしまいそう。 でも、やはりいちばん不気味だったのは「コミュニティ」。 新しく団地に引っ越してきた家族が、 その団地の行き過ぎた家族意識とコミュニケーションの渦に飲み込まれる。 怖さと気味の悪さが共存に嫌悪感を覚え、後味が悪い。 でも、このうまさには脱帽します。 ひとつのジャンルの中にあるようなのに、 どれもまったく別の味わいがあり、読み応えのある短編でした。 | ||||
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