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樅ノ木は残った



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樅ノ木は残ったの評価: 4.36/5点 レビュー 100件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(3pt)

ほとんど文字を追うだけの作業

★3.2/累計2176冊目/2024年131冊目/10月6冊目/『樅ノ木は残った(上)』(新潮文庫/新潮社)/山本 周五郎/P.480/2003年/629円+税 #読書 #読書2024 #読了 #読了2024

同著者の『虚空遍歴』以上に退屈だった。ほとんど文字を追うだけの作業になってしまった。何の話だったか要点が掴めないが、どうやら伊達藩のお家騒動を描いている作品らしいことが、他のレビューを見て分かった。中巻と下巻があると思うと億劫だ。山本周五郎はどの辺を評価されているのだろうか?緻密な時代考証には圧倒されるものの、物語として読者へ何がメッセージなのか全然的を得ない。『樅ノ木は残った』を読み終わったら、次は立て続けに気楽に読める小説を読みたい。そのためのオードブルだと思うことにしよう。
樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)より
4101134014
No.8:
(3pt)

圧倒的なリアリズムだが政治小説なので本格長編としては相当読むのがしんどい

山本周五郎の代表作であり歴史小説の中でも有名な作品の一つです。伊達家の内紛の話ですが、時代は伊達政宗の時代から3代目、4代目となり江戸時代なので当然ながら伊達政宗は登場せず、主人公は伊達家の重臣である原田甲斐という男です。

450ページの分量が三冊なのでなかなかの長編小説で、伊達家や重臣たち、そして取り巻きの人々など、とにかく登場人物が多い。これだけ登場人物の多い小説は海外も含めて読んだことがないかも知れません。ドラマならHBOの「ゲーム・オブ・スローンズ」と比較出来るかもしれません。正直言って多過ぎです。読み進んでいくと、多数の登場人物からキーとなる人物がだんだん見えてくるのですが、それでも多すぎますし、多くは本筋とは関係ないサブストーリーのキャラです。新聞連載小説がベースなのでどうしてもこういう形になってしまうのでしょう。

ネタバレになるのでストーリーは明かしませんが、本筋は政治的なものなので、サスペンス、冒険的な要素は皆無であり、かなり退屈します。とは言うものの無数の登場人物の会話の一つ一つが緻密に歴史研究されたものであり、この圧倒的なリアルさが本作品の格調高さを形成していて山本周五郎を第一線の歴史小説家にさせている理由かと感じました。

本作品を流れるテーマは「家の存続」であり、今で言えば組織や会社の存続に相当するわけですが、そのためには両親、妻、子供の命など天秤にかけることすらおこがましいという思想が私にとっては恐ろしさを感じてしまいました。今に通じる日本人の独特さであり、外国人には異常で理解し難い思想です。そこまでして守る「家」って何なんでしょうね。残った樅ノ木も最後は枯れてしまうのに。

あと、ちなみに、昔の時代小説って主人公がやたらとモテるのですが、この甲斐も御多分にもれず、モテまくりで、40代のおっさんにも関わらず10代の少女にまで想いを寄せられて抱きしめると柔らかい体の感触が全身に伝わったなどと若干おっさんのファンタジー的な要素をしっかり注入して、なんとか読者を退屈させないようにしています。
樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)より
4101134014
No.7:
(3pt)

とっても悲しいお話

武士とはそういうものなのか。
お家存続のために、こんな自己犠牲を払う覚悟がいるとは悲しすぎます。
樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)より
4101134014
No.6:
(3pt)

なし

なし
樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)より
4101134014
No.5:
(3pt)

なし

なし
樅ノ木は残った (中) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:樅ノ木は残った (中) (新潮文庫)より
4101134650
No.4:
(3pt)

それほどの傑作だろうか

全巻通してのレビューです。ネタバレご注意。

最も有名な作品だろう。一冊も読まないころから、本書のタイトルだけは知っていた。
で、文庫三冊千三百ページ越えの大作を読み終えた今、素朴な疑問が浮かぶ。なぜ本書が有名なのか。
代表作と呼ばれるほどの傑作とは思えない。

徳川将軍家は、仙台伊達六十万石を潰すべく陰謀を企てる。
伊達藩士がどうあがいても、幕府に取り潰しの口実を与えるだけだ。
原田甲斐は一身に汚名をかぶり、死と引き換えに藩の存続を成功させる。
雄大なスケールのプロットだが、ここまでの長さが必要だろうか。途中で読み疲れた。
断章の演出は陰険で効果的だ。最後のドタバタが笑える。

ラストの衝撃は凄いが、そんなに上手くいくかなあ。「乱心ならしかたないね」ではなく、「重役が乱心とは信用できない、幕府の直轄とする」となってもおかしくないだろう。
自分の一族が全員死刑になるのは覚悟の上か。本人はいいけど、巻き添えを食う幼児はたまったものではない。
武士に生まれなくてよかった。

原田甲斐の人物像が、盛り過ぎでわからない。野外生活のパートに違和感が残る。
主人公に魅力は感じないが、わき役たちのドラマが面白い。女性ではロリータの宇乃と野生児のふじこが可愛い。ヘタレな新八と淫乱なみやの関係が、だらしなくて好感が持てる。
腕力づくでやりたい放題だった柿崎六郎兵衛の顛末は、胸に迫るものがある。
本作には冒頭の登場人物表が不可欠だと思う。キャラクターが多い上に、偉い人は本名・役職名・治める土地の名前などで呼ばれる。ややこしい。筆致が達者なので、深刻な混乱はしなかったけど。
最初に読んだ周五郎作品が本書なら、おそらく一作で止めていただろう。他のを先に読んでおいてよかったよ。
樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)より
4101134014
No.3:
(3pt)

懐かしい思いで再読しました

幼い頃に大河ドラマで放送されてたのを思い出し、ある時に機会を得て単行本を読みましたが、登場人物の多さと話の内容が自分の年齢に追いつかず放り出しました。

この歳になりまた読んでみる機会を得て、大変興味深く読み進めています。

伊達騒動の顛末は、史実として残っている部分しか読み取れません。がしかし、武士としてどのように行動するかを考え、結果命を賭しても大義を通した男たちが過去の歴史にいたとすれば、どれほど窮屈なものだったのだろうと思ってしまいます。

が、この窮屈な時代があって、日本の様々な文化や思想を形成させてきたのだと私は思わざるを得ません。
樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)より
4101134014
No.2:
(3pt)

独眼竜政宗のその後…

大河ドラマ「独眼竜政宗」の頃から気になっていた小説。盛り上がりはないものの,退屈ではないものの,淡々とした筆致で進んでいく。これからの盛り上がりを期待しつつ上巻を読了。
樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:樅ノ木は残った (上巻) (新潮文庫)より
4101134014
No.1:
(3pt)

樅木は残った中

友達にプレゼント用に買ったのですが、まだ渡してはいません。上中下と全巻買ったので、装丁が同じであったら良かったと思いますが、古書では手に入っただけでも喜ばなければいけないのだろうと思います。
樅ノ木は残った (中) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:樅ノ木は残った (中) (新潮文庫)より
4101134650

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