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赤ひげ診療譚
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【この小説が収録されている参考書籍】
赤ひげ診療譚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 41~60 3/4ページ
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厳しい状況の中で、自己の利益を顧みず、医療面でなく献身的に人々のために力を尽くす姿は感動的です。 | ||||
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今までkindleに無かったので、見つけたから購入。中学生の時に読んだので何年ぶりだろう。 | ||||
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傑作。 医師が主人公の話は「どれだけ、その主人公の医師が魅力的かどうか」にかかっている。 その「赤ひげ」先生の格好いいことといったら! そして、もう一人の主人公である弟子の保本君の、男としての成長! 男にとって「男子が成長していく物語」ほど感動するものはない。 黒澤明監督作品『赤ひげ』も見たい、と思った。 というか、即TSUTAYAで借りたw | ||||
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何十年か前に見た「黒沢・三船」の映画”赤ひげ”が鮮やかに蘇ってきた。 | ||||
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人は尊く、人は醜い。男女間のもつれあいが、話の中心に出てきます。人の病気を治そうと言う事は、きれいごとではなく人が本来持つ底辺の醜い所さえも包みこみ事が必要なんだと思いました。赤ひげ先生のように尊い人の道を歩もうとする人も、聖人君子ではなく人間ぽく悩み怒るところがホッとさせます。 | ||||
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山本周五郎、初めて読みました。他の作品も是非読みたくなる作家でした。 | ||||
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文庫も持ってますが、電子書籍は編み物しながら読むのに便利です | ||||
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小話が分かれていますが、見事に織り成されています。われわれが忘れてしまっていたものを思い起こさせてもらいました。 | ||||
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一話目からのめりこんでしまいました。もうハラハラです。 貧困と無知が多くの人々を苦しめていたこの時代、一見無駄に思えるようなことを積み重ね、理不尽な社会に苦言を呈す赤ひげ(去定)。 はじめは反抗しながらも、やがて赤ひげの姿勢や言動に心を打たれる登。 養生所の同僚や、それぞれの話に登場する患者も細かく描写されており、イメージが膨らみます。 現代の日本で表面上の貧困は確かに減りました。教育の機会も保障されています。 生活そのものが追い込まれ、子を売る、まびく、なんてことは現代では考えられません。 そんな現代でも、目に見える、または見えない理不尽なことはたくさんあります。 赤ひげのような、登のような人材が今の日本においても必要なのかもしれません。 | ||||
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人の弱さまでを包み込む強さを持ち、そんな人の弱さを育む社会の歪みに憤り、これを正すことに真摯に立ち向かう赤ひげ。他の山本周五郎作品に違わず、著者が人というものに対して抱く温かみが全頁に散りばめられた小説。 | ||||
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受け取りました商品は、品質・納期・価格ともに期待どおりでした。 | ||||
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とても面白い本でした。山本周五郎と宮部みゆきにはまっています。 | ||||
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山本周五郎自身は黒澤明が映画化した「赤ひげ」を見て 小説よりもよいと述べたらしいが、さすがにリップサービスであろう。 瑞々しい叙情性に溢れた文体で描かれた、つらく悲しいけれど 美しさと優しさに満ちた大衆小説の傑作である。 映画はこの原作に忠実に構築されている。 赤ひげが無頼漢どもを叩きのめすシーンもそのままであり、 へんに映像のイメージが付いてしまうよりも、まずは原作から入ってはどうだろう。 山本周五郎は作品によってかなり文体を変える作家であるが、 この「赤ひげ診療譚」は膨大な作品群の中でも、抜群に読みやすい部類に入る。 小学生でも高学年ならば十分に読みこなせるはず。 老若男女問わず、多くの人に手にとって頂きたいと願う。 | ||||
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山本周五郎の初読みとして、最適です。 内容については、先のレビュアーの皆さんを参考としていただくこととして・・・ 感想についても人それぞれですが、 山本周五郎の傑作集と言ってよいでしょう。 小説も素晴らしいですが、黒澤映画も素晴らしいです。ぜひ両方見ていただきたいなと思います。 そして黒澤明はこの他にも山本周五郎作品を映画化しています。 先の方のレビューで、山本周五郎は文学賞を取っていないという方がいらっしゃいましたが、 訂正させてください。文学賞の受賞を辞退しているだけです。直木賞ですら辞退しているのです。 「八方めでたくない不幸のずんどこ」作品も多いのですが、 私にとって座右の書として繰り返し繰り返し読んでいる作家です。 是非機会がありましたら、手にとって見てください。 翌日から、人にやさしくなれそうなそんな作品です。 | ||||
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「小説から人生を学ぶ」とよく言われる。 しかし、そんな小説に巡り会うことは極めて稀だ。 読んでいて楽しい、ためになる本はたくさんある。 でも自分の生き方や人生の捉え方に影響を与える ような本はめったにない。 私にとって本書はその数少ない本の一つとなった。 難解な理屈がこねられている訳ではない。 1話1話が短く、文章も平易だ。 それでも、赤ひげ先生の言葉が心を揺さぶる。 それだけ読んだら何でもない言葉が、物語の中に 織り込まれることで底光りのする輝きを放つ。 これぞ小説。これぞ名人芸。 感銘を受けた言葉をここに書き連ねても そのすごさは伝わらない。 ぜひじっくりと読んで、あまたの箴言をかみしめて いただきたい。 | ||||
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学歴も才能もある若い医者が、自分のイメージの中ではかなり低いレベルの診療所に勤務することになりました。大学で言うと不本意入学に当たると思います。その診療所で、様々な境遇の人との関わりを通して、内発的な学びを繰り返していきます。経験や環境が人を育むということがわかりやすくドラマチックに書かれています。組織論を学ぶのにも役立つ一冊です。映画化もされています。 | ||||
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「中年になると山本周五郎に回帰する」という説がある。多分、本作(のような古典)は、中年でなくても楽しいのではないかと思われた。説明不要な、小石川養生所の医師を取り巻くあれこれ。綿密な取材に基づく堅固な筋運びが嬉しい。 | ||||
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おもしろかった。 各エピソードのその後は語られていないことが多いけど、きっとうまくいったんだろうなと想像できる。 ラストも良かった。 山本周五郎さんの作品で、時代小説ってこんなに面白いものだったんだと気づかせてもらいました。 | ||||
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黒澤明監督の映画「赤ひげ」が余りにも有名で、そのイメージが深く浸みついてしまっています。 この本をこうして読んでみると、映画のように三船敏郎の「赤ひげ」がメインで活躍するのではなく、保本登の医者としての人間としての成長物語であり、彼こそが主人公なんだなと言う印象を強く受けました。 物語は、8つの短編と言っていいようなエピソードが連なっており、そのエピソードが進むに従って、保本の「赤ひげ」に対する態度の動きがあり、それが医者としての人間としての成長を表しています。 そのエピソードに登場する患者は、意外の現代的な病気ばかりであるのが特徴です。それは、作者が貧困から生まれる病を中心に描き、「医は仁術なり」と言う面を強調したかったこともあったでしょう。ただ、それ以上に医者と言うものが社会性の高い職業であることを通して、政治の貧困を訴えているように思えます。 そういったことがあるからこそ、山本周五郎作品が現代においても生き生きとした輝きをもって存在するのでしょう。 読んでいると、書かれている時代を超越して、現代の社会問題が頭に浮かんできます。 そして、同時に、今「赤ひげ」がいたらなあと思います。 | ||||
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ここに登場する病人の中に、肉体的な病でなく、 トラウマや神経症が原因と思われるような 心因性の症状をかかえた人物が、幾人か登場します。 どれも最近になって広く身近に、問題視されるようになったものばかり。 これが50年前の小説だろうか、と驚きました。慧眼です。 本屋や学校、図書館で、推薦図書としてよく見かける書名ですが、 なんとなく、江戸時代の貧乏な診療所の風変わりな医者の人情話、 くらいに軽く考えて読まずに流してきました。間違いでした。 同様の人も多いかと思いますが、ぜひご一読を。 決して、単純な娯楽小説の、お気楽な理想主義ではありません。 著者の複雑な人間観に基づいています。 人間が好きなのに、人間を信用しきれない。 だからこそ心がゆれる。ゆれた分だけ物語の芽が出る。 ひとが好きだけど、信じられない。矛盾する両極を渡る振り子の振幅。 その間から、生まれ落ちた物語の代表作が本著です。 | ||||
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