ノルウェイの森

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ノルウェイの森の評価:

3.82/5点 レビュー 818件。 C ランク

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平均点3.82pt

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全1,951件 1,781〜1,800 90/98ページ
No.171
(5pt)

映画化決定 ノルウェイの森=男の妄想−亀甲縛り

 本書が出版された頃、評者は高校生だったのであるが、当時純文学のミリオンセラーということで随分話題になりました。クラスの女子などが赤と緑の本を学校に持ってくるのを見て「ケッ」と思ったのを良く覚えてます。
 さて、時が流れもう若くは無い昨今に、評者は読んだわけで有ります。評者自身はわりと気にいったのですが、正直、「なんでこの男目線の本が、女子に人気があったの?」と思ったわけであります。
 さて昔、エロ本から人生の多くを学んでいた頃、男の劣情を引く女性の順番は一姦二狂三娼であるという一文を読み、妙に納得した覚えがあります。評者なりに付け加えれば、一部男子は劣情を超えてロマンスを感じてしまうわけで、心の病を抱え且つ死んだ友人の彼女だった直子さんは、このうち二つの条件をほぼ満たすわけで、さらに美人なわけで、そりゃもうその手の男にとってはど真ん中なわけです。
 しかも現実の心の病は、身体症状も結構でるので、いつまでも美人ではいられず、周囲もその煩わしさにウンザリして来るわけで、5年も10年も続かず美しい思い出として終ったのは、有る意味幸運というか都合が良い話だと思うわけで、何の取り柄もないワタナベ君が、魅力的な直子さんと関係を持つに到っては、「これはモテない男の妄想を美化しただけじゃないか」と思うわけです。
 しかも年上のレイコさんとまでいい関係に成っちゃって、さっぱりボーイッシュな緑ちゃんとまでいい感じに成っちゃって、村上さん、青少年の脇目の先までちゃんと押えてます。
 別にケチをつけてるわけでは無いですよ。えー、僕はこの小説大好きですよ。だって「僕の妄想を盗んだ」ような作品ですから。
 でも何故にあんなに女性に人気があったの?そこが分からない。
 もしカッコだけじゃなく本当にこの本が好きな女性がいるなら、是非会って、お茶でも飲みながら話をしてみたい。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.170
(3pt)

魅力的な主人公です

有名な本なので一度は読んでみようと思い、購入しました。全くこの本に関しての知識がなかったので、きっとすごい名作なのだろうと思っていたのですが、それほど激しい感動はありませんでした。その点では残念でしたが、出てくる人物がいろいろと問題を抱えいながらも、皆とても魅力的だったので一気に読んでしまいました。
とくに渡辺さんの話す言葉や人柄に惹きつけられます。そしてビートルズの曲が聴きたくなりました。
ストーリーよりも、この作品の雰囲気や世界を楽しんだというのが私の感想です。また別の作品も読んでみたいと思います。
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4062748681
No.169
(5pt)

メッセージ性はないが、読みやすさと表現のおもしろさの面でレベルが高い

 とにかく読みやすい文体と内容である。ストーリーにメッセージ性はないと思われるのだが、
(リアリティはあまりない)人物たちを描いた害のない架空の物語だと思えば、十分楽しめる。
 セックスの描写が多いが、セックスに関心がありながらも、関心があると公言することに恥ず
かしさを感じる女の人たちが、文学作品として堂々とそうした描写を読めるという点は、この作
品の売り上げが伸びた理由の一つだろうし、そういう文章は社会にとって必要だろうと思う。
 ただ、自殺を多用して読者の気を引くのは、小説として品がないと思う。一般的に、自殺は、
どうしても謎を残すので、読者に先を読ませるとしては有効かつ容易だが、この小説の自殺の多
さは、やはりやり過ぎだと思う。一つ一つの自殺に込められた意味が、小説中で全く消化されて
いないと感じる。
 また、この小説ではセックスに至る道筋があまりにも容易な場合が多い。現実社会では、毎週
末バーで声をかけてホテルに行くのが「実際にやってみると本当に簡単だった。」ということは
ないし、初めて会った女の子と、「どちらから誘うともなくホテルに入った。」りすることはな
い。
 精神的に問題がある人たちやその療養所が出てくるが、これも、現実のそういう人たちを理解
する上で参考になるとはあまり思えない。
 一方、表現や発想のおもしろさはすごい。「雨にうたれた猿のように疲れている」とか、「春
の熊くらい好きだよ」とか、なかなか思いつくものではない。
 いずれにしても、自殺やセックスシーンを多用したりしつつも、読者を引き付ける力には、抜
群のものがある。この小説が何の意味も、訴えかける点も持っていないにしても、おいしいもの
を食べたり、熱中できるテレビゲームをしたりすることには深遠な意味はないが快楽はあるのと
同様に、この小説にも大きな存在意義があり、同様の小説があるなら、自分はまた読みたいと思
う。
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4062748681
No.168
(4pt)

期待以上でした

映画化を前に一度読んでみようと思い購入。純愛物語と聞いていましたが、なかなかどうして大人の内容。中学生の子供がいるのですが、性に対する理解の入り口にいる時に読むととても良いなと感じました。
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4062748681
No.167
(4pt)

ノルウェイ? ノルウェー?

 2009-09-09にザ・ビートルズのリマスターCDが世界いっせいに発売されたことを契機にもう一度、このベストセラー小説を読んでみた。映画化されることもあるしね・・・・・。
 今回読んで気が付いたことだが、些細なことだが、B-747がハンブルク空港に着陸したとき、機内のBGMとして流れるのは、ビートルズの「ノルウェイの森」であって、今回リマスターされたのは「ノルウェーの森」だったということだ。ワタナベ・トオル君がハンブルクで聴いたのも、後々レイコさんがギターの弾き語りを楽しんだのも、「ノルウェイの森」であって、「ノルウェーの森」ではないということだ。これはどういうことだろうかと考えた。何度も考えていても埒があかないから、例によって「そうだ、ムラカミさんに聞いてみよう!」ってんで、ムラカミさんに聞いてみた。
 この小説はいわゆる、「射精・マスターベーション小説」として、堂々と、二世代にも渡って発展継承されてきたものであり、な、な、なんとなんと講談社が全国紙に「お礼!」広告を全面に渡って出すくらい、単行本・文庫本あわせて、この20年間に1000万部も出ているのだ。
 この小説のテーマともなっているのが、同時に二人の女性を愛せるということ。これは、19〜20歳頃の健康的な男子の特権でもあり、恥ずかしさでもあったのだ。そう、自分自身もそうだった。女性からは、「やれやれ」ということだろう。本書の全編を通じて、唯一ゴシック体で表現されているフレーズ:「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」からこそ、そう、直子をいとおしみ、緑を大切に思うのだ。レイコさんと4回もするのだ。
 再読してもう一点気になったこと、新宿駅構内の「新聞のインクを煮たような味のするコーヒー」、このコーヒーを飲んでおかなくっちゃっというので探してみたが、既になくなっていた、というより、場所を変えて営業していたのだ。新宿○○町の瓦屋根の下、地上3階地下2階の閑静、だけどけばけばしい住宅街の一角にあるゴージャス喫茶「ザ・○○パ」がそれだ。ここでは、モンブラン、ペリカン、パイロット等々の世界中のお好みのインクをブレンドしてコーヒーにたらして飲ませてくれる。どれを選んでいいかわからない初心者は、「本日のコーヒー」をお薦めする。その日の気象状況、商品相場等々を勘案して選びに選んだオーナーお勧めの一品をご堪能あれ。
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4062748681
No.166
(5pt)

村上春樹の天才性が凝縮する長編です!

幼なじみの自殺。残された大学生の直子に訪れる、切ない恋愛の思い出。その後に彼の友人であった主人公の僕との恋にゆれる直子は、やがて精神の病で療養をよぎなくされることに。不幸が重なり、家族愛に飢えた若い女性が辿る結末に、やさしい思いやりにあふれる僕が、ほんとうの恋愛をつかみ取るまでを描いた純愛小説です。
舞台は東京であり、タイトルのように北欧ではないのが面白い。ギター曲の「ノルウェーの森」のイメージによって、ストイックな恋の行方を象徴するかのような味わいに。複雑に絡み合う登場人物である男女の心模様に共感がもてますし、さらには若い彼らから、たくさんの真実を教えられます。リアルに、どこにでもありそうなごく自然な設定で描かれているので、若者たちの苦悩と純粋な感動の余韻が読後いつまでも続くようです。
作者の村上春樹はギリシャのミコノスでこの小説を書き始め、ローマのホテルで仕上げたようですが、小説としての舞台はあくまでも東京であり、京都の療養所と最後は北海道の旭川へと思いを馳せるように場面を設定しています。そのことが、若者の死をモチーフとした恋愛とセックス、そして心の問題を考えさせる普遍性のある、味わい深い感動の物語をつくりあげているようです。小説の醍醐味を感じさせてくれる、感銘深い長編です。
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4062748681
No.165
(3pt)

むー

セックス描写がリアルすぎる
ポルノ小説ではないんだから、さらっとながして
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4062748681
No.164
(5pt)

小説としての質は高い。好悪は人それぞれ。

わかりやすく読みやすい文章、アメリカの近現代小説を連想させる写実力、日本の純文学から受け継いだ細やかな心理の扱い方、時折りみせる劇的な場面転換、巧妙に織り込まれている比喩や暗示。
主要な登場人物はもちろん、脇役であってもきちんと個性が定められていて、流れの中でムダなく配置されている。また、テンポの緩急もよく、場面設定やそれぞれのシーンの並べ方も上手い。音楽や小説やアルコールなどの小物の配置も、独特のリズムと雰囲気を作るのに役立っている。
著者の小説家としての腕の確かさを実感できる作品という点で、質の高い小説だといえる。ついつい、夜更かしして読んでしまった。
作品に対する好き嫌いというのはまた別。小説というのはどんなものであっても基本的に娯楽作品であって、最後はそれぞれの読み手の嗜好や好悪が評価を左右する。ただし、作品としての質は高い。私はそれなりに面白く読めた。
尚、この文庫版はサイズに比して字が読みやすい。
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4062748681
No.163
(1pt)

初めての村上春樹作品ですが

私の好きな作家の井坂幸太郎が、ポスト村上春樹と呼ばれていたので試しに買ってみたのですが、僕にはイマイチでした。まず、主人公以外の人の心理が僕には全く分かりませんでした。さらに主人公にあまり共感出来ませんでした。最後にちょっとこの作品は、性描写が僕には多過ぎるように感じました。この作品は個人的に井坂幸太郎ファンには合わないと思います。しかし、ライ麦畑やエイジなどの作品が好きな方には合うかもしれません「作品批判では有りません」なんか長々と文句ばっか書いてすみません。でもこれは僕の意見です、あなたの考えが僕と同じとは限りません。ぜひ、この本を読んであなたの意見を聞かしてください。なんか宣伝みたい『笑』
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4062748681
No.162
(5pt)

残り続ける本。

久方ぶりに読みたくなってしまう本っ。
改めて読み返すと、なんか前に読んだときとは違う視点で読めました。
文字の持つパワーの凄さに改めて感動ですっ!!
村上春樹の作品は多数あれど、村上春樹の作品のどれもが凄いという人がいますが
私はこの「ノルウェイの森」が一番好きですっ!!
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4062748681
No.161
(5pt)

村上的

完璧な小説ではない。突然のように反リアリズム的なラストシーンやストーリー展開の
強引さなど傷はある。だが、もっとも村上春樹的であり、彼の魅力を余すところなく伝
える魅力的な本である。無人島に村上春樹の本を一冊持っていくなら・・やはりこの本
しか、ありえないと個人的に思う
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4062748681
No.160
(5pt)

20年ぐらい前に薦められ、読みました。

平成元年頃、工業高校に教諭として採用された順風満帆の風を感じて、まわりから見ると、かなりの浮き足状態だったのでしょう。その時に、薦められて“村上春樹氏のノルウェーの森”を読みました。それがきっかけで、たくさんの作品群やエッセイや翻訳を読んでおります。皆様も、いかがですか。
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4062748681
No.159
(4pt)

20年後に読んで更に思索を深めることができる作品

出版された87年当時、それまでの村上春樹作品を愛していた多くの読者と同様、
私もこの作品のメッセージと世間のブームには違和感を感じ、構えて読んだものでした。
20年ぶりに再読。
大切な人や大切なものを失い、取り返しのつかないことをしてきてしまったという
喪失感を積み重ねて人は生きていきます。
大切な人の信頼を失い、自分が相手のために何もできなかったという深い後悔、
でも時間はすぎていきます。
その強い痛みも時間と共に疼く痛みへと変化していくこと、また人は再生をできるものであること、そのためには逃げることなく正面から向き合っていくこと。
そんなことを実感させる作品でした。
直子と緑はどっちがよいか、といったステレオタイプ的比較をすること自体
意味がないと感じます。
存在、生きている苦しみ、そのおかれている境遇、比較する必要を感じさせない
くらい異なっているからです。
なぜワタナベ君以外の男性のキャラクターが浅く、それこそステレオタイプ的
表現でしかないほうが、気になりました。
結局作者が何が言いたいのか・・・なんて、自分がどのくらい受け止めるかだよなぁ。と村上春樹作品を読むたんびに感じ、やっぱり挑戦されているような気がしてしまうんですよね、今でも。
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4062748681
No.158
(2pt)

だから??

結局何を伝えたい話なの??って思ってしまいます。どうして売れたんだろう??
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4062748681
No.157
(1pt)

「文学性」と「芸術性」を捨てた作家の面目躍如の作品

「文学性」と「芸術性」を捨てた作家との評が高い作者の面目躍如の作品。作者の書きたい事がまるで伝わって来ないし、また初めからそれが存在するか否か怪しい。現実を把握する能力が基本的に欠けていると思う。人口に膾炙したビートルズの「ノルウェーの森」をタイトルにした意図も不明。まさか、「レズビアンの女に恋した男の物語(「ノルウェーの森」の一般的解釈)」がテーマではあるまい。
登場人物は若者だけ(大人を描くだけの人生経験も想像力も無いのだと思う)。無為な若者達の姿を漫然と描いた、あって無きが如しのストーリー。読み易いように短く切ってあるセンテンス。過剰な自殺者の群れ。英訳し易い文体の励行。作者の好みらしい作家や作品、音楽家や楽曲の無闇な引用。お手軽に寝る登場人物達。療養施設についても扱いが浅薄で、精神疾患患者を無理解のまま描く。高校生辺りが書いた習作のようである。本作は若者の生態を描いた小説のようで、実体は観念・妄想小説ではないか。読み通すには相当の忍耐力が要る。性と死と欲求不満を書いていれば若者に受けると勘違いしている低俗な作品と言えよう。
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4062748681
No.156
(4pt)

10回恋をすれば最低9回は永遠の痛みをともなうもの。

相手の気持ちに鈍感な未熟な恋をした経験があって、別れた経験があって、自分と出会わなければあの人は幸せだったかもしれないと後になり突然気がついた経験があって、それを取り返しのつかない後悔とその後ずっと感じている人には、「じくっ」とした遠い痛みと、「ふわっ」とした救くわれた感覚が、読後感として残ると思います。
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No.155
(2pt)

独特の世界観

10年ほど前に読みました。
私の率直な感想からいえば、この作品はもう二度と読まないと思います。
正直なところ、あまり得るものが無かった。
考えさせられるようなことも無かった。
他の方が「深みがない」と表現されているのと近いかも知れません。
しかし、だからと言って駄作と言うつもりもありません。
この作品がこれだけ支持されているということは、小説に深みなど求めていない読者もたくさんいるということ。
つまらないと感じる私から見た村上作品の良さとは、その読みやすさと独特の世界観ではないでしょうか。
非日常的な世界でありながら、ひとたび読み始めれば、あたかも登場人物と同じ時を過ごしているかのようにその世界に浸ることができる。
ノルウェイの森のメロディも、読者の世界観を作り上げる一助となっているでしょう。
登場人物はみな異様なほどに特徴的で、ストーリーの展開も分かりやすく、読者を飽きさせない工夫がある。
読み終えた後に心に残る寂しさや喪失感も村上作品独特のものがあります。
ということで、少しでも気になる方はとにかく手に取って読んでみることをお勧めします。
好きな方はそのまま一気に読み切ってしまうでしょうから。
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4062748681
No.154
(1pt)

ふざけているのか…

初めてこんなに強く、読んだ時間と本の代金さえも返して欲しいと思った。
くだらなさ過ぎて、それが切ない
☆0個
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4062748681
No.153
(5pt)

いくつもの出会い/別れ

今回、初めて村上春樹さんの作品を読ませて頂きました。
まず、感想としては「面白かった」です。
上巻は大体、過去の回想シーンがメインとなる訳ですが、主人公とヒロインの出会い、親友との別れや先輩との出会い、小林緑との出会いなど。
訳ありな人達との出会いを通じて、主人公がヒロインに対して、様々感情を巡らせます。
簡単に言ってしまえば、恋愛ものであり、少し異質な恋愛ものである感じがしますが、こういった言い回しや文章の伝え方は、難しすぎる事がなくて読みやすいと感じます。
また、私はビートルズの楽曲が大好きで、タイトルを言われて曲のイメージがすぐに理解できるということもありますが、情景とビートルズの曲がマッチしていると感じる部分が多かったため、非常にすっと世界に入っていけました。
※余談ですが、ビートルズを聴きながら同小説を読むのがオススメです。シーンと合わせなくとも、素敵です。
村上春樹さんのほかの作品を読んでいないため、文体や言い回しなどの書きっぷりについて、深くコメントは出来ませんが、様々な人との出会い・別れや、平凡である主人公の偉大さ、周りからの憧れなど、読み進めていて、楽しい作品でしたので、☆5つです。
下巻も楽しみに読ませて頂きたいと思います。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.152
(5pt)

ノルウェイ

この本に出会ったのは今から20年前、ちょうど高校生の頃だったけど、読んでいて衝撃をうけたのを覚えています。また最近読み返してみたが、色あせるどころか、さらなる鮮明さをもって再び心にうったえかけてくれました。ふと考えてみると、今の自分は小説の中の現在のワタナベ君と同い年なんだなぁと個人的な感傷も覚えたり。
僕の周りでは結構直子が嫌いっていう人、特に女の子が多いのですが、僕にとってはなんていうか、直子という存在は硝子の器のように儚いものの象徴のような気がして、読んでいるととても悲しい気持ちにさせらます。最近映画化の話が出ているが、個人的な感想としては直子はぼんやりとしていて現実味がない、儚い象徴なので映像ではっきりと写されるときっと違和感を感じてしまうと思う。
ゴダールか誰が言った言葉だったか忘れたが、映像は色あせるが文章は色あせないという言葉を聞いた事がある。
僕の中ではきっとこの本はこれから20年先、40年先と生き続けていくものになると思う。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681