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ノルウェイの森



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ノルウェイの森の評価: 3.82/5点 レビュー 812件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全558件 481~500 25/28ページ
No.78:
(5pt)

たとえ月が無くても。

僕は直子のことを愛してさえいなかったのだ。この本を読み終えてやっと気づく。誰もが一度は感じたことがあるだろう。自分の存在、生と死の狭間に生きることの憂い、生きることの意味。村上春樹の本を読むとなぜかいつも同じような気持ちになる。でもそれはとても心地よくて現実にあるようでないような真実。ノルウェイの森は何度も読み返している唯一の本である。今でもよくわからない、自ら命を絶つということの意味することが。でもこの本は私にとって無くてはならない生きていく上での糧となるとても大切な本だ。傲慢と思えるかもしれないが直子と自分を重ねてあまりにも似ていることに気づく。深く深く真っ暗な井戸にほうり投げられた自分と。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.77:
(5pt)

もう戻ることのない想い

自分がこれまでの人生で、 失ってきた多くの  もののことを考えた。「 失われた時間、   死にあるいは去っていった人、     もう戻ることのない想い 」    (ノルウェイの森・上巻 6ページより)主人公はいろいろなものを失って、生きてきた。でも、それは私達の人生でも同じこと。主人公の失ってきたものと、自分が失ったもの。そのふたつが、リンクしてしまう。。。すでに失われたものだから、もう2度と逢えないひとだから……その輝きは増すのだろうか?
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.76:
(5pt)

刹那的です

初めて読んだ時は、十代の頃でした。でも最近読み返してみて、その頃わからなかった事がたくさんあり、理解もせず読み終わってたと思います。主人公の友人が自殺したことによって、恋人の直子だけではなく主人公も確実に心に傷を負っています。それは、彼の大学時代の過ごし方でわかるような気がします。他人との間に薄いヴェールを覆い、ただ「生きているだけ」という感じをもちました。この本は恋愛小説ということですが、私は登場人物の心のひだを興味深く読みました。それは、どの本にもみられなかったリアリティのあるもので、私の中の村上春樹作品の中では、かなり上位です。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.75:
(5pt)

センチメンタル。

五年前に初めて読んでから、もう何度も読み返しているくらい、私がこの小説から受けたものは大きかった。今、メディアで話題にされている本って、どうして浅いものばかりなんだろう、と思ってしまう。少なくとも、「ノルウェイの森」を読むと、本当に胸が苦しくてせつなくて泣きだしてしまいたくなる。大切な人を失うことのつらさも、残されたものの苦しみも、これほどまでに、手に取るようにわかる作品を、私は知らない。また、登場人物も個性的で、おもしろい。主人公、直子、緑、永沢さん、キズキくん、玲子さん…とにかく人物の描写が上手。会話も独特で、好き嫌いは分かれるかもしれない。私は春樹節、大好きです。またこういうリアリズム的な小説も書いてほしいな、といちファンとしては思ってます。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.74:
(4pt)

カッコよすぎ?

春樹ワールド、という言葉でもてはやされる不思議な世界観ですが、正直私には登場人物の性格描写がわりと似通っている、なにか偏った作品に思えました。登場人物が病んでいく様子など、どうもあまり綺麗にできすぎているような。小説だから仕方ないのかも知れませんが、現実に心を蝕まれるっていうのは、もっとぐちゃぐちゃな気がします。作品があんまり有名になってるんで、皆さん誉めずにはいられないのでは?
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.73:
(5pt)

☆ビバ春樹☆

もうかれこれ10年以上も私の中で愛の冷めない作品(作者)です。現在「世界の中心で、愛をさけぶ」がもてはやされておりますが・・ ・・・けっ。これを読めい、これを。これぞ真の「恋愛小説」であります。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.72:
(4pt)

好き嫌いがわかれる作品

村上春樹らしいキザな世界。キザといってもチャラチャラしたカンジではなくいつも通り大人びている。しかし初期村上作品とはまた一味違った作風。独自の理念の元、堂々と生きている永沢さんがおもしろかった。主人公を取り巻く人物達みな色々な個性を持っていてそれぞれの人物達がうまく描かれている。結末にやや疑問を抱いたがよくよく考えると納得できると思う。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.71:
(5pt)

純粋な哀しみを濾過して抽出したような本

死は生の対極としてではなく、その一部として存在している/「構うもんか、二年くらい」と彼は言った。「スコット・フィッツジェラルドくらいの立派な作家はアンダー・パーでいいんだよ」/そして僕とTVのあいだに横たわる茫漠とした空間をふたつに区切り、その区切られた空間をまたふたつに区切った。そして何度も何度もそれをつづけ、最後には手のひらにのるくらいの小さな空間を作りあげた。/どうして男の人って髪の長い女の子が上品で心やさしくて女らしいと思うのかしら?私なんかね、髪の長い下品な女の子二百五十人くらい知ってるわよ、本当よ/私たちはインディアンが頭にその部族あらわす羽をつけるように、歪みを身につけています。/直子はソファーの僕のとなりに座り、僕の体にもたれかかった。肩を抱くと、彼女は頭を僕の肩にのせ、鼻先を首にあてた。そしてまるで僕の体温をたしかめるみたいにそのままの姿勢でじっとしていた。この作品ほど、レヴューや批評を読むまえにそのものを読んで欲しい小説はありません。そのくらいものすごい力(魅力)を、間違いなく一つひとつの文章自体が持っているからです。大切な人やかけがえの無いものに対する喜びや哀しみの思いを揺さぶられる一冊です。   
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.70:
(5pt)

大人判定機

これを読んだ時、
二十歳ちょうど人生経験未熟で恋愛まっただ中
軽く打たれた。
その大好きな子と別れて本当に好きだったと気づかされて再びこの本を手に取った時
心底打たれた。悲しくて眠れなかった。
失ったモノと同じモノを手にする事は二度と出来ない。
大人になるという事は失うという事への耐性の程度ではないだろうか?
物、友達、恋人、親、金、命、夢、時間・・・
思春期のアナタへ
いろんな耐性が出来る前に読んでください。
きっと感想が違うはず。
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4061848925
No.69:
(5pt)

正直になろう!

全く今では考えようのないほど美しい話です。今ではメールが普及し、週に一度の手紙を待つのが楽しみだとか、一途に人を愛すということがなくなりつつある現代ではこのような話を読むと『あの時はよかったなぁ~』の『あの時』が分からない10代の若者達にも何らかの共感を与えてくれるような気がします。是非、こんな現代だからこそ若い人たちにも一読して欲しい一冊です。オススメです。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.68:
(5pt)

内側に閉じ篭ってしまった

 読後2~3日は、仕事もほとんど手につかないほど自分が小さくなってしまった。自分の内面をずっと誰かが握っていて、それを解こうにもどのような手段で解きほぐすことが出来るのかわからず、自分が生きている現実世界が、この本を読む前より半歩先にあるような錯覚に陥った。 村上氏の小説には他の作家が書く文章からは聞こえない登場人物の声が聞こえてきて、特に緑の話し方はしっかりとした口調で早口であるだろうと思われる。その為、いつの間にか緑が話す台詞の場面は速読し、直子の話す場面は彼女の言わんとすることを理解出来るよう、ゆっくりと読んでしまった。 本当にこんな小説は初めてで、その後も何度も何度も読み続けた。文頭の「またドイツか」という部分からわかるように、細かな伏線が絡み合わさり、読むたびにこの作者の偉大さを実感できる傑作である。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.67:
(5pt)

すごい!初めての恋愛小説?!

なにか恋愛小説をよみたくて、検索したらでてきたので買いました。でもこんなにいい本に出会えたことは今までないです!そのくらいはまりました。この本を読んだ後はしばらくほかの本なんて読む気がしなくて、そのあといろいろな恋愛小説を手にしたけどやっぱりノルウェイに戻っちゃいます。すごくゆっくり時間が流れるなかで、特徴のあるキャラクターがでてきて、でもそれぞれのキャラクターと共感できるところがある。絶対に読むべき!な本です。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.66:
(5pt)

切ないです。

主人公の大切な人を亡くしてしまうときの悲しみも、直子の主人公の気持ちを傷つけまいとする優しい気持ちも、緑の主人公に対する愛も、みんななんだか切ない。この作品を読んで、とても心がきれいになるというか、とても澄んだ気持ちになった。それに言葉がすごくきれいで、時には大人っぽく、時には子供っぽい言葉遣いがとても良かった。3回これを読んでいま4回目を読んでいるけど、読むたびに魅力的で新しい発見がある。もっともっと多くの人に読んでほしいと思う。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.65:
(5pt)

これを読まずして語れないムラカミワールド

この本は20回は読んだでしょうか?20代で是非読んで欲しい作品。笑いあり・涙あり・そして・・・・・・・・小説と併せて「村上朝日堂はいほー!」のようなエッセイを読むと、作品背景がわかって面白いので、作品の表と裏を是非楽しんでください!
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.64:
(5pt)

現代の古典

説明するまでもなく、有名な本。村上春樹の代表傑作のひとつ。どちらかというと、青春もので、学生ならば、今すぐにも読まねばいけない。社会人に対する効用は不明。美しいレトリックと、綿密なプロットは何度読み返しても飽きることはない。私は現時点で13回は読み返し、4冊づつ持っている。特筆すべきが登場人物の個性である。クールな主人公を取り巻く奇人たち。とくに「永沢氏」には、いたく影響されること間違いない。私の人生に多大なる影響を与えた。「自己憐憫するな」は至上の名言
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.63:
(5pt)

感情がこもってしまう作品です。

村上作品だなぁと思わされる作品です。この作品は数回読んでいますが、他の村上作品と比べて圧倒的に感情移入させられてしまいます。理由の一つには、舞台設定が比較的普通だということがあると思います。「世界の終わり~」や「ネジまき鳥~」、「スプートニク~」なんかと比べると、凄くノーマルな、自分たちに近い話です。相変わらず彼女は不思議な病におかされますが、あとはきわめてノーマルです。そしてそこに自分を重ねてしまうと、とても寂しく哀しい気持ちになるでしょう。少なくとも僕は、茫然自失とした感覚に飲み込まれました。考え込みながら読めば、彼女の病気や、永沢さん等、さまざまな事象を象徴したような、要素が出てきて、哲学的な思想も出来てしまいます。だけど、僕は純粋な恋愛小説として読むことをお奨めします。凄く哀しい話です。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.62:
(5pt)

本を読んでこれほど泣いたことはない

 ベストセラーになっていた頃は読んでいませんでした。3年程前、色々悩み、苦しい時期に読みました。 初めて触れる村上作品の上品でいて無機質な感じの独特文体に、数ページの間は躊躇いも感じたのですが、それは危惧に終わりました。 途中からは読んでいるうちも読み終えても泣けて泣けて仕方ありませんでした。30近くなって初めて読後の感想文を残したくもなりました。そして今後も何度も読み返そうと決意しました。ベストセラーになっていた20歳の頃に読んでいなくて良かったと思います。あの頃の自分ではこの作品の素晴らしさに気づくことが出来なかったかも知れないと思うのです。そして当時そう感じたら、きっと二度と読み返そうともしなかったはず。読後は、しばらくの間ふわふわと生活していたような気がします。夢と現実・作品の中で描かれた喪失感の中で。素敵な素敵なそして美しい作品です。この作品を読んだ後はしばらくその世界に浸っていたくて、村上作品を続けて読みあさりました。村上春樹さんはちょっとした中毒状態になる作家なのかもしれません。小説、というジャンルではこの作品は私の心の宝です。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.61:
(5pt)

流行った時に一度だけ読んだ方へ

社会的現象にまでなったこの作品。出版年度に一度だけ手に取り、がっかりしてその後再読していない方も多いのでは。この作品の世界観は、読めば読む程心に深く根付くものです。ワタナベくんの心の揺れ、直子の歪んでしまった心、ミドリの奔放さの中に隠された生真面目さ。登場人物のひとりひとりが、再読するたびにあなたの中に強い輪郭を持つことでしょう。そして彼らのベクトルは違うけど、どこまでもひたむきな強さを自分の中に滋養として得ることができます。これは恋愛小説であると同時に、忘れてしまった心の強さを取り戻すための本だと思います。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.60:
(5pt)

私のお守り。

私が初めて読んだのはハタチの頃でした。正直言って、ワタナベくんの語りがすごくカンに障ったというか、あまり感情移入できなかったんです。それに内容にもついていけなくて、全然共感できなかった。あの頃は、登場人物と年齢が近すぎたからかな?でも、20代の後半に恋をした時、読みたくなったんです。恋すると、不安になったり、孤独を感じる時ってあるじゃないですか。そんなときにフッと手に取って読みたくなったんです。そしたら、異質だと思ってた世界観に自分が少しずつ溶け込んでいくのを感じました。少し怖かったけど、年齢的な距離がある分、ワタナベくんのことも好きになれました。ただ、直子を理解できなかったことはワタナベくんにとって幸せなことだと思うんだけど、全然わかってないことをわかっていないワタナベくんの描き方が大変上手いと思った。それが作者の意図したところなのか、不本意なのかは私もわからないけど。そして30代になった今でも、時々読み返しています。読むたびに印象が変わるだけでなく、全然飽きない。新しい発見もあるし、理解できなかった事柄が理解できるようになったり・・・まだまだ自分も成長途中なんだなと謙虚に思えます。自分を再確認するためにも、ずっと手元に置いておきたい本です。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.59:
(4pt)

タフネス

この小説はヒドい小説で「人と人とは理解しあえない」「人には人を救うことができない」結局こういうことになっているのだが、それは冒頭からも明らかだ。主人公は中年で男なのに機内放送を耳にしてちょっとしたパニックにおちいるんだから。だけどもそこがポイントというか、この小説の比類ない点だ。恋愛小説だと著者はいうけれども恋愛の不可能をしか描いていないこの小説を読んで、なぜ僕たちが切ないけれど前向きになれるのかといえば、それはやはり全編つうじて「だけど生きていかなくちゃいけない」「可能だと信じなくちゃいけない」というタフネスが満ちているからなのだろう。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925

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