ノルウェイの森
評判
ノルウェイの森の評価:
3.82/5点 レビュー 818件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1,951件 1,661〜1,680 84/98ページ
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ノルウェイの森の評価:
3.82/5点 レビュー 818件。 C ランク
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主人公は、自分でリスクを負って物事を選択するという事を何一つしない。
まるでそういう事が「カッコ悪い」とでも言いたげなように著者に免罪符を与えられた主人公のふるまいは、フィクションにも関わらずある意味腹立たしさすら覚える。
主人公は全て他人からの有り得ないような働きかけによってフラフラと引き摺られ、不自然なほどに綺麗な渦の中心になる。まるで他人の心を操れる超能力者のように。
どうでもいいようないろんな女とどうでもいいようないろんなセックスをするのは、先輩が一緒ナンパに連れて行ってくれたかららしい。
相手のことが好きなのか良く解らないが、この本のメインの二人の女性である直子と緑との関わりも全て他人任せで主人公のリスクは一切無い。
直子と緑のそれぞれ個性とキャラクターは明確だが、それに関わる主人公の心理の中核があまりに雑っぽ過ぎる。直子と緑がそれぞれ主人公にとって、どう他の多くの女性から際立ち、どんな純度で主人公を「魅入らせ」たかの描写の片鱗すら無い。
女なんて最初から誰でもよかったんだと思えてくる。
直子が直子で、緑が緑でなければならない「意味」が全く感じられない。
彼女達が、主人公のあやふやな心理をいじくる「道具」にしか見えてこないのだ。
大事な人を失うという「哀しみ」や「絶望」は、決して出来事としての「死」や「別れ」ではなく、その対象に対する隙の無い「魅入られ」を必要とする。と思う。
曖昧な感情のまま、「魅入られ」てもいない人間の「喪失」対する涙は、例えどんなに巧みにデコレーションされ、万人の賞賛を得られていたとしても、私の目には、「嘘」 にしか映らない。