ノルウェイの森

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評判

ノルウェイの森の評価:

3.82/5点 レビュー 818件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,951件 841〜860 43/98ページ
No.1111
(4pt)

村上春樹さんの文庫を手に入れました。

これからも一人ひとりの作品を出来るだけ続けて読んでいくつもりです。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.1110
(5pt)

とても面白かった

名作と呼ばれる理由は残念ながら理解出来なかったが、下は一気に読み終えるくらい面白かった。
特に緑と会話している時がとても良かった。緑は面白い話をするし、それに対するワタナベ君の返しも面白くて、読んでいて声をあげて笑っていた。
それと、永沢さんがとても良いことを言っていた。「自分に同情するな」「自分に同情するのは下劣な人間のすることだ」読んでから少し経った今でもよく思い出す言葉だ。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.1109
(3pt)

小学生以下には理解できない小説

世界で人気なこの小説や著者。ノーベル賞作家になるのではと騒ぐマスコミ。一体何が書いてあるのか?読まなくては何も語れないので読んでみました。
確かに面白い話だったと思いますが性描写が多くこの主人公ワタナベは5回ぐらい小説のなかで射精していますね。未成年には内容が理解できないかもしれません。
さらに小説にでてくる登場人物の半分は死んでしまいエロチシズムと死を絡めた話ではないでしょうか?
冒頭で主人公ワタナベはドイツの空港の飛行機の中ででビートルズの「ノルウェイの森」を聞き気分が悪くなるところから昔の出来事を回想するという話ですが、
小説の最後でまた冒頭に戻ると思いきやそのような事もなく話は終了し、なんだか終わり方が尻切れトンボのような終わり方です。結末を期待していたのですが残念でした。
結局、私の素直な感想ではこの手の小説は数多くあり面白かったもののそれほどの感動はありませんでした。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.1108
(5pt)

今読むといい

高校時代に読んだときはあまり共感できなかった。
大人になり色んな苦悩を経験し心が病んで死にたい気持ちで生きることを経験した今読み返してみると、泣けるところがたくさんあった。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.1107
(5pt)

面白いです

Amazonのレビューって、みんな長いし、屁理屈が多いですよね・・・。
長いと読む気もしません(笑)。
言うまでもなく、村上春樹の小説は暗いです。友達少ないです。
性格が明るくて、社交的な人は読んでもつまらないのではないでしょうか??
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.1106
(4pt)

純文学的サスペンスの伝統

タイトルに関しては、ワタナベの他者に対する無神経振り(防衛本能)と、
レイコさんの復讐心(病んだ者の)が読み込めるかどうかです。
犠牲者は直子(及びキズキ&突撃隊?!)です。ヒントは手紙でしょうか。

そうした残酷(適者生存)な人生の森の生存競争の構図が、
硬く伏せられたサブプロットになっているように感じます。
またそういう部分は、村上文学のとても優れた一面であると思います。

その森で生き残るものとそうでない者。
ワタナベはしかし、自分が何処にいるのか分らなくなってしまいます。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.1105
(4pt)

村上春樹さんの文庫を手に入れました。

これからも一人ひとりの作品を出来るだけ続けて読んでいくつもりです。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.1104
(5pt)

とても面白かった

名作と呼ばれる理由は残念ながら理解出来なかったが、下は一気に読み終えるくらい面白かった。
特に緑と会話している時がとても良かった。緑は面白い話をするし、それに対するワタナベ君の返しも面白くて、読んでいて声をあげて笑っていた。
それと、永沢さんがとても良いことを言っていた。「自分に同情するな」「自分に同情するのは下劣な人間のすることだ」読んでから少し経った今でもよく思い出す言葉だ。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.1103
(3pt)

小学生以下には理解できない小説

世界で人気なこの小説や著者。ノーベル賞作家になるのではと騒ぐマスコミ。一体何が書いてあるのか?読まなくては何も語れないので読んでみました。
確かに面白い話だったと思いますが性描写が多くこの主人公ワタナベは5回ぐらい小説のなかで射精していますね。未成年には内容が理解できないかもしれません。
さらに小説にでてくる登場人物の半分は死んでしまいエロチシズムと死を絡めた話ではないでしょうか?
冒頭で主人公ワタナベはドイツの空港の飛行機の中ででビートルズの「ノルウェイの森」を聞き気分が悪くなるところから昔の出来事を回想するという話ですが、
小説の最後でまた冒頭に戻ると思いきやそのような事もなく話は終了し、なんだか終わり方が尻切れトンボのような終わり方です。結末を期待していたのですが残念でした。
結局、私の素直な感想ではこの手の小説は数多くあり面白かったもののそれほどの感動はありませんでした。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.1102
(5pt)

今読むといい

高校時代に読んだときはあまり共感できなかった。
大人になり色んな苦悩を経験し心が病んで死にたい気持ちで生きることを経験した今読み返してみると、泣けるところがたくさんあった。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.1101
(5pt)

面白いです

Amazonのレビューって、みんな長いし、屁理屈が多いですよね・・・。
長いと読む気もしません(笑)。
言うまでもなく、村上春樹の小説は暗いです。友達少ないです。
性格が明るくて、社交的な人は読んでもつまらないのではないでしょうか??
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.1100
(4pt)

純文学的サスペンスの伝統

タイトルに関しては、ワタナベの他者に対する無神経振り(防衛本能)と、
レイコさんの復讐心(病んだ者の)が読み込めるかどうかです。
犠牲者は直子(及びキズキ&突撃隊?!)です。ヒントは手紙でしょうか。

そうした残酷(適者生存)な人生の森の生存競争の構図が、
硬く伏せられたサブプロットになっているように感じます。
またそういう部分は、村上文学のとても優れた一面であると思います。

その森で生き残るものとそうでない者。
ワタナベはしかし、自分が何処にいるのか分らなくなってしまいます。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.1099
(4pt)

エロ本の需要って凄いんだな

世の中って凄いなぁと思う。
文章だけなら、どんな内容の本でも白昼堂々街中で読めるってのが凄い。カバーかけて読んだら何の本か解んないもん。人の目にオートフォーカス機能か、、双眼鏡でも常備していない限り、文章だけならすれ違っても誰も気づかないし気にしない。仮に、目に入ったとしても、著者が超有名人で、TVでも絶賛されていたら誰も悪く思わない。むしろ賞賛や共鳴する奴の方が多いだろうね。人間の心理って凄いわ。
ビートルズも、まさか自分たちの曲がエロ本のタイトルに使われるだなんて夢にも思わないだろう。
それでさ、本を読んだ人間はもっと凄い事になるだろうね。
だって、超有名な本でみんな絶賛してる「ノルウェイの森」って重厚そうなタイトルの本が、まさかエロ本だったなんて!
それを夢中になって黙々と読んでいる自分はもっと何だったんだろうって振り返るわけさ。すごいんだなぁ本て。天才だわこの作者は。
ちょっとミステリアスにして、ちょっと壮絶なシーン入れて、ちょっとお色気入れて、それ全部複雑にしてわけわかんない内容にして読ませちゃうっていう。その手法が素晴らしいわ。みんなルービックキューブを買う感覚で買うんだろうね。「謎が解けたら達成感凄いんだろうな・・・」と思わせる文章力。その多くが全面揃えられずに途中で飽きて捨てるか売るんだろうけど。
この小説もそんな感じ。
この世のありとあらゆる汚れと対面として、自分なりに答えを出そうとその中に飛び込む。それを理解しようと必死に挑戦し続ける。まるでルービックキューブだ。
好きになった奴は永遠に極め続けるし、好きになれなかった奴は永遠に理解に苦しむ。これもそういう作品の一つ。
でもルービックキューブと違うのは、答えが一つじゃないって点だ。
それも歓喜と後悔が両方くっついて来るって答えだ。
主人公は今までドライな現実の中で生きてきた。そこに天国にいるかのような気分にさせてくれる好みの女性に出会い、甘い生活を知る。今までの生活が嫌にもなるけど、彼女と過ごす理想の世界にも疑念を抱く。主人公はどちらを取るべきか苦悩する。まるで三角関係の恋愛だ。
現実が今まで付き合ってきた、理想を抱いては砕かれてきた「つまらない女」。彼女が、一瞬とも永遠ともいえない気分にさせてくれる「不倫相手の女」と言った具合。
現実と向き合うか、理想に逃げるか。そういうテーマがキッチリ描かれてるからこそこの小説は面白いし、単なるエロ本なんかでは決してないという証でもある。
後で本当に三角関係みたいになるしな。しかも選ばれなかった方は悲しい最期を遂げる。
時代設定が、戦国時代の一夫多妻が当たり前だった時代なら「みんな俺の嫁になれ!それでみんな幸せになろうぜ!」の一言で済むが、残念な事にこの時代は男と女の1対1の世界。
石田純一やタイガーウッズみたいにパンチ1発で済むようないい加減な恋愛なんてしないんだ。
一生に一度巡り会えるかどうかさえ解らないくらい真剣な恋なんだ。出会ったばっかの女といきなり合体するようなどこぞの風俗店みたいなノリを全力で押し通すんだぜ?ラノベやベタなアクション映画のアホロマンス顔負けだよ。それだけにとても悲しいんだよな・・・色々と。そんなお話なのさ。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.1098
(5pt)

プラス・マイナス・ゼロの浮遊感

結局、主人公は何がしたかったのか?羨ましい程のモテっぷりと、それを相殺する程の悲しい体験。幸と不幸が差し引きゼロの状況下、真のヒロインすら見失う迷走っぷり。回想シーンのまま終焉を迎える時間軸のトリックによって、読者までもが奇妙な浮遊感に襲われる。でもそれが気持ち良いから、また不思議。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.1097
(4pt)

エロ本の需要って凄いんだな

世の中って凄いなぁと思う。
文章だけなら、どんな内容の本でも白昼堂々街中で読めるってのが凄い。カバーかけて読んだら何の本か解んないもん。人の目にオートフォーカス機能か、、双眼鏡でも常備していない限り、文章だけならすれ違っても誰も気づかないし気にしない。仮に、目に入ったとしても、著者が超有名人で、TVでも絶賛されていたら誰も悪く思わない。むしろ賞賛や共鳴する奴の方が多いだろうね。人間の心理って凄いわ。
ビートルズも、まさか自分たちの曲がエロ本のタイトルに使われるだなんて夢にも思わないだろう。
それでさ、本を読んだ人間はもっと凄い事になるだろうね。
だって、超有名な本でみんな絶賛してる「ノルウェイの森」って重厚そうなタイトルの本が、まさかエロ本だったなんて!
それを夢中になって黙々と読んでいる自分はもっと何だったんだろうって振り返るわけさ。すごいんだなぁ本て。天才だわこの作者は。
ちょっとミステリアスにして、ちょっと壮絶なシーン入れて、ちょっとお色気入れて、それ全部複雑にしてわけわかんない内容にして読ませちゃうっていう。その手法が素晴らしいわ。みんなルービックキューブを買う感覚で買うんだろうね。「謎が解けたら達成感凄いんだろうな・・・」と思わせる文章力。その多くが全面揃えられずに途中で飽きて捨てるか売るんだろうけど。
この小説もそんな感じ。
この世のありとあらゆる汚れと対面として、自分なりに答えを出そうとその中に飛び込む。それを理解しようと必死に挑戦し続ける。まるでルービックキューブだ。
好きになった奴は永遠に極め続けるし、好きになれなかった奴は永遠に理解に苦しむ。これもそういう作品の一つ。
でもルービックキューブと違うのは、答えが一つじゃないって点だ。
それも歓喜と後悔が両方くっついて来るって答えだ。
主人公は今までドライな現実の中で生きてきた。そこに天国にいるかのような気分にさせてくれる好みの女性に出会い、甘い生活を知る。今までの生活が嫌にもなるけど、彼女と過ごす理想の世界にも疑念を抱く。主人公はどちらを取るべきか苦悩する。まるで三角関係の恋愛だ。
現実が今まで付き合ってきた、理想を抱いては砕かれてきた「つまらない女」。彼女が、一瞬とも永遠ともいえない気分にさせてくれる「不倫相手の女」と言った具合。
現実と向き合うか、理想に逃げるか。そういうテーマがキッチリ描かれてるからこそこの小説は面白いし、単なるエロ本なんかでは決してないという証でもある。
後で本当に三角関係みたいになるしな。しかも選ばれなかった方は悲しい最期を遂げる。
時代設定が、戦国時代の一夫多妻が当たり前だった時代なら「みんな俺の嫁になれ!それでみんな幸せになろうぜ!」の一言で済むが、残念な事にこの時代は男と女の1対1の世界。
石田純一やタイガーウッズみたいにパンチ1発で済むようないい加減な恋愛なんてしないんだ。
一生に一度巡り会えるかどうかさえ解らないくらい真剣な恋なんだ。出会ったばっかの女といきなり合体するようなどこぞの風俗店みたいなノリを全力で押し通すんだぜ?ラノベやベタなアクション映画のアホロマンス顔負けだよ。それだけにとても悲しいんだよな・・・色々と。そんなお話なのさ。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.1096
(5pt)

プラス・マイナス・ゼロの浮遊感

結局、主人公は何がしたかったのか?羨ましい程のモテっぷりと、それを相殺する程の悲しい体験。幸と不幸が差し引きゼロの状況下、真のヒロインすら見失う迷走っぷり。回想シーンのまま終焉を迎える時間軸のトリックによって、読者までもが奇妙な浮遊感に襲われる。でもそれが気持ち良いから、また不思議。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.1095
(4pt)

エロ本の需要って凄いんだな

世の中って凄いなぁと思う。
文章だけなら、どんな内容の本でも白昼堂々街中で読めるってのが凄い。カバーかけて読んだら何の本か解んないもん。人の目にオートフォーカス機能か、、双眼鏡でも常備していない限り、文章だけならすれ違っても誰も気づかないし気にしない。仮に、目に入ったとしても、著者が超有名人で、TVでも絶賛されていたら誰も悪く思わない。むしろ賞賛や共鳴する奴の方が多いだろうね。人間の心理って凄いわ。
ビートルズも、まさか自分たちの曲がエロ本のタイトルに使われるだなんて夢にも思わないだろう。
それでさ、本を読んだ人間はもっと凄い事になるだろうね。
だって、超有名な本でみんな絶賛してる「ノルウェイの森」って重厚そうなタイトルの本が、まさかエロ本だったなんて!
それを夢中になって黙々と読んでいる自分はもっと何だったんだろうって振り返るわけさ。すごいんだなぁ本て。天才だわこの作者は。
ちょっとミステリアスにして、ちょっと壮絶なシーン入れて、ちょっとお色気入れて、それ全部複雑にしてわけわかんない内容にして読ませちゃうっていう。その手法が素晴らしいわ。みんなルービックキューブを買う感覚で買うんだろうね。「謎が解けたら達成感凄いんだろうな・・・」と思わせる文章力。その多くが全面揃えられずに途中で飽きて捨てるか売るんだろうけど。
この小説もそんな感じ。
この世のありとあらゆる汚れと対面として、自分なりに答えを出そうとその中に飛び込む。それを理解しようと必死に挑戦し続ける。まるでルービックキューブだ。
好きになった奴は永遠に極め続けるし、好きになれなかった奴は永遠に理解に苦しむ。これもそういう作品の一つ。
でもルービックキューブと違うのは、答えが一つじゃないって点だ。
それも歓喜と後悔が両方くっついて来るって答えだ。
主人公は今までドライな現実の中で生きてきた。そこに天国にいるかのような気分にさせてくれる好みの女性に出会い、甘い生活を知る。今までの生活が嫌にもなるけど、彼女と過ごす理想の世界にも疑念を抱く。主人公はどちらを取るべきか苦悩する。まるで三角関係の恋愛だ。
現実が今まで付き合ってきた、理想を抱いては砕かれてきた「つまらない女」。彼女が、一瞬とも永遠ともいえない気分にさせてくれる「不倫相手の女」と言った具合。
現実と向き合うか、理想に逃げるか。そういうテーマがキッチリ描かれてるからこそこの小説は面白いし、単なるエロ本なんかでは決してないという証でもある。
後で本当に三角関係みたいになるしな。しかも選ばれなかった方は悲しい最期を遂げる。
時代設定が、戦国時代の一夫多妻が当たり前だった時代なら「みんな俺の嫁になれ!それでみんな幸せになろうぜ!」の一言で済むが、残念な事にこの時代は男と女の1対1の世界。
石田純一やタイガーウッズみたいにパンチ1発で済むようないい加減な恋愛なんてしないんだ。
一生に一度巡り会えるかどうかさえ解らないくらい真剣な恋なんだ。出会ったばっかの女といきなり合体するようなどこぞの風俗店みたいなノリを全力で押し通すんだぜ?ラノベやベタなアクション映画のアホロマンス顔負けだよ。それだけにとても悲しいんだよな・・・色々と。そんなお話なのさ。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.1094
(5pt)

プラス・マイナス・ゼロの浮遊感

結局、主人公は何がしたかったのか?羨ましい程のモテっぷりと、それを相殺する程の悲しい体験。幸と不幸が差し引きゼロの状況下、真のヒロインすら見失う迷走っぷり。回想シーンのまま終焉を迎える時間軸のトリックによって、読者までもが奇妙な浮遊感に襲われる。でもそれが気持ち良いから、また不思議。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.1093
(5pt)

キズキの亡霊

キズキの亡霊がワタナベに直子を愛させた、僕はそう考えている。
キズキの死を対象化できなかったワタナベを支配しているキズキが直子を愛したのだと。
そしてワタナベはミドリという暖かな肉体を持った存在に触れることにより
自分の肉体を取り戻し、はじめてキズキの死を受け入れ
「死」を「生」の対極として認識しようとする。
けれどもその矢先、直子の死によって「死」は「生」の一部として
ワタナベの中に永遠に固定化されてしまう。
人のいない風景の残像のように。
そして直子の存在が希薄となった現在においても
愛したという記憶だけがワタナベの心の風景のなかに鮮やかな残像として焼きついている。

蛇足ですが、「ウエノ」「キップ」「ミドリ」「タノム」は
上野駅でキップを買って緑を福島まで迎えに行ってほしい、と僕は解釈しました。
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X
No.1092
(5pt)

Isn't it good, Norwegian wood

読み終えて本を閉じたとき、僕はとても奇妙な感覚にとらわれた。まるでしとしとと雨の降り続く夜の森に一人取り残されたような気分だった。生暖かい雨滴は森の木々や土壌と混ざり合い、重苦しい匂いを放っていた。僕はその匂いを感じ取り、木々の輪郭を目で追いかけ、厚い土壌の感触を確かめた。夜だというのに、辺りはとても明るかった。雨の雫がその光に反射してきらきらと輝いていた。僕はその光の正体を確かめようと辺りを見回してみたが、そこには小止みない雨の音と濃くはっきりとした木々の陰影があるだけだった。
 僕はふと、心の隅に追いやっていた美しい女の姿を思い出した。そしてゆっくりと時間をかけて、彼女の顔の造形や、細い首すじや、緩やかな腰のラインや、そんな彼女の何もかもを、雨に打たれる夜の森の中に描いていった。そうして出来上がった風景は、自分でも驚くほどの悲しみに満ちていた。鮮やか過ぎる彼女の姿は、重苦しく生暖かい森の中にあっても冷ややかで、美しく、そして虚ろだった。
 僕は取っておいたブランディーをグラスに注ぎ、しばらくの間その琥珀色の液体に見入っていた。そして静かに口元にグラスを運びゆっくりと飲んだ。喉元を過ぎる焼け付くような熱さと共に、僕は再びその風景を心の隅へと追いやった。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681