妖櫻忌
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小説家 というものの 執念。 死してなお 自分の想いを遂げようとする。 大原鳳月のつむぐ文体が、たおやかで表現力がなんともいえない セクシャルな 言葉。 歴史の人物を題材にする。源氏物語を現代に 再構成しなおす。 それを支える 若桑律子。 古典的な文学作品に対して、造詣が深く 暗誦すらする。 古典文学の語り部。律子が若さを失いながらも 代償にしたものは。 現実と架空の世界の中で さまよう律子に 大原鳳月の 影が 見え隠れする。 | ||||
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面白かった。 …が、かなり苛つきもあった。 堀口の単純さに。 初めっから律子を侮ってる感じ。 鳳月への崇拝と憧憬を現す為に、その周囲の人を貶してみせる、みたいな。 堅実な仕事をしてたら普通は「一目置いて感謝する」じゃないかなあ? 「秘書の分際で」みたいな思考は「分かり易い男」ではあるけれど、ここまで鈍感かつおバカだと、捕まえて揺す振ってやりたくなる感じ。 篠田氏の「男キャラ」はこのタイプ多いなー、とは分かってるが、やっぱイラついたw お話は楽しみました。 | ||||
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あたしゃ痩せても枯れてもホラー作家だ。そう豪語した篠田節子のインタビュー記事をこの作品が出た時期に、ぼくは新聞で読んだ。頼もしいと感じるより先に、おお、久々にホラーを書いてくれたかとの期待の大きさがあった。 ぼくは篠田作品を大抵3つか4つに分類している。こんな具合に。1.パニック、ホラー(『絹の変容』『イビス』『聖域』『夏の災厄』等)2.異国、異文化(『ゴサインタン』『弥勒』等)3.天才芸術家モノ(『カノン』『第四の神話』等)4.女性小説(『女たちのジハード』等) だから久々に1の範疇にあたるピュアなホラーが読めると期待していたのだ。 篠田節子はベテランになって文章がどんどん上手くなってきている。しかしそれとともに、これらのカテゴ!!リーが互いに重複し始めて、どれもくっきりと分けられない、というような傾向になっているのも事実だ。革命モノ、異文化交流モノと期待された『インコは戻ってきたか』にしても、せっかくのハードな舞台設定にも関わらず恋愛小説の傾向が強く、女性小説の傾向が強いように感じた。 そして本作。一言で言えば少しもピュアではなかった。どちらかと言えば3.天才芸術家モノの色の方が強く感じられる。現象的にはホラーめいたものではあるけれど、最終的な落とし前のつけ方はやっぱり芸術家小説なのである。こういう場合残念ながらホラーとしては少しも怖くない。 肌がぞわぞわと来るような初期ホラー小説で篠田ファンになったために、女性小説や芸術家小説で篠田を離れてゆくという人は多いと思う。無論そ!!の逆も多いとは思う。でも作家がやはりホラー作家なのだと豪語するからには、物語の主役はもっとずっと「恐怖」が握ってくれなくてはいけないと思う。 ホラー作家であって欲しいと思うけれども、あまり痩せたり枯れたりしてもらっては困るのである。 | ||||
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タイトルから、もっとおどろおどろしい物語を想像していたんだけど…篠田節子にしては、ちょっと退屈なストーリーだったかもしれない。少なくとも、途中で読むのをやめるというほどではなかったけど。 | ||||
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