ノルウェイの森

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ノルウェイの森の評価:

3.82/5点 レビュー 818件。 C ランク

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平均点3.82pt

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全1,951件 1,901〜1,920 96/98ページ
No.51
(1pt)

何ゆえベストセラーなのか

なぜこんな本がベストセラーなのだろうか。読んでいて非常につまらなく、得られたものはほとんどなく、この村上春樹という小説家にたいして非常に悪い印象だけが残った。
この小説に限らず、最近の恋愛小説は性描写が多すぎる。確かにこれだと若者の心はつかみやすいかもしれないが、小説を読みなれている者からみれば何てことはなく、ただ作者の力量のなさがよくわかる。もちろん性表現があってはいけないということはない、ただこの小説の場合あまりに多く写実的で読んでいて不快になるばかりだった。
つくづく、真に小説を書くのが上手い人は、性表現を用いずに恋愛小説を書ける人だと思う。そのように書かれた小説はおそらく非常に読みやすく、なおかつ読み手に対して何かしら強い印象を与えるものになるのではないかと思う。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.50
(5pt)

いいよ、これ。

登場する人はまるで「今現在」の方がいそうだ。
実は今の方が現実っぽい。
ただ小説とは時代とともにあるものだ。
だから本書がいつ書かれたものかはすごく重要だ。
そういうことも考えないで読むからただ「暗い」とか違和感を感じる人もいるんだ。
経済も活況の頃の本書は、やや暗くてよかったのだ。
そんなバカ明る過ぎた時代に「冷め」は必要だったはずだ。
めったに二度も同じ本は読まないけど、本書は二度読んだ。
弱い女の子を大切にしてあげたいな、とも思った。
主人公に読書の良さとか孤独な中の過ごし方のようなものを学べた。
思わず新宿のカフェでフォークナーを読みそうになった。
つまりそういうのが春樹作品の登場人物のチカラなのだろう。
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4062748681
No.49
(3pt)

この作品の元ネタは森鴎外?

久しぶりに読み返してみてまず思ったのは、
直子が姿を消す時期が意外なほど早いということだった。
そこからは、当然ながらほとんど緑の独壇場で、
「一見イケイケ風、実はけなげで尽くすタイプ」という、
やや類型的ながら魅力的なキャラの持ち主である彼女を、
「いかにワタナベとくっつけずに興味を持続させるか」が、
技術的にはこの作品最大のキーポイントとなる。
そのために、
・緑の髪型の変化に気づかなかったため、数ヶ月間無視される。
・引越しの際、連絡先を知らせなかったため、やはり無視される。
等のエピソードが導入され、
ワタナベは緑と結ばれずに苦しむことになるのだが、
これらの展開にはいささか無理があると思える。
とくに後者は、いかにワタナベが内向的な性格の持ち主だとしても、
「単にうっかりした」で済まされることではなく、
「しょせん、緑のことなどどうでもよかったのでは?」
と疑われても仕方がないような種類のミスであり、
作品全体の説得力を微妙に弱めていると言わざるを得ない。
さて、森鴎外の短編「普請中」を読んだ時、
「これは『ノルウェイ』の元ネタではないか?」
という気がしたものだ。
数分で読み切れるこの短編、あらすじは、
「渡辺参事官がレストランの個室でドイツ女と会う」
というものに過ぎないが、
・主人公の名前が「渡辺」であり、ドイツ語ができる。
・レストランの個室で食事をする場面がある。
・外交官としての側面は「永沢」に受け継がれている。
等、いくつかの共通点を挙げることが出来る。
一般にそう思われている以上に衒学を好む作者が、
この作品を下敷きにしていたとしてもおかしくはないだろう。
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4062748681
No.48
(4pt)

「書かなければならなかった作品」

この作品ほど,村上春樹に対する評価を決定付けるものは他にありません。初めて彼の作品を読んだ人,彼の作品をたくさん読んでいる人,どちらとも彼を語る際には必ず挙げられると言っていい。そのため,話題性もまた最も大きい。私は,これまでにすべての長編と少しの短編を読んでいて,初めて触れたのがこの作品がでした。
自伝との評に対する否定などとともに,「書かなければならなかった」という作者の文が,英語版の訳者あとがきにあります。この言葉が,僭越ながら私にはよく分かります。『ねじまき鳥』がお気に入りであり,また『ダンス』から『世界の終わり』への流れに圧倒された私には,その間にあって「(読ま)なければならなかった」作品。また,「蛍」で有名なように,この作品を長編として完成させるために,相当の時間を要しています。いわゆる「浅い」との批判は,おそらくは違うでしょう。「『セカチュー』などの先輩」という評も。それらの本とこの作品の読みやすさとは,似ているようで全く異なるものです。
「僕」,直子,緑,レイコさん。突撃隊,キズキ,永沢さん,ハツミさん。学校,寮,電車,書店,施設。どれもが他の長編に比べ現実的であり,でも合わさってどこか幻想的でもある。はじめから長編を幻想で書き続けた作者は,ある意味自らの居住まいを正すためにこの作品を書いたのでは。”Norwegian Wood”のとおり”This Bird Has Flown”となる前に,何か大切なものを捉えておくために。
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4062748681
No.47
(3pt)

賛否両論

純愛という表現は、本書に当てはまるようには思えません。
喪失と再生という言葉が、本書に対してよく用いられますが、主人公の直子との関わり、そして彼女の死を考えた場合、喪失という言葉が適切だとは思えません。わかれで十分でしょう。
では、再生について。これも大げさな表現に思えます。再生とは一旦全てを失ってそれからの再出発をさし、直子の死と緑との出会いを考えた場合、喪失と再生という表現は不適切だと思います。
本書で私が楽しめた点は、私がまったく経験しなっかたような大学生活の記述が、まるで自分の大学時代の思い出のように語られている点でしょう。深く考えれば、本書の文学的価値、評価に対しては、私自身否定的ですが、エンターテイメント的読み物としては、よくできていると思います。
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4062748681
No.46
(5pt)

偉大なるベストセラー

 愛する人、身近な人を突然失うことの悲しみを私に教えてくれた作品です。
 ぜひ、多くの人に読んでほしい、そして最後まで読んでその感想を共有してほしいと思った作品です。
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4062748681
No.45
(3pt)

村上春樹2冊目。

「ダンス・ダンス・ダンス」に続き読みました。とてもうまい文章だと思いました。ステレオタイプな登場人物と生死の混在がミソだと思いました。
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4062748681
No.44
(1pt)

外国人にも

最近、彼は外国人にも受けているらしい。確かに彼の作品は、読み易い。しかし、浅い。私はトルコ人の友人に、日本文学は村上春樹ほど浅くないというつもりで、夏目漱石の三四郎とそれからをノルウェイの森の代わりににプレゼントとして送った。両者を読み比べれば、そしてある程度の教養と人生経験があれば、違いがわかるはずである。別に、漱石でなくてもいい。
ノルウェイの森は、すべてが読者受けするよう、特に未成熟な読者向けに作られたようなき気がしてならない。所々に、西洋文化の香りを散りばめ、十二分にセックス描写を取り入れ、若者の心を掴もうとしている。極めつけは、登場人物がやたらと死ぬ。しかも、自殺。物語の設定が不自然極まりない。彼の”作品”における登場人物は、大体二十歳前後であることも忘れてはならない。そうすることにっよて、より多くの若者の心を掴もうとしていると同時に、彼の本当の意味での人生経験の無さを表している。
村上春樹は良い語り手かもしれないが、文学者と呼ぶには程遠い。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.43
(5pt)

感じて下さい

感動?そうじゃない、哀しみ?そうでもない、私はこの本を読んだ今の自分の中の感情を適切な言葉で表現することが出来ません。
でもそれは登場人物達も同じです。僕、直子、緑。誰もが弱くて不安定で、淋しさや哀しさ、色々な感情を抱えている。みんな自分で自分のことが分からないから悩み、苦しむ。でもそれが生きているということ。
「僕はいったいどうすればいいのでしょう?」悩みに悩んだ“僕”のこの言葉がそれら全てのことを象徴しているようです。
この本は登場人物の淋しさ、哀しみ、喪失感などカオスのように複雑に入り混じった感情がひしひしと伝わってきました。感動でもなく、哀しみでもなく、複雑な感情の大きな波。
何かを失ってしまうことはとても辛く哀しいことです。失ってしまった時、自分の中のありとあらゆる物が壊れ、心の病となり、再生することはとても困難なことです。
しかし、再生を手助けしてくれる手紙と音楽が作中何度も登場し、それらの持つ温かいエネルギーに心がほっとする場面もありました。
読んでいて決して気持ちの良い爽快な物語ではありません、心の準備をして読むことをおススメします。
でも読んで損は無い物語です。
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4062748681
No.42
(3pt)

村上さんが言いたいのはこうだろう。
結局のところ我々はなにも選んでなんかいない、降りかかってくるイベントをこなしていくだけ。ダンスダンス的にはいえば「雪かき」なんだよ。受動的に生きる生き方を肯定してくれる、そんな日本人に実はやさし本だったりする。村上さんは、もがけばもがくほど腐っていく崩壊の循環を知ってる人。
どの本の主人公も意思というものがない。こういう生き方もありなんだと示唆してくれてるような気がする。この本は「生き方」の相対化。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.41
(5pt)

性描写に

嫌悪を抱く人が多いみたいですね。
性交(挿入に限らず)は、法的・生物学的にはとても重いものですが、対人関係においては、ハグやダンス、スポーツ観戦の観客同士の連帯や高揚と同じ、つまりコミュニケーションの一様態だと思います。
愛とセックスを不可分とするのは、所詮一つの価値観=信仰に過ぎません。それが、人間社会の発展に寄与するために、法的インセンティブを与えられているにしてもです。
それを知らない(思いが至らない)人間には、この書を語って欲しくない。
この本を主人公の性交渉描写だけをあげつらって悪し様に言うのは、映画「転校生」を、その性描写のために悪し様に言ったPTAと同じレベルだと思います。
性と死は、人間の本質であり、隠蔽・タブー視されているだけに目の前に現れるだけで嫌悪感を持つ人も多いのかもしれませんが、真に自由に生きたいと思う人間にとって深く考えざるを得ない事象だと思います。
この1冊だけで、村上春樹という作家を諦めてしまうのは、あまりにもったいないと思います。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」や初期の短編を読んで欲しい。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.40
(1pt)

感動の本質って??

まず主人公、自分の意思で、異性を選択したか・・・無い。
「静」と「動」を表す、二人のメインの女性に対する慕情の根拠は?・・・何も無い。
主人公が、ただ先輩に連れられて、軽薄な肉欲に従事する・・その根拠は?・・・。
私は、下巻を読むにつれてその「何も無さ。」をいつかきちんと描写してくれて、「何も無いなりの、緻密な客観的描写。」を期待していた。
だってこれだけ名のある作品だし、きっとそうだと読み続けた・・が。
著者は「何も無い。」を、「感動?」とリンクさせ、押し付けようとする。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.39
(1pt)

Nice story teller, but...

I admit Haruki Murakami is a good story teller, but he is not a good author.I don't have friends who killed themself.I don't have friends who are in mental hospital.Murakami's books are always the same. He puts the flavor of Western culture and sexuality.Young people like it.If you have enough education, intelligence, you never like his book.His tlansration of "The catcher in the rye" shows his level.
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4062748681
No.38
(5pt)

痛みを背負って生きる人へ

大事な人を失った人,病気で苦しんでいる人などそういった,苦しみ・痛み・悲しみを背負いっている人への,著者の暖かい眼差しを感じました。物語もいいですが,それを引き立てる登場人物、BGM(ビートルズ,クリームなど)のさりげなさも,隠し味になっていて飽きずに読ませてくれます。セリフとか,すごく恥ずかしいしクサイのもあるけれど,フィクションなんだって割り切って、その世界に入り込んで読めば楽しめるかな,と思いました。逆にその言い回しが気障に映ったり,スノッブに聞こえるということもあると思いますが、僕はなんとか許容範囲です(笑)
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.37
(5pt)

やっぱりいい本でした。

高校、大学時代に村上春樹にはまっていて、でも『ノルウェーの森』はあまり好きではなかった。「風の歌」「ピンボール」「ダンス」「世界の終わり」「ねじまき鳥」の方が好きだったんだけど、久々に読み返してみたら、やはりこの作品はすばらしい。主人公の「僕」と、自分の考え方・生き方が、決して似ているわけではないのに、これほどまでに主人公に感情移入してしまう小説はなかなかないと思う。大学時代にもどりたいとさえ思った。仕事があまりに忙しくて、疲れていたので、久々に読んでみたのだが、慰められるというか、元気がでてくる。あえて、この本のよくない点を挙げるとすれば、村上春樹の本を読んでいる限り、なかなか仕事に対するモチベーションがあがらないことか。精神状態がマイナスのときに読むのはいいが、プラスマイナス0くらいの状態に戻ったら、違う本を読んだほうがいいかもしれない。しかし、この作品がすばらしいことは、間違いない。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.36
(4pt)

ベストセラー嫌いさんもぜひ読んでみてください

いわゆるハルキストには不評といわれる、このノルウェイの森、私はすばらしいと思ってます。帯に村上春樹さん自身が、「100%の恋愛小説」と書いてらっしゃるにもかかわらず、こういうのもなんですが、この本は「単なる恋愛小説」ではない気がします。強く感じるのは「失われていく時代、若さへの憧憬」著者の初期作品の主人公の「モラトリアム」を捨てざるを得ない主人公。それを捨てきれずに死んでいく主人公を取り巻く人々。こういってはあれですが、ベストセラーになったのが不思議なくらい読み込める作品です。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.35
(4pt)

謎多き村上作品

村上春樹の作品を読むのは、「海辺のカフカ」に続いて2作目。登場人物が繰り広げる知的で幻想的な会話と、とてつもない才能を有しながら決定的な人間的欠陥のある個性豊かな登場人物達は健在でした。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.34
(1pt)

許容範囲

まずはじめに注意したいのが、表紙に究極の恋愛小説と書いてあるが、典型的な恋愛小説ではないことである。典型的恋愛小説を求めてこの本を手にとってしまったのなら、元あった場所に戻すべきだろう。 まず、私の率直な感想は、面白いが、好きになれないということである。その理由は以下のとおりである。 内容についてだが、村上春樹独自の世界がくりひろげられていて(っていうか村上春樹の大学時代の回顧?)面白い。世の中いろいろな人間がおるというか、変人が多いというのか、登場人物に個性がある。 しかし、本書は、偏見がありすぎであり、さらに、それを笑いに使っている。また、本書には流れというものが等閑にされているように思える。 と、まあ、ぐだぐだ書きましたが、ほかのレビューを見ても、まちまちですね。賛成と反対で真っ二つに割れてる。まあ、キーはストーリー性と偏見に対する、個々人の許容範囲の違いだと思います。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.33
(5pt)

めがね君の主張

この作品は、全ての文章に命が込められていて、その為に、何度読んでも、その命に触れて不思議な気分になる 初期の作品からずっとdetachmentの世界で生きている主人公を書き続けた作者、村上春樹。。 一言で言うと 「世界は、何て下らないのだ、僕は、関わらないぞ」と、こういうわけ。 社会と折り合い付かずに苦しんだり、自分が誰にも理解されないと思っている方は、春樹初期作品を読んで「私は、これでもいいんだ」と励まされたりしたでしょう。 ノルウェイの森にも、そういうテイストはある。そして、この作品の場合は「世の中は下らない、やってられない、だから死ぬ」という結論を出す登場人物まで、出てくる。それも、大勢。 影響を受けて、死に結論を決める人も多くいると聞く。 しかし、春樹は、この作品で死を肯定しているわけではない。 なかなか飛び立たない蛍は、それでも、道を手探りしながら、飛び立った。 突撃隊は、地図を描くんだ、地図を描くんだと、どもりながら、不器用に自分の生きる道を探し続ける。 夢の世界と、リアリズムが交差するこの物語の中で、主人公は、リアリストである緑を選んだ。 どんだけ、世界が辛くて理不尽で、話の通じない世界でも、生きていかなきゃいけないんだという結論を出した ポジティブな生じゃなくて、ネガティブな生かもしれんけど、でも、やってかなきゃならん。 全共闘の時に持っていた熱が失われても、それでも、なんとか自己を保ちつつ、生きていかなければならないと悟った春樹の切なさが伝わる。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.32
(3pt)

初めて読んだ村上春樹の本

村上春樹さんの作品を読んだのはこの本が最初です。『海辺のカフカ』で有名な作家の作品であることもさることながら、タイトルと装丁に惹かれて手に取りました。タイトルおよび導入部分の飛行機の中のシーンから、外国が舞台の話なのかと思いきや、1969年の学生運動真っ只中の東京が舞台です。小説の世界は全体的に鬱々としていて、読み終わった後もしばらくは抜け切れませんでした。主人公の性格・印象はちょっと暗い感じがするし、出てくる人々は揃いも揃って個性的というか変わり者。そのうえ性表現が必要以上に多くて、私としてはいただけないかな、と思います。『面白い面白くない』という判断基準よりも、『好きか嫌いか』に分かれる種類の作品なのかな、と思いました。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681