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エトロフ発緊急電
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エトロフ発緊急電の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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スパイ小説にありがちなお約束的要素を揃えてあって、エンタテイメントとしてまあまあ面白く読める。それでも歴史的事実をひっくり返す架空戦記ではないので、読み終えても気分が高揚するわけでもなし、ただの暇つぶしに文字を追う義務的作業を終えたというところ。 日本軍の開戦時先制攻撃の動向を探るスパイの男は特高の追跡を逃れつつ重要機密に辿り着き米国に送信するが、情報はクズ籠行きになって真珠湾攻撃は成功。スパイはワケありの美人とネンゴロになったものの見つかって死んでしまい、エトロフは露助に侵略されて住民は内地帰還で幕。 やっぱり気分が悪い。 | ||||
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小説としては面白いです! しかしながら歴史認識に違和感ありまくりでその分マイナスです。特亜プロパガンダそのままですね。 | ||||
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本署の存在は昨年12月、鳴り物入りで来日したロシアのプーチン大統領に呼応して、読売新聞のコラム「編集手帳」に択捉の自然描写として本書の紹介があったので買ってみた。それまで佐々木譲の名前は聞いたこともなかった。 読み始めてみると昭和16年12月8日の日本軍のアメリカ真珠湾奇襲攻撃に題材をとった小説であることが分かった。 山本五十六提督の率いる帝国海軍機動部隊はひそかに択捉島に集結、幸い米軍に発見されることもなく長躯真珠湾を攻撃大勝利を収めたことはだれでもしっている。問題は、この攻撃をアメリカ政府が事前にしっていたかどうかである。本書もその辺を主題に書かれた戦記小説家と思ったが、話は全然別の方に向かった。 ある事情で米軍の諜報機関に雇用されて日本に潜入した主人公が、スーパーマンのように様々な危険をかいくぐり最後は択捉の日本艦隊大集結を目にする。それまでの手に汗握り冒険談には私も少年時代に戻ったようにハラハラして読み進んだ。 本署にはもう一本の筋書きが用意されていて、択捉島に住む日露混血の女性の苦難の物語が進んでいく。 最後にはこの日本の糸が絡まって冒険恋愛活劇も幕を閉じる。 その限りでは、非常によくできた娯楽小説と言えよう。 ただ本書に中ほどまで読み進んだとrころで、本書のメインストーリーとは関係のないところで、南京大虐殺が、さながら真実として語られる。 朝日新聞の本田勝一が書いた「中国の旅」から抜き書きしたような残虐の限りを日本兵が中国民衆に加える。中国人少女らは強姦輪姦され、苦悶のうちに死んでいく。中国一般大衆もなすすべけもなく殺戮される。 さながら韓国の従軍慰安婦大虐殺を描いた吉田清二の「私の戦争犯罪」と双璧をなす朝日新聞的反日史観である。 いわゆる「南京大虐殺」には日本政府も事実に反するとして中国政府に抗議をしている。 「中国の旅」も「私の戦争犯罪」も今ではフィクションとの評価が定着している。 もうひとつ、本書で重要な役割を演じる韓国人に日本の韓国人虐待を語らせている。 一体、佐々木譲なるものは、なにものなのか。 本書は平成元年(1989年)に単行本として初版が発行されているが、この頃にはまだ朝日新聞の自己批判もなかった時代である。 冒険小説としては良くできているが、著者が本書を書いた時代にはまだ反日史観がまかり通っていたのだろう。 その点で本書の評価は大きく割り引かれねばならない。 | ||||
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佐々木さんの登場人物の懊悩の見事な描写力、絵にかいたような嫌な奴じゃないのに、見事に嫌われ者にもっていく嫌悪感の書き方、飽きさせない展開、かといって陳腐さのない構成、これらは見事だと思います。 作品としての完成度はとても高いと思う。 ただ「史実に沿っている」か、と言われればどうだろう。 偏っていると言われるのを嫌っているのかアメリカ側の愚策や人種差別も描写してはいるけど・・・ やはり日本側の描写に眉唾物の話や明らかな誤解・嘘(故意だとは思わないけど)が混じってて「史実に沿っている」とはとても言えないと思う。 もちろん大局的な流れは史実そのものなんだけどね。 細かな描写にところどころひっかかるものがある。 この作品の全体的な完成度の高さや話の面白さから話に没頭しそうになる・・・というタイミングでちょいちょい首をかしげたくなる描写(佐々木さんの歴史観なのかな?)が出てくるのが小さなストレスとして溜まる。 なので面白い作品ではあるけど、星3つですかね。 佐々木さんの作品は歴史ものより警察ものの方がおススメかな。 | ||||
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どきどきする展開でした。 真珠湾攻撃に至る日本の動きと、アメリカのスパイとの攻防。 東京からエトロフまでの追跡劇が見せ場になっています。 南京事件の描写なども良く調べられてます。 | ||||
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複雑に散らばった人物、事件が絡み合う展開にグイグイ引き込まれます。各キャラクターもたっていて魅力的。 ハラハラとするスパイものであり、ヒューマンドラマでもあります。 ただひとつ南京事件に関する記述が、物語を盛り上げるために全く証拠のない「日本軍の蛮行」を書き連ねたものであること。 この本はノンフィクションかを思わせる説得性があるものなので、南京事件についても読む人によっては「南京大虐殺」を事実と思う人もいるでしょう。それだけが残念です。 | ||||
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タイトルと装丁のかっこよさに惹かれて買ったが、なんのことはない。 舞台が戦前で、エトロフ島から電報を送るって意味で、ストーリーのメインは主人公と憲兵との追いかけっこ。 もっと壮大なスケールのものを想像していたので拍子抜けした。 ただ、話はなかなかおもしろいので、普通の評価です。 | ||||
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冒険小説の醍醐味は危機迫る中で自分自身を追い込める所なんだけど、追い込みかけた途端つまらない恋愛が入った時点でガックリ。あれは必要なのかな。あそこまでは楽しめ、良い作品に出会えたと思います。 | ||||
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