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妖櫻忌



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【この小説が収録されている参考書籍】
妖櫻忌

妖櫻忌の評価: 3.25/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

初っ端から先が読めちゃう感じはあるけれど

面白かった。 …が、かなり苛つきもあった。 堀口の単純さに。 初めっから律子を侮ってる感じ。 鳳月への崇拝と憧憬を現す為に、その周囲の人を貶してみせる、みたいな。 堅実な仕事をしてたら普通は「一目置いて感謝する」じゃないかなあ? 「秘書の分際で」みたいな思考は「分かり易い男」ではあるけれど、ここまで鈍感かつおバカだと、捕まえて揺す振ってやりたくなる感じ。 篠田氏の「男キャラ」はこのタイプ多いなー、とは分かってるが、やっぱイラついたw お話は楽しみました。
妖櫻忌Amazon書評・レビュー:妖櫻忌より
4048732781
No.2:
(3pt)

芸に溺れたホラー小説

 あたしゃ痩せても枯れてもホラー作家だ。そう豪語した篠田節子のインタビュー記事をこの作品が出た時期に、ぼくは新聞で読んだ。頼もしいと感じるより先に、おお、久々にホラーを書いてくれたかとの期待の大きさがあった。 ぼくは篠田作品を大抵3つか4つに分類している。こんな具合に。1.パニック、ホラー(『絹の変容』『イビス』『聖域』『夏の災厄』等)2.異国、異文化(『ゴサインタン』『弥勒』等)3.天才芸術家モノ(『カノン』『第四の神話』等)4.女性小説(『女たちのジハード』等) だから久々に1の範疇にあたるピュアなホラーが読めると期待していたのだ。 篠田節子はベテランになって文章がどんどん上手くなってきている。しかしそれとともに、これらのカテゴ!!リーが互いに重複し始めて、どれもくっきりと分けられない、というような傾向になっているのも事実だ。革命モノ、異文化交流モノと期待された『インコは戻ってきたか』にしても、せっかくのハードな舞台設定にも関わらず恋愛小説の傾向が強く、女性小説の傾向が強いように感じた。 そして本作。一言で言えば少しもピュアではなかった。どちらかと言えば3.天才芸術家モノの色の方が強く感じられる。現象的にはホラーめいたものではあるけれど、最終的な落とし前のつけ方はやっぱり芸術家小説なのである。こういう場合残念ながらホラーとしては少しも怖くない。 肌がぞわぞわと来るような初期ホラー小説で篠田ファンになったために、女性小説や芸術家小説で篠田を離れてゆくという人は多いと思う。無論そ!!の逆も多いとは思う。でも作家がやはりホラー作家なのだと豪語するからには、物語の主役はもっとずっと「恐怖」が握ってくれなくてはいけないと思う。 ホラー作家であって欲しいと思うけれども、あまり痩せたり枯れたりしてもらっては困るのである。
妖櫻忌Amazon書評・レビュー:妖櫻忌より
4048732781
No.1:
(3pt)

ちょっぴり退屈

タイトルから、もっとおどろおどろしい物語を想像していたんだけど…篠田節子にしては、ちょっと退屈なストーリーだったかもしれない。少なくとも、途中で読むのをやめるというほどではなかったけど。
妖櫻忌Amazon書評・レビュー:妖櫻忌より
4048732781

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