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カッコウの卵は誰のもの
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カッコウの卵は誰のものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全159件 21~40 2/8ページ
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出生の秘密 努力はムダ?才能(遺伝子)がイチバン? 無限の可能性?遺伝子に縛られた才能?夢? 悪人はいない 誰かが誰かのために行動をして もつれてしまった | ||||
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カッコウの「托卵」を模したストーリー展開です。 この「托卵」の部分がちょっと複雑で分かりにくいし、理解しにくい部分です。 大団円の部分で、このあたりの詳細が明らかになるのですが、自分の子を産みながら本妻の子を盗み、あげく殺してしまい、自殺とともに自分の子を友人に託すのですが、このあたりの「気持」がなかなか理解できません。 女性でなければ分からないと言われてしまえばそれまでですが、本当にそうでしょうか。 事件の筋書きを書いた白血病の息子の動機も、いま一つ納得はできません。 しかし、その結果に至る部分までの展開は、非常に「謎」が深く、面白く読むことができました。 又、スポーツ選手の「素質」と「努力」の問題についても、興味深く読むことができました。 動機などいま一つ納得いかない部分があるものの、作品としては良くできていると思います。 | ||||
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東野圭吾氏には割と良く取り上げられるアスリートを主人公にした作品。 題材は遺伝子で、アルペンスキーの父子の秘密を巡るミステリーです。 相変わらず読み手をグイグイ惹きつける設定で、文章も読み易く軽快です。 但し、他の作品と比べミステリーの完成度はやや劣る印象。 真相にも釈然としないところや無理もあると感じましたし、明らかにされる過程も押し込み感が強く、いつもながらの切れ味の良さがありません。 人間ドラマとしても薄目ですが、東野圭吾氏ファンにとっては読書を気軽に楽しめる一冊です。 | ||||
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かなり評判になっているこの作品を読んでみました。 読後感としては、「おもしろくなかった」というものです。まず、緋田宏昌ともと有名スキーヤーが自分の娘風美に託して、彼女が有名スキーヤーになることを願っている。ところが、彼女が自分の子どもではなく産院から盗まれた子どだということがわかるという展開。妻がどうやってこの風美を自分の子どもとしたのかという問題が浮上してくる。当然読者はそこに興味をそそられる。なのに、途中から「風美を試合に出すな」という脅迫状が届いたり、上条というケーエムの社長が登場する。ついでに彼が風美の代わりにバスに乗っていて事故を装って殺されてしまう。結局もっともがっかりなのは、その班員が上条の息子で、父親が熱烈なファンである風美というスキーヤーに嫉妬して風美殺害ももくろんだという点。そもそも白血病の神じょおの息子の存在は物語になかでまったく光があ立たなかった。それが、後半5分の一あたりで初めて登場するというところ、しかも彼が班員であったという貧弱な動機はまったくがっかりです。 こんな本を書いても売れるのなら誰だって作家になれそうです。プロの作家ならそれらしい作品を書けといいたい。 | ||||
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いつになったら、「白夜行」と「秘密」に匹敵する作品が読めるのでしょうか?確かに直木賞受賞作「容疑者Xの献身」も傑作でしたが、どうも著者はそれ以後妙に器用になってしまったと考えるのは酷でしょうか? 推理小説の分野では、素晴らしい才能がある作家であることは確かですが、どうも最近の著者の作品を読むにつけ、「はい、一丁上がり!こんなものでいいでしょう。」というような読後感しか覚えないのです。 この作品などはその典型で、仕掛けに走ると同時に、「中途半端に人間を描こうとしている」としか思えません。ですから、必要のない人物まで、スキーの距離競技に登場させます。結局はこの人物の役割とその関連の描写は、何のためなのかわかりません。あまりにも、行き当たりばったりな印象は拭えないでしょう。仕掛けの解明にしても、あまりにも平板です。行った先での偶然な出会いとか、そこから得た情報から筋書きが展開するのは理解できますが、それでもあまりに急ぎ過ぎでしょう。結局は真犯人の告白という形で終わるのは、「描写」でなく「文字」で推理小説を「説明すること」になってしまっています。 著者は推理小説の書き方、読者のさばき方をあまりにも知り過ぎてしまったのでしょうか? それでは読者が十分に満足しない作品群が増えるばかりです。その才能を惜しみます。 | ||||
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1.病院で新生児を誘拐したのは誰だったのか 2.畑中さんと赤ん坊は心中したのか殺されたのか 3.母親は畑中さんから赤ん坊を預かったのか奪ったのか 分からずじまいで終わってしまった。 そのため、なぜこんな展開と結末になったのか、スッキリとはわからなかった。 | ||||
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氏の得意な複雑極まる人物関係には途中、何度か混乱させられましたが、それが明確になると サクサクと軽快に読み進められました。テーマは「才能は磨くものなのか、与えられるものなのか」といった ことから、しいては「血縁と心縁(私の造語です)はどちらが尊いのか」というふうなことまで、色々に 考えられるのでしょうね。スピーディな物語の展開でも何度かうるうるさせられました。 ただ、多くの方が書いているように真犯人の動機はちょっと無理やりな気もするし、そもそも犯人が あいつだというのは、意表を突くとはいえやや強引にも感じました。氏の作品としてはちょっと物足りない かなとということで★は3つとしました。 | ||||
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親子の絆は血縁関係と積み重ねた歴史のどちらが優先するのか。 最初の件を読んだ限りでは、この難しい主題に沿うのかと思い期待したのだが、 バス爆破事件に主眼が置かれ、しかも無理矢理背景や動機を複雑にしている感があった。 もっとシンプルでよかったのに、というの率直な感想です。 | ||||
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サクサクあっという間に読めます。 最近の著者の作品は軽いですね。 | ||||
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後半、一気読みでした。読後感は特になし、東野さんの作品としては中くらいといった所でしょうか。 | ||||
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もうかなり東野作品を読みましたが、はずれはないというのが感想です。 | ||||
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犯人の動機が弱いや、奥さんの自殺に辻褄が合わない等、レビューにありますが、 私は各登場人物の性格描写から、あり得ない設定ではないと思いました。 犯人探しがどうこうより、この小説を読み、親子の愛の形を考える良いきっかけになりました。 犯人が母親を思う気持ちや、父親に対する愛しているからが故の憎しみ。 血が繋がっているが離れて暮らす娘を遠くから見守る父親。 自分の子ではないと感じながらも、最大限に娘を慈しむ父親。 どーしようもない父親を自分の才能で支えようとする息子。 血が繋がっている、繋がっていないに関わらず、自分の大切な人を守りたいと思う気持ちは、 表現方法は違ったとしても、とても大切な事だと、改めて感じた良い作品でした。 | ||||
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状態がとてもよく新品って感じでした。 対応も早くいい取引ができました。 また利用したいと思います | ||||
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スキーヤーとして類まれなる素質を持った娘、しかし同じくこの娘が自分の子でないことをよく知っている父。どうも妻が流産の後、どこからか この娘をさらってきたらしい。この過去に苛まされながら、父はやがてこの娘の本当の父親と思える男性の接触を受ける。だが、この男性も 娘を狙った脅迫者の手にかかって死んでしまう。謎ときがここから始まる。娘を脅迫する人間は誰なのか、またこの娘の本当の両親は誰か。 最後までストーリーはもつれるが、一方、やはり東野の他の名作に比して、クライマックスがいかにも頼りない。特にこれといった謎ときもなく、 なんとなく終わった感じ。ちょっと彼の作品にしてはインパクトが弱いというのが印象だ。 | ||||
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亡くなった妻が残した娘は実の娘ではなかった. 才能あるスキーヤーに成長した娘と,ついに現れた実の親とおぼしき人物. 娘の周囲で起きる事件の真相と本当の親の正体は? 娘にまつわる真実と,事件の全貌という2つの謎を軸に物語は展開する. ヒントを小出しにして先を読みたくさせる構成力や一気に読ませるスピード感はさすがである. 一方で,実の親の正体は薄々わかるような真相だし, 事件の真犯人と実行犯に関しては意外性はあるにしても 唐突で説得力に欠ける印象は否めない. タイトルとストーリーからは カッコウの卵は,実子ではない娘のことを指しているような第一印象を与えるが, 終盤の一文から,望むと望まざるとによらず与えらえる才能のことを指しているようだ. この小説中でも,自分の才能に対して対称的なスタンスの2人の若者の姿が描かれていることから, この辺に作者のメッセージがあるのかもしれないが, 才能は親か,もしくは天から与えられたものであり, カッコウの托卵に例えるのは無理があるような気がする. | ||||
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暫く読んでいると、「新潟の病院で新生児不明――夕食の準備で看護婦気付かず」の新聞記事が出る。ここで、自分の娘は本当に自分の娘なのかと緋田宏昌は疑うようになる。妻が自殺して、娘の風美が小学6年生になった時に、偶然古い新聞記事を見たのだ。タイトルの「カッコウの卵は誰のもの」の意味合いが、おぼろげながらわかる。この辺り、相変わらずうまい。 19歳になった風美はプロスキーヤーとして頭角を現すが、世間に露出する頻度も多くなり、過去がバレないか緋田宏昌は悩む。松本清張「顔」のようなストーリーになるのかなと思ったが、当代一の東野圭吾のこと、そんなヤワな運びにはならない。 過去に迫っていく経緯は読み応えがあり、各々の人物形成も適確だ。 ただ、話は二転三転と進み、さすがだなと思わせるのだが、弱みを握ったわけではなく、しかも一度も会った事のない人間を共犯の実行者に仕立て上げるのはどうしても無理がある。 | ||||
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他のみなさんがご指摘のように、細部が残念な内容です。主人公の父親と娘は良く描けていますが、あとは無残&陳腐でした。もったいないな〜。 | ||||
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展開がご都合主義にすぎる感じがしました。次の場面に移るきっかけ、手がかりの得かたがうまくいきすぎています。偶然耳にした会話から話が進んでいくとか、まるで2時間ドラマです。これでは、「名探偵の掟」で東野さん自身が揶揄していたような展開じゃないか?と思ってしまいました。最後に父親が告白しようとする場面では、あまりの都合のよさに笑ってしまいました。 10年以上前から東野さんの作品を楽しみに読んできたのですが、この作品は読んでいる途中から頭に疑問符が浮かび続けてしまっていました。残念です。 | ||||
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娘の本当の親は誰なのか!? 最後まで読んでみて、辻褄は合っているのですが、 あのような真相にした場合、 なぜ妻が自殺したのか、生前外に出たがらなかったのかなど、 筋が通らない部分が出てきてしまっています。 悪くはなかったですが、佳作といったところでしょうか。 | ||||
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私は一時東野さんを離れ、他のミステリーやフィクションと呼ばれる小説を読んでいましたが、読売新聞の広告評説に惹かれ、久々に読んだこの小説。 率直な感想は「やっぱり東野圭吾は天才やぁ!!」でした。 ベストセラーとされるそれなりの本は読みましたが、な〜んか物足りないんですよね〜。 他のレビューも読ませて頂きましたが、みなさん「東野圭吾愛」が強すぎてこの作品に関しては辛辣な意見が多いですね。 しかし東野作品はスカッとするハッピーエンドもバッドエンディングもありません。 物語を読み終えた後に、より一層のシチュエーションを個々に求めて「あなたならどうする?」的な宿題を課せられたハズです。 みんな完璧な結末を求めすぎ。 多少ツッコミがいのある東野作品だからこそここまでウケたんとちゃいますか?? | ||||
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