■スポンサードリンク
まごころを、君に
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
まごころを、君にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
THANATOSシリーズの2巻です。と、いっても1〜3巻は同時期の話を取り扱っているので、どれから読んでも楽しめるようになっています。 今巻の舞台は探偵役の真樹が通う陽華学園。ひょんなことから自然科学部と生物部に関わることになった立花兄弟、新登場した真樹の彼女、そして文化祭で起きる凶悪事件——。 今巻のテーマ(魚)は表紙にあるようにグッピーで、他にもベタがメインで扱われます。他の巻と比べて身近なテーマなので熱帯魚飼育にまつわる蘊蓄やネタが多く、飼育経験者は楽しめますし、そうでなくてもグッピーネタなど中々知らない話を楽しめます。 などなどありますが「普通ではいられなかった少年少女たち」という物語のメインは切ない。 「読みにくい」という意見が多いですが私は読みやすかったです。軽妙なノリの会話や蘊蓄、そんな中油断しているとこちらを殴りつけてくる数々の展開。 1巻ほどではないですが「メフィスト賞っぽいなァ」という本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ2作目。でも時間軸は1作目の前と後。高校生探偵真樹くんの日常がどんだけ〜?的な話。冒頭刑事がひ弱なのが今となっては…ターミネーター2め…。引きこもりは引きこもってないし。てか一人で外出したのに発動してない唯一の瞬間?もしかして。中盤以降はさすがな展開ですが。2作目でこのノリよく許したな編集、という感じ。魚蘊蓄実はシリーズ中最長?しかもグッピー蘊蓄はあんまり含蓄はない…かも。ハリポタが嫌いで映画もマジに見てなかったので音楽がわかりませんでした(・_・、)すみませんでも反省はしない見ない。真樹くんが苦労人だが報われないのがなんとなくその理由がわかる巻。最後のスキル:非モテ負け組も今回獲得します。その弟を差し置いて兄が友達作って青春してるのがほほえましい…公務員は父性フラグが明確になりました。そんな一冊。勝ち組の蘊蓄がしつこいので☆は一つ落とす。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ2作目。でも時間軸は1作目の前と後。高校生探偵真樹くんの日常がどんだけ〜?的な話。冒頭刑事がひ弱なのが今となっては…ターミネーター2め…。引きこもりは引きこもってないし。てか一人で外出したのに発動してない唯一の瞬間?もしかして。中盤以降はさすがな展開ですが。 2作目でこのノリよく許したな編集、という感じ。魚蘊蓄実はシリーズ中最長?しかもグッピー蘊蓄はあんまり含蓄はない…かも。ハリポタが嫌いで映画もマジに見てなかったので音楽がわかりませんでした(・_・、)すみませんでも反省はしない見ない。 真樹くんが苦労人だが報われないのがなんとなくその理由がわかる巻。最後のスキル:非モテ負け組も今回獲得します。その弟を差し置いて兄が友達作って青春してるのがほほえましい…公務員は父性フラグが明確になりました。そんな一冊。勝ち組の蘊蓄がしつこいので☆は一つ落とす。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者の二作目の本。 「死神」と呼ばれる引きこもりの兄と名探偵高校生の弟という双子を主人公にしたシリーズ。 前作は「クローズドサークル」な無人島に行っちゃって、そこで殺人事件が起きて云々、とわざとらしく「ミステリの定石」をなぞった「おかしな展開」を、「もっとおかしなキャラクター」で台無しにするような皮肉の効いた作品で、そこが結構好きだった。 対して、本作は「おかしなキャラクター」は健在だが、少なくとも前半においては展開はほぼなく、驚くほど平凡な日常。 個人的には主人公ふたりの心情に寄り添うのは難しく、そのために平凡な展開だと何を楽しんでいいのか分からず、読みづらかった。 そして日常の高校生活で油断していたところに、突然の爆弾テロ。 それに対する主人公たちの反応は、やはり読者が彼らの心に寄り添うのを拒否するような感じで……うーむ。 前作ではしつこいくらいに双子の異常さを強調してくれた語り手である刑事が、本作では双子の心情の方に傾いていて(曰く、「慣れてしまった」)、双子と一緒に読者を置いていってしまったのが痛い。 彼の存在で、辛うじて物語とつながっていた気がするんだけどなぁ。 とはいえ、とにかく読ませてくれる文章力の高さと魅力的な人物描写は健在。 他にも何冊か作品が出ているので、次回作に期待しよう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者の二作目の本。 「死神」と呼ばれる引きこもりの兄と名探偵高校生の弟という双子を主人公にしたシリーズ。 前作は「クローズドサークル」な無人島に行っちゃって、そこで殺人事件が起きて云々、とわざとらしく「ミステリの定石」をなぞった「おかしな展開」を、「もっとおかしなキャラクター」で台無しにするような皮肉の効いた作品で、そこが結構好きだった。 対して、本作は「おかしなキャラクター」は健在だが、少なくとも前半においては展開はほぼなく、驚くほど平凡な日常。 個人的には主人公ふたりの心情に寄り添うのは難しく、そのために平凡な展開だと何を楽しんでいいのか分からず、読みづらかった。 そして日常の高校生活で油断していたところに、突然の爆弾テロ。 それに対する主人公たちの反応は、やはり読者が彼らの心に寄り添うのを拒否するような感じで……うーむ。 前作ではしつこいくらいに双子の異常さを強調してくれた語り手である刑事が、本作では双子の心情の方に傾いていて(曰く、「慣れてしまった」)、双子と一緒に読者を置いていってしまったのが痛い。 彼の存在で、辛うじて物語とつながっていた気がするんだけどなぁ。 とはいえ、とにかく読ませてくれる文章力の高さと魅力的な人物描写は健在。 他にも何冊か作品が出ているので、次回作に期待しよう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良くも悪くもメフィスト賞でしかありえない才能。かなり面白いと思うんだけど、あまり良い評価をされてないですね。西尾維新の壊れ具合と古野まほろの独特さが好きなら楽しく読めると思います。(その二つ足して2で割った感じ) 長い薀蓄も、読みやすい文章によってスラスラ読めて、へぇ〜と関心できる。 出てくる主要人物が当たり前のように壊れていて、しかもそれを『壊れた特殊な人間』として読者に押し付けない。まっとうな人間の方が珍しく、異端になる。爆発で何人も死んでも、それを騒ぐやつ、びびるやつは『ウザい』のだ。 この作品のテーマは『すべてが逆』。fair is foul,and foul is fair(きれいはきたない きたないはきれい)。それはこの作品だけでなく、この作者に通奏低音のように流れているテーマなのかもしれない。(それすら当たり前なのかもしれないが) 色んな意味で『いまどき』の作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良くも悪くもメフィスト賞でしかありえない才能。かなり面白いと思うんだけど、あまり良い評価をされてないですね。西尾維新の壊れ具合と古野まほろの独特さが好きなら楽しく読めると思います。(その二つ足して2で割った感じ) 長い薀蓄も、読みやすい文章によってスラスラ読めて、へぇ〜と関心できる。 出てくる主要人物が当たり前のように壊れていて、しかもそれを『壊れた特殊な人間』として読者に押し付けない。まっとうな人間の方が珍しく、異端になる。爆発で何人も死んでも、それを騒ぐやつ、びびるやつは『ウザい』のだ。 この作品のテーマは『すべてが逆』。fair is foul,and foul is fair(きれいはきたない きたないはきれい)。それはこの作品だけでなく、この作者に通奏低音のように流れているテーマなのかもしれない。(それすら当たり前なのかもしれないが) 色んな意味で『いまどき』の作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
薀蓄の多さ、長さは相変わらず。ただ、前作に比べ本編に絡ませて語って いるので無意味ではない。私はこういった薀蓄を読むのがあまり苦痛ではないが、人に よっては話がなかなか進まないとイライラするかもしれません、 作風は前作からどういう方向に持っていくのか興味があったが結局、前作同様 ミステリ部分はおまけ程度でキャラクター小説として作者は書いていくつもりのようですね。 推理小説のお約束に対する挑戦(否定かな?)は健在なので、ある程度割り切って読めば 悪いもんではないと思うし楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
薀蓄の多さ、長さは相変わらず。ただ、前作に比べ本編に絡ませて語って いるので無意味ではない。私はこういった薀蓄を読むのがあまり苦痛ではないが、人に よっては話がなかなか進まないとイライラするかもしれません、 作風は前作からどういう方向に持っていくのか興味があったが結局、前作同様 ミステリ部分はおまけ程度でキャラクター小説として作者は書いていくつもりのようですね。 推理小説のお約束に対する挑戦(否定かな?)は健在なので、ある程度割り切って読めば 悪いもんではないと思うし楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
デビュー2作目,1作目からのシリーズ扱いになっています. 主人公の通う学校が舞台で,文化祭や登場人物にも学生が多いため, にぎやかなやり取りなど,学園ミステリという雰囲気になっています. ただ,1作目と同じく『専門知識』への数ページに渡る長いセリフ, さらに遺伝学や生態学,シェイクスピアからの引用(英文)の多用, また,物語を動かす大きな事件が中盤あたりまで起きないこともあり, 読んでいてつらく感じることが多く,なかなかページを進められません. もちろんこれらは真相に繋がり,意味もわかるにはわかるのですが, 先にむずかしい『専門知識』があり,事件や謎はあとづけされた印象. 重要人物に隠されていた秘密や心理も,確かにうまく持ってきたものの, ちょっとキレイにハマりすぎてというか,強引なように感じてしまいます. 特定の分野に絞った作風は,これはこれで悪くはないと思うのですが, 今のところ独りよがりで,読み手側は置いてけぼりを喰らっているよう. 自分が無学のせいもあるにせよ,もう少しわかりやすくお願いしたいです. なお,シリーズものですが,作中で人物や背景などがほどよく語られます. そのため,1作目を読んでいなくても詰まったりすることはないと思います. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
デビュー2作目,1作目からのシリーズ扱いになっています. 主人公の通う学校が舞台で,文化祭や登場人物にも学生が多いため, にぎやかなやり取りなど,学園ミステリという雰囲気になっています. ただ,1作目と同じく『専門知識』への数ページに渡る長いセリフ, さらに遺伝学や生態学,シェイクスピアからの引用(英文)の多用, また,物語を動かす大きな事件が中盤あたりまで起きないこともあり, 読んでいてつらく感じることが多く,なかなかページを進められません. もちろんこれらは真相に繋がり,意味もわかるにはわかるのですが, 先にむずかしい『専門知識』があり,事件や謎はあとづけされた印象. 重要人物に隠されていた秘密や心理も,確かにうまく持ってきたものの, ちょっとキレイにハマりすぎてというか,強引なように感じてしまいます. 特定の分野に絞った作風は,これはこれで悪くはないと思うのですが, 今のところ独りよがりで,読み手側は置いてけぼりを喰らっているよう. 自分が無学のせいもあるにせよ,もう少しわかりやすくお願いしたいです. なお,シリーズものですが,作中で人物や背景などがほどよく語られます. そのため,1作目を読んでいなくても詰まったりすることはないと思います. | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!