ノルウェイの森

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ノルウェイの森の評価:

3.82/5点 レビュー 818件。 C ランク

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平均点3.82pt

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全1,951件 1,881〜1,900 95/98ページ
No.71
(5pt)

若かりし頃。

赤と緑のクリスマスカラーのカバーを見るだけで、今ではすっかり落ち着いてしまったこんな自分にも、かつて、誰かを本気で愛し、もがき、傷ついていた時期があったことを思い出す。
そんなときに、この小説が傍らにあったことは、非常に幸運だった。むさぼるように繰り返し読んだことを覚えている。高校時代に僕の隣の席に座っていた、勉強嫌いなヤンキー風の女の子でさえ、徹夜で読んだと少し照れくさそうに言っていた。
「人生はクッキーの缶だ」、「自分に同情するな」等、登場人物の語るセリフは、傷つきやすかった頃の自分の大きな支えとなり、今でも心にはっきりと刻まれている。
15〜22才くらいの人にはぜひ読んでみてほしい。心に何かが残るだろう
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.70
(5pt)

読む都度に感想の変る珍しい本

この本にレビューをつけるのはある意味恐ろしい。
何を書いたらいいんだろう。
この小説の大きさは単に恋愛小説だとか青春小説だとか
区切ることが出来ない点がある。
よく恋愛小説だとかいわれたりするが、そんな単純なものでは
ないだろう。
物語の形式を取りながら物語ではなく、恋愛の形式を取りながら
恋愛ではなく。
生きていくという上で支払っている代償やら、人生に潜む井戸やらを
村上春樹特有の語り口調で独特のバランスとセンスを持って
一見分かりやすく、ある意味分かりにくく、
それは物語らしきものを使って伝えてます。
重要なことは、何かうまく伝えられないが、
僕たちの心の奥底に潜む哀しみのようなものを呼び起こす感じでしょうか。
もう15年くらいの間、何度も読んでいるが
その都度に感想が変る。とにかくそういう本です。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.69
(3pt)

難しい・・・

私は高校の時に一度読んで、再び大学で読んでみたのだが、さっぱりわからない。他の人は読みやすいと言っているが、私は理解できない。なぜ登場人物はいきなり死んだのだ?なぜ主人公はあの行動をしたのだ?最後も理解しにくく、つまらないわけではないが、いまいちスッキリしなかった。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.68
(4pt)

心にあいた穴

何度読んでも切なくなる本です。
高校時代に唯一の親友が世を去り、残された「僕」と「直子」が大きな心の穴をかかえたまま生きていく。
お互いを求めあってはいるけれど、傷は乗り越えることができないほどに深かった。
それでも生きていくことを静かに決意した「僕」は一種の諦観を持ち、「直子」は心の病を乗り越えるために死を選んだ。
それでも「わたしを忘れないで」と言った彼女の想いは、まるでこの世に残した一片の希望のようにも思える。
それから20年近い時を経ても「僕」の心を締めつける。
回想という設定で書かれている小説だけど、振り返った青春と呼ぶには歪んでいる。
まわりの人があの世へ旅立っていくたびに「僕」の心に開いていく穴が見えたような気がした。
それは心を蝕むのではなくて、ただぽっかりと穴を開ける。
それでもまだ死者を思うたびに哀惜の情を抱ける「僕」は強い人なんだろう。
再生したとか乗り越えたというよりは、すべてを抱えたままでも生きていけるだけの強さを身につけたようだった。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.67
(3pt)

また、読み返す予定です。

初めて読んだ村上春樹氏の作品です。
最近本格的に読書を始めたものとしては、読みやすい作品でした。
しかし、ラストでの彼の意図としているものは分かりませんでした。
でも、私はこの本を楽しんで読んだと思います。
これから何年後かに、読んだらしっくりするものがあるのかもしれないなと感じました。でも、とりあえず近々、読み返す予定です。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.66
(5pt)

読者の対象年齢をとわず、すべての世代向け。

10数年ぶりに読み返してみた。
はずかしながらストーリーはほとんど忘れかけていたのだが、おかげで最後まで楽しめた。
日常生活の中で考え、意識すべき『死』について、あらためて考えさせられる良いきっかけを与えてくれた。もちろん"恋愛"も重要な主題であるのだが、あくまでもメインは『自分』のありかたであり、自分の意識の中にある死であり、これら日常の中の死とどのように対峙すればよいのか、というあたりが読み手が受け止めるべきテーマである、と思う。
村上作品は、どれもそうなのだが、読むたびにヒトとしてあるべき姿、いわば『行動規範』のようなものを、自分はいつも指南されているように感じる。(あるいは自分が共感する部分が多いためそのように思い込んでいるだけかもしれないが。)
性描写については個々の嗜好などを含めいろいろ賛否があるとは思うが、非日常的なイベントや状況にリアリティを与えるための"要素"として、作者が取捨選択した結果なのだと思う。それ以上でもそれ以下でもない。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.65
(5pt)

見方を変えて

以前は村上春樹の事があまり好きではありませんでした。しかし、外国人の友人がたびたび彼の作品について聞いてくるので、約15年ぶりに本書を読み返しました。
読むにあたって、1.登場人物中誰が一番好きか?(はつみさん)2.誰が一番悲しい人物か?(ワタナベくん)3.誰が一番自分に近いか?(ナガサワ)とあらかじめ自分自身に課題と設けました。
マーラーや、グレートギャツビー、マルボーロといった、少し不自然な小道具にも気付きましたが、見方を変え、ある意味、分析するように読み返してみると、(年齢を重ねたせいもあるでしょうが)本書は実に悲しい物語である事に気付きました。
この物語を悲しくさせた一番の理由は、ワタナベ君と直子との恋が成り立たないことは始めから解りきっているからです。恋とは努力して成就させるものではないことは誰もが知っているはず。そのワタナベ君の努力は義務感から来るもの。そういった意味では、二人の間には始めから恋愛感情など存在しなかったのかもしれない。
そういう物語を久しぶりに読み返して、15年前とは違った印象を持った。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.64
(2pt)

久々に読み返してみたら・・・

最近新聞やらに色々と村上春樹の名前を見たので、久々に読み返してみましたが、好きな小説とは言えませんでした。
先ず、「彼女は僕を愛してさえいなかった」と書いてあるが、愛してさえいないなら何を求めていたのだ、
と言いたくなります。それに初版からしばらく経つと言う事で、時代の経過によって若干古くなったと感じました。
その他にも感情移入できない所も多々ありました。なんか登場人物の感情があっさりしているようで、実はネバネバ、
ベトベトしているように感じてしまったからです。
人の感情がネバネバしたりするのは当然ですが、この小説のネバネバは格好良く書こうとか、
こう書くとエロいんじゃないかという様な、作者の考えを文章の裏に感じてしまうタイプのものです。
キザな気持ち悪さとでもいいましょうか・・・
昔は読んだ時はとても良く感じたのに今読み返すと官能的だし面白みはあるが、深みがないと思い、
少し酷いかもしれないですが、官能的な部分に支えられた小説という気もしないではないです。
という訳で個人的には星2つです。あしからず・・・
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.63
(4pt)

「純愛」とはいかなるものか

デビュー以来、長編四作を書き終えた村上氏が、「このへんでリアリズムの文体を身に付けなければ」として、自らの大学生活もモチーフにして書かれた作品。
この作品は、表面的に読めば単なる恋愛小説にも見えますが、その裏側を読み取ることで、初めて意味を成すようにも思えます。そもそも、氏の経緯を見て、氏が自ら考案したという、「100%の純愛小説」という帯の言葉に表わされているような、単純なものを書くはずがありません。そもそも、「純愛」とはなんでしょう…?…総て、「嘘」…?あるいは、性欲…?氏の真意を考察しましょう。
まあ、取り敢えずこの作品は、大学生活中に読んでおいて非常に良かった本です。何故なら、高校時代に読むのでも、社会人になってから読むのでも味わえないリアリティを味わえたからです。もちろん、僕は主人公ワタナベ君のように豊かな女性経験はしませんでしたが、大学生活の、どうしようもない無機質な感じは、時代は違えど普遍的なものだと感じました。だから僕にとっては、本書を初読の大学二回生時、ワタナベ君が回想する「ノスタルジー」を、どこまでも「リアリティ」として感じられた訳です。
それと同時に、ワタナベ君の読むフィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』、フォークナーの『八月の光』、トーマス・マンの『魔の山』、ヘッセの『車輪の下』など、文学初心者に本書は良き文学の道案内となってくれるでしょう。僕ももちろんその恩恵を受けたひとりでした。
いずれにせよ、戦後から今なお続く、乾いた頽廃、云われもなき虚無、空虚な生と死、などの空気感を、肌で味わえる作品です。確かに全体として非現実な描写が為されているのかもしれませんが、読了後永く時間が経過しても、本棚に置いてある本書を見ることで、その一つ一つの描写の情景が、自分の心にリアルに湧き上がってくる、つまりは自分の心で生きている、そんな作品のひとつです。むしろ時が経てば経つほど、「ノスタルジー」として、本書の存在が際立ってくるのが、不思議です。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.62
(5pt)

「僕」のサバイバル&「突撃隊」はどこへ行ってしまったの?

村上春樹の小説の主人公はたいてい孤独を愛し、タフである。
ワタナベもそういう傾向の人物であり、
まわりの人間がつぎつぎに死んでゆくという過酷な状況を耐え、乗り越えていく。
まだ若い彼は時にアルコールにおぼれたり、感情を爆発させることもある。
そうやって不安定な時代を生き抜いた彼の良さは、
「タフさ」とともに自身でも述べているように、
「楽天的」であるということだろう。
アルコール、音楽、セックス(村上文学ではおなじみですね。ところで「純愛小説」というコピーは何だったの?)。
それらの事で日々の生活を愉しみ、渇きをうるおしていく。
これはストレスに取り囲まれて、日々汲々としている日本人へのシンプルだが重要なひとつの示唆だと思う。
私もワタナベ式サバイバル術?を少し取り入れてみようかなと思わせられた一冊でした。
この本が気に入った方は、『国境の南、太陽の西』をお薦めします(本書と同じリアリズム小説です)。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.61
(4pt)

うーん…わからない、なぁ

村上春樹の文章ってのは理解するのではなく感じるものなんだと思いましたつまり私は理解できなかった、それでもとても楽しめました読んでみる価値はあると思います
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.60
(5pt)

しっとりした恋愛もの

内容を考えたりストーリーを追ったりするより、
雰囲気に浸るという読み方がいいんだと思う。
こんな生き方がしたいわけじゃないけど、
でもいいなと思えた。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.59
(5pt)

哀しい話ですね。

自分を客観的に見つめて欲しいと言うのは、誰に対して言っているんでしょうかね?
この本の主人公ですか?それとも村上春樹に対してですか?
はっきりいって、この両者とも十分に客観的に物事を考えられています。
まあそんなことはどうでもいいとして、
何かを失くした、そのような喪失感がひしひしと伝わってきます。
こんな恋愛小説ほかには無いかもしれません。
そこら辺の恋愛小説とは違いますね。
言い尽くされた言葉なんかより、僕もこの話を薦めたいです。村上作品の中で一番売れた作品です。
文庫本のほうにはあとがきが載っていないので、そのへんは本屋や図書館に行くなりしてみてください。
単行本のほうには、村上春樹にとっては珍しい、あとがきが載っていますので。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.58
(4pt)

いろんな評価があるけれど・・・。

私は、村上春樹の本を読むのは、このノルウェーの森が2冊目でしたが、
この本ほど、吸い込まれていった本は、久しぶりでした。
ちょっと過激な描写も確かに多くありましたが、いろいろな人の
人間模様をうまく表現していたと思います。
レイコさんが、初めてワタナベくんに会った時、言った言葉。
 相手を助けたいと思うこと。そして、自分も誰かに助けてもらわなければ
ならないということ。つまり、相手を回復させることによって自分も回復できる。といった言葉。
本当に、じーんとしました。
人間強いばかりの人は、いませんので、やはり、弱い部分を補ってこそ
生きていけるのだと思うからです。ここに出てくる人たちは、本当にいろいろな悩みをかかえて、孤独におびえています。
そんな人だからこそ、悩みをかかえている人を救うことができるのでは、ないかなって思いました。
自殺してしまう人が多くいて、ショックも受けましたが、人生を必死に
生きようとしたからこそ、ではないかとも思いました。
 暗く思い本でもありましたが、いろいろな事を考えさせてくれた
一冊になりました。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.57
(1pt)

名作なの?私にはわからない!

純文学なのかな?
私には合わない。主人公は何を言いたいの?何をしたいの?
全く理解できない。
でも、自己陶酔の文学はただの・・・表現は避けます・・・。
これは明治以降の私小説の流れにある作品ですか?
だったら、いい加減にして欲しい。少しは自分を客観的に見つめて欲しいよ。
ただの自己満足でしかない。なぜこれがベストセラーなの?不可解です!
心底自分に向き合って作品を書いていますか?
人気ありますね。そういえばこの本とよく似た作品を読んだ記憶があります。
柴田翔「されど我らが日々」。学生時代、柴田氏の講義を受けました。
印象ですか?何にも残っていません。同じです。全ては運命。自分は可哀想な存在。
周りには主人公に都合の良い異性。そして擬似的恋愛。そして擬似的恋人の運命やいかに?
トルストイとは言いません。シェークスピアを読んでから、この人の本を評価してほしいですね。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.56
(5pt)

説明困難の不思議な魅力

どこで読んだかは忘れたが、
村上春樹は自身が飲食店を経営していたときに得たノウハウとして
「飲食店が繁盛するコツ」をエッセイに書いていた。
曰く「10人のお客さんが来たとして、10人全員にそこそこ気に入られるより、
9人に嫌われても良いので1人に猛烈に気に入ってもらえたほうが良い。」とのこと。
その猛烈に気に入った一人はその店のリピーターとなり、
さらに口コミで人を連れてくる。
口コミで店に来た人の何人かは、またさらにリピーターとなるらしい。
「繁盛=ベストセラー」を意識しているかどうか不明だが、
彼の作品は明らかに
「多くの人は拒絶反応を示すが、一部は猛烈に好きになる」
と言った類のものだろう。
そう言う私も、この「ノルウェイの森」をきっかけに
春樹リピーターとなった1人だが、
拒絶反応を示したレビューが予想以上に多いことも興味深い。
確かに村上春樹の何が良いかを説明するのは難しい。
逆に「良くないところ」を説明するのは簡単だ。
物語に脈略がない、簡単に人が死ぬ、意味不明なセックス、、等々。
それにしても、私を含めた多くの人が魅せられるのか?
ひとつ確実に言えるのは、流れるような文章表現力だろう。
例えとしては苦しいが、音楽を楽しむように
我々は読解を楽しんでいるのではないか。
音楽にも歌詞やメッセージがあるが、
それよりも心地よい音の流れそのものを楽しんでいるはずだ。
同じように私たちは、物語やメッセージよりも
村上春樹の心地よい文章の流れを楽しんでいるのではないだろうか。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.55
(4pt)

思い出すよ。

いつだったかな。
もう随分前、たぶん3、4年前だと思う。
姉の部屋に転がってたこの不思議なタイトルの本を2冊見つけて何気なく手にとってその夜朝まで読みふけってしまったのは。
今は社会人。朝まで熱中できる本に出会う事はあまりなくなってしまったけど、「ノルウェイの森」を想うとき、同時にあの頃若かった自分を思い出す。ノウェイがどんな場所だかなんてわからなかった。異国の地。ただ確かに流れている、女の子と主人公の間にある時間。
すごく心地のいい小説だったな。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.54
(4pt)

今の私は斜めに見てしまう

自殺を含めた人の死や、性行為や、感傷的な何もかも、それが心地よくすら感じられるのは筆者の才能なんでしょう、多分。ただ一歩間違えれば、具体的には年代・時代の設定如何では、どこか別の所でで見た感じがしてしまうのではと思いました。順番的にはこちらの方が遥かに先なんですが、それだけこの小説の影響を受けた人が多かったのかなと感じます。そんな事も有るので設定が学生運動時代の話で、描かれたのが80年代後半であるけれども、何かそんな感じが私にはしません。
10代に読んだ時にはかなり感情移入できた様な記憶が有りますが、今読み直すと、どこか冷めた目で読んでいる私がいます。「大人になる」前に読まないと駄目なのかもしれないですね。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.53
(4pt)

魔の山かな

著者の中で、代表作の1つといってよい作品です。
主人公が悩まれ続けながら・・・
やっぱり、著者の作品は理論っぽくないから大好きです。
感情に任せて書いているのに、ちゃんと筋道が通っている。
こんな文章は書きたくても普通の人じゃ書けません。
すばらしいの一言。
ただ、主人公が「魔の山」読んでいる箇所があります。
星は四つにしておきます。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.52
(5pt)

女性陣がそれぞれ魅力的な恋愛小説

今回読むのが3回目。結末を知りつつ恋愛小説を読んで楽しめるのだろうか? 楽しめた。上巻は最初のほうに「蛍」という短篇小説がまるまる収録されているのだが、宮本輝の「蛍川」(新潮文庫)のようにラストのセンシティブな美しさがくっきりと心にまた残った。文中に出てくる蛍はいったい何を託されているのだろうと考えると切なくなる。直子、緑、レイコさんのパーソナリティがあらすじを越えて読ませるものがある。最初に読んだときは、レイコさんに惹かれ、次が緑。今回も下巻に進む前の段階では緑の虜となった。本作は「めくらやなぎと眠る女」や「国境の東、太陽の西」に通ずるエピソードも散見され、村上春樹が描く青春小説の集大成的な意味合いがあると思った。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681