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1973年のピンボール
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1973年のピンボールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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最新刊があまりにもわからなかったので、いったいこの人ははじめからこんな感じなのか、改めての確認作業をした、二作目の感想。 さっぱりわからない。 一読して、読めるけどなんの余韻も残らなかったので、立て続けに再読したが、やっぱり感情がゆさぶられるような感動はあるわけもなく、なぜならわざとわけわからないように書いてるから、構図はわかったけど、意味はないんだろうと確認した。 このひとはエッセイを読めば、それでも回りくどい比喩に苛立ちを感じることもあるけど、まぁ普通に理解できる文章をかけるのだとわかるが、小説の形態ではなんでこんな書き方になるのか、意味のわからないやりかたになるのか、一言でいえば、SFファンタジー、を書いてるんだろうな。読めるけどわからない。読むと疲れて普通の小説が読むたくなる。でもまぁ、次の羊も読んでは見るけど。 | ||||
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日常の生活描写関係の事までいちいち気取った比喩で、 解説されなあかんレベルで解りづらいのは遠回しに過ぎる。 ただ、後半、主人公がついに想い人(比喩)に巡りあう直前、 その人の仲間たちが一斉に目覚める場面は圧巻。 また、他ならぬ自分自身が刻んだ記憶に無粋は無用と、 あえて最小限の逢瀬でその場を去る美学には、 矜持を感じます。 ただ俺はあの双子はいない方がいいと思う。 主人公の孤独が濃い方が、 後半のあの存在との逢瀬が引き立つ。 あの双子が例えなんらかの比喩だとしてもね。 | ||||
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本の状態ですが、まず開いて直ぐ1ページ目、使用済み付けまつ毛が挟まってました。途中途中に鉛筆で線が引かれ、メモ付箋も貼ってありました。 古本とは言え、付けまつ毛はかなり大きく気持ち悪かったです。 | ||||
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僕のアタマのなかで村上春樹とか(昭和終盤の)赤川次郎とかは 作家でなく"高額所得者"と認識されている。 赤川の陰惨なユーモアミステリは兎も角、 すらすら読めるムラカミ小説は時折、オカシクなる 読書のリズムを取り戻すのに重宝してる。 オモシロサはまた別の話。…て言ってたンですが、 この本は面白い。 特に"僕"と双子ちゃんをめぐるヤリトリ。 池に配電盤を葬る件りは、所用で乗り込んだ京都行きの高速バスの座席で、 こみ上げてくる笑いを堪えるのに苦労したほど!だから困ッちゃうんだな。 調子クルって。 ムラカミ小説にはスラスラスイスイ読めることしか求めていないのだ!! | ||||
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今まで注文した商品で、最も最低の状態で届いた。 | ||||
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もう35年近く前に「ノルウェーの森」に幻滅していた頃、知人から「村上春樹の作品には日常の何でもないことが、とても大切に思えるように描かれている」と初期の三部作を読むように勧められた。 30年ぶりに読み返してみた。著者が何を伝えたいのかを精査しながら熟読したが、解りそうでわからない作品だ。ただ、30年前に読んだときは、とんでもない意味不明の駄作と感じたが、今回も知人の言った「日常の些細な大切なこと」は特に感じなかった。村上春樹の描写の丁寧さは十分に伝わってきたものの、残念ながら、自分にはそこが限界だった。改めて自分は村上文学には不導体であると再認識した。 蛇足だが、1973年という時代は、村上春樹にとってはほろ苦い24歳だったろうが、幼かった自分にとっては懐かしい無邪気で楽しい時代だった。 | ||||
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残念ながらこの感性に共鳴するものは持ち合わせていない・・。若い頃の作品だからほとばしるものがあるのだろうが・・凄い作家とは思うので、是非庶民にも理解出来る作品をお願いしたい(笑) | ||||
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短いのに読み進めるのが億劫な小説でした。 読んでいる間、ずっと気分が乗らないというか、何一つ物語に惹きこまれず、なんにも頭に残らない。 内容云々よりも、本を開くのが面倒に思えてしまうのです。 何度も放り出しそうになりながらも無事読み切りました。 自分の頭の悪さに歯痒くなります。 同じ作家でも合う合わないがあるので、別の作品にもチャレンジしてみようと思います。 | ||||
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たいして中身のない話をゴチャゴチャと言葉を装飾したり、変てこなシチュエーションに作り上げてみせているようで、内容を理解する気にもならない。ただ、この独特な雰囲気を楽しばいいのかもしれない。さらっと読めてしまう。ピンボールやジュークボックスなど、ある世代にとっては懐かしく感じるところはあるかもしれない。 | ||||
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もしこの作品単体だけを読まれたとしたら、全く意味不明でしょう。 特に鼠→「何で出てきた?」「不要だろ」となるし、双子の女→「意味不明」 読みながら、これは夢の中なのか? ピンボールは何?となるでしょう。 誰かに解説してもらう必要が出てきますよね(ネット検索すれば出てきます)。 鬱陶しくなるほど出てくる比喩、そして洋楽。 ナルシストなハイカラ野郎(西洋かぶれ)がキザって書いた文章。比喩と洋楽の紹介してるだけやんとなってしまうかもしれない。 少なくとも私はそんな感想でした。だから☆2です。 もうご存知の方も多いのでしょうが、この作品のみならず、「風の歌を聞け」、「羊をめぐる冒険」、「ノルウェイの森」と読むことで深さを味わえるようになっているのですよね。 それってどうなの? と思う気持ちがある反面、それでも大量の読者を獲得できているわけですから、肯定せざるを得ないというところですね。 | ||||
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村上春樹の信者だけが、「この作品は万人向けではないよ。特別な人にしか良さはわからない。そう、私のように。」って言っている。自分は選ばれし理解者だと延々とまくしたてる。どこのレビューを見ても言っている。 「このワインは万人向けではない、あなたたち初心者にはわからないでしょうけど?」って言ってる人よくいるものね。 | ||||
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村上春樹の中編・長編の大半は読んだがこの作品を読了するのは大変だった。50ページ以下で纏められる短編をどうでも良い描写で4倍に引き伸ばしたような作品だと思う。とにかく目標の枚数の原稿用紙を埋めることだけを目的に書いたのではないだろうか。もちろん小説というのは単なるプロットではないし梗概でもない。話の筋と関係ない描写が多少あるのは当然だろう。だが、あまりにもそれが多すぎる。というか構成要素のほとんどは話とは直接関係ない描写だ。どうでも良い風景描写を長々と続けた上、それを更に比喩で補完するのだからうんざりする。センテンスレベルで見れば目を見張る表現がいくつかあるし、歴史的に見れば将来の傑作に繋がる重要な一作という見方もあるかもしれない。しかし、ここのレビューでは単品でこの小説のみを評価するべきだと思う。村上春樹が芥川賞を受賞しなかったことがしばしば話題になるが、彼が一人前の小説家になったのはこの後なのだから当然だろう。最初に読む村上春樹作品としてはおすすめできない。もしこれを最初に読んでいたら、読了せずに途中で放り投げて、二度と村上春樹を読もうと思わなかったと思う。 | ||||
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「風の歌を聴け」 は、変な格言? が効いていて読み返すことができるし、 「羊をめぐる冒険は」 は、簡素な日本語がシャープに突き刺さる、 これは、中途半端だし、回り道の多い文体も白ける内容、、、 春樹を通してみた時に、重要な作品だし、三部作は順番に読んだ方が楽しめる。 しかし、これ一つとって、読み切るには相当思い入れが強い人でないと無理!!! | ||||
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学生のころは氏の小説はすべて、夢中になって読んでいた。自分も齢を取ったし時代も変わって、読み返してみると、実に中身のない薄っぺらい小説だなと思う。表題になっているピンボールの出現の仕方も唐突すぎる。ジェイズ・バーでのジェイと鼠の会話も、利いたふうな口をきいているだけで実がない。古い小説でも、重厚なものは時代を超えて読み継がれていくが、この小説はどうだろうか。自分も氏も若かったのだなとつくづく思う。 | ||||
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帯び、カバーに思った以上に日焼け、擦り傷、汚れがひどく不満足。 | ||||
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どうも無難に終わらせた感がある。ピンボールとの対峙はなんだったんだ。消化の悪い終わらせ方である。 | ||||
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この小説単品で読むとつまらないです。強いて言えば序盤の双子の登場あたりは面白いですが、読み進めるほどつまらなくなっていきます。 アクションも少ないですし、メタファーの存在も感じない(というか、実際あるのでしょうか?)。 とはいえ、この小説読まないと次作「羊をめぐる冒険」の楽しさが減ってしまうかもしれません。 「羊をめぐる冒険」に向けてのプロローグだと思って、比較的軽く読むことをオススメします。 | ||||
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著者が二足の草鞋を履いていた時代に発表した、デビュー二作目の小説。 最初に読んだときはあまり記憶に残らなかったが、『風の歌を聴け』を読み返してみてわりと新鮮な印象を受けたので、こちらも手に取ってみた。 前作と比較すると現実の枠からはみ出した設定が多くなり、その分潜在意識の掘り下げは深くなっている。 そのため幅広い読者層に受け入れられる作風ではなく、ある程度は著者の嗜好やメンタリティにシンパシーを感じる人向きの内容と思う。 | ||||
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村上春樹の2作目は、いいきなもんである。文庫本で171ページの間に、「煙草」が61回出てくる。語り手である主人公も鼠もスペイン語の大学講師も実によく煙草を吸う。JT(ジェームズ・テイラーではない)のまわしもんか!? それから、「まるで・・・のように」という直喩が26回も使われる。うんざりだ。そして「うんざり」という言葉が6回発せられる。「それだけだ」が9回。決定的なのは、小説を書く上で35の誤謬があるが、そのうちの32が見つかるのである。たとえば、p.25に「これは『僕』の話であるとともに鼠と呼ばれる男の話でもある。」とあるが、p.28にも「これはピンボールについての小説である。」とある。作者が本文中で自作の解説をしてはいけない。しかも続けてね。細かいことを言えば、p.61の「3月のはじめ」に「冬の明るさ」はいただけない。3月は明らかに春である。P.77、ヘンデルの「レコーダー・ソナタ」(リコーダー・ソナタだろ!)にヴィオラとチェンバロとあるが、ヴィオラはヴィオラ・ダ・ガンバのまちがい。このヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロが通奏低音なのに、「レコーダーとヴィオラとチェンバロのあいだに通奏低音のように肉を炒める音が入っていた。」というのも笑える。あとデビュー作と同様に「シャワーに入る」と言ってるけど、シャワーは「浴びる」もんだ。p.17、「池には水仙が咲き乱れ」。池の周りなら許す。要するにしったかなんだ。それで読者の気をひこうとする。わかるだろ? | ||||
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前作『風の歌を聴け』よりも遥かに小説っぽくなってる点が退屈。情景描写も頑張っているのだが、取っ て付けた感は否めない。しかし、そこに村上春樹という人物のお行儀の良さや真面目さを垣間みることもで き、やがて世界的人気作家になったことを思えば、極めて謙虚に前作の(評論家や先輩作家から指摘された であろう)弱点を補うこの姿勢──というか、村上春樹自体の人間としての資質が──、本作の魅力を下げ ても、後の作家としての価値を延ばす決め手にはなり得ていたのだろう。が、いかんせん退屈は退屈──こ の退屈さや雰囲気を好む読者の感性を決して否定はしないがそれでも。 それにしても、こんな“僕”がいつも運命的に女の子にモテちゃうというのも、かなり意表を突いた裏技 的マチズモと読めば、実はかなり男ワールド全開な汗臭い作品でもあるし、逆に言えば、隠し味としてすら もなかなか検出できないこうした裏マチズモを、ふんわり優しく“僕”という人称設定と語り口で包んでし まう春樹的手法に、少なくないアンチたちが嫌悪を示すのは自然な反応なのかもね(いつも僕ばっかモテて ずるい的な嫉妬混じりの突っ込みも含めて)。しかしながら、電話工事に訪れた作業員と一瞬好戦的になる “僕”のキャラクターに真のリアリティを感じたのは、苦し紛れの悪意ある深読みとは簡単には断罪できな いだろう。この“僕”を全て“俺”に変換しても尚、最後まで同じ気分でこの物語を読み切ることは絶対に できないはずだと思うからだ。 | ||||
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