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警視庁心理捜査官
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警視庁心理捜査官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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前半の刑事たちの苦労が面白い。後半の展開の速さに驚く。そんな話です。プロファイリングは凄い。 | ||||
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ここまですごい嫌われっぷりの主人公も珍しいのでは?と思うくらい敵ばっかり。それはきっと本人にも多大に原因があるのだろうなぁというような終盤の動き。でも最後は素敵な終わり方でした。 続きもよんでみたいです。もっと読みやすければ、なおいいのですが、、。 | ||||
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登場人物たちが魅力的だし、あらすじも面白かったのですが、、何故かとても読みにくかったです。コロコロと語り手が変わるからでしょうか、、? | ||||
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洋書が好きで日本語の本をあまり読まない自分に日本語の奥深さ美しさを再認識させてくれた本です。プロファイリングが好きで、特に黎明期の関係者の苦労や報われなさに惹かれますが、この作品では男尊女卑や年功序列が酷くて心を揺さぶられながらページを捲りました。文章に力があり登場人物が生き生きと描かれ、ずらりと並ぶ警察の符号も興味深かったです。 | ||||
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上巻では一気に奔流に巻き込まれもみくちゃにされてるような息苦しさと共に読みましたが、下巻のごうごうと流されるストーリーの描くのは犯人とではなくまさかの警察内部からの邪魔だてとの闘いに終始した感じですね。恋愛感情の絡まない小説で面白いものは数多く存在します。とみに昨今は所謂バディものやブロマンスものなどの人気も評価も高い傾向を感じます。だからというわけでは無いし、上梓された時代を考慮しても、この作品に関して恋愛は無かった方が私は好きだなぁ。 | ||||
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相変わらずの犯人像が読みづらい。 | ||||
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これが黒崎 視音のデビュー作だというのは読了後の、筆者後書きではじめて知った。僕はたまたま仕事としてもとり組まざるを得なかったので多少は気づけたが、どこでも圧倒的に女性蔑視が幅をきかせている。警察はその筆頭かも知れない。その中で、女性で新設の心理捜査官という特殊な立場で奮闘する主人公に、刑事達はたたき上げの現場調査以外は受け入れず、露骨に排除しにかかる。まずそういう中で、自らの辛い過去を背負い努力を重ねる主人公に着目すべきだが、読者の大半は男で彼女に感情移入が出来ない。だから面白くないとか、ストーリーがとか、ブーたれる。確かにラストの主人公は暴走するが、これは性犯罪者に立ち向かいながら、レイプ体験者としての自分と決着をつける行為であり、いわば人間として女性としての再生の物語なのだ。諸兄よ、身近な女性達を思い浮かべながら再読されよ。そこに新しい何かを発見されるよう祈る。 | ||||
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私はこれを読んで心から警察の方々のご苦労を思い、感謝で一杯です。組織内がいろいろあるのは政治家もそうだし。 警察組織がこうなのはこうでなければやっていけないから。犯人は残虐かつ巧妙。遺族にも気を遣い冤罪は許されないが犯人は逮捕しなくてはならない。縛りが多くなるのは当然。足での捜査を自負する人々にはプロファイリングはうさんくさいだろうし目の敵にされるのも当たり前。だから作者は主人公にもっと強くしたたかになれ、と言っているのだ。仕事のできる女性は仕事はできないが優しい部下の言葉に結構脆い。実際、そんなことだけは上手な男もいるもんね。誰もが深い孤独を抱えていてその描写が見事。犯人の異常性も圧倒的な文章力で文学の域にまで到達している。すごい才能。どんなに仕事ができる大人でも傷つき心は少女や少年のままで成長していけていない部分がある。主人公がスーパーウーマンでないのがいい。弱さを抱えながら巨大な組織の中で凶悪な犯人を地道に追っている警察の方々。ほんとに感謝です。 | ||||
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犯人の異常性や爽子の慟哭が美しい文体で描かれ、作者のただならぬ才能を感じる素晴らしい小説です。 大組織になるとそこの考え方に合わせなくてはならず反対意見をいうと睨まれ、忍耐で自分が悪い、というしかない。別に周りが悪い訳ではなくみんな組織の中で生きるのに必死なだけ。犯人すら善悪を越えて生み出され描かれている凄さ。逆に藤島が出来過ぎ。最後に由里香と結ばれた方がリアル。 爽子の真面目で不器用で少し思い込みの激しい所が私みたいで共感。腹が立つのは由里香だがそれは羨望。働いてたら命をかけても得たい情報を自分かわいさに隠すお嬢様。人生は不公平でひたすら忍耐。(爽子は優秀だからまだいいって) 最後は確かに無謀だけど、話を盛り上げるには仕方ないか。女は被害者にしかなれない訳じゃない、逆に男の方が被害者かも。 自分の過去と向き合い乗り越えないと先に進めず組織の中でだって男の被害者でしかない。闘っていたのは組織でも犯人でもなく自分自身だったのだ。みんな結局何かと闘っていて気付いたらそれは自分なんじゃない? 奥が深く優れた文学作品としても十分。 | ||||
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エンタテイメント性満載です。ノンフィクションに近い反社会性等のみを期待する読者には合わないかもしれません。難しいことを抜きにして小説を楽しみたいときにお奨めです。人間臭いプロファイラーが主人公なので、感情移入出来ます。結末の意外性は・・・でしたが、全体的に楽しめる小説です。 | ||||
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男社会である警察組織へ溶け込もうとしない主人公の女性刑事の性格や心理描写が、本編で描かれる生い立ちだけでは、私には共感しづらいところがあって、『う〜ん……なんか、ちょっと苦しいなぁ』と感じるところがありました。また、主人公と対立する男社会の具現者たる男性刑事らが、とても狡猾なのに職務上では都合良く鈍重で。そこを除けば、警察小説として面白く、週末に一気に読み切ることのできる作品でした。 | ||||
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心理関係の仕事をしているので、とても面白く読みました。 きちんと順序立てて書いていくやり方も真面目で好感が持てます。 主人公の心情もよく伝わってくるし、心理学で仕事をする辛さ、しんどさもとてもリアルに伝わります。警察官でなくても同じような偏見には年中ぶつかりますしね。 惜しいのは、心理学や警察の知識が説明のための説明になっている箇所が結構ある事、事件描写の暗さは当然ですが、爽子の引っ込み思案に見えちゃう心理描写がちょっと辛い・・・。 それと反対している立場もちょっと度を越していてあれでは何の為にわざわざ心理応用特別捜査官なる立場を警視庁が創ったのか意味が希薄に思えます。 暗くても爽子は心理学を武器にダイナミックなアクテビィティが欲しいな。時々現実感を吹き飛ばすような! 爽子の寡黙さ、 そして(性的な意味ではない)処女性は とても魅力があり、やはり女性は女性が書くべきだ!と思います! このままでは誉田小説の姫川のような 「男の下卑た妄想から創られたステレオタイプ的女刑事」 が主流になってしまうのをなんとかしてくれ!黒崎さん! これからの爽子に期待して星4つです! | ||||
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心理捜査官を主役とした警察ものがついに日本にも出てきたかーというのがまず第一の感想でした。というか、うちがなりたかったときは科捜研の一分野だったような気もするのですが今はこういうのがオーソドックスなんでしょうか? 中学生のときなのでもう覚えてないです 笑 しかし、犯人の猟奇性があまり感じられなかったのは何故だろう・・・と考え、多分犯人を描くことよりも警察内部の権力抗争をメインに描いてたからだろうなと勝手に結論付けてみました。 しかし魅力的な人物は位置ができていて、他の作品も読んでみたいと思わせる作家さんだなあというのが上巻の感想です。 | ||||
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新感覚の警察小説というオビに惹かれ、ついつい買ってしまいました。 異常な性犯罪に対して、女性捜査官が捜査をする、というお話です。 いくらか極端過ぎる点はありますが、心理捜査官に対する偏見(聞き込みのように自分の足を使わずに「想像」だけで捜査をすすめることに対する)と女性に対する偏見という二重の「枷」をつけられた主人公爽子の苦労が痛いほど伝わってきて、読んでいてもどかしくなりました。 主人公の相棒がイケメンだったので、ひねくれた私としてはダークな終わり方を危惧していましたが、そんなことはないのでご安心を。 警察の専門用語、過去にあった凶悪事件、プロファイリング(心理捜査)の例など、著者の方が非常に綿密にリサーチをされたようで、途中でなんども「へぇ〜」とうなってしまいました。警察小説をあまり読んだことのない方にもお勧めです!! | ||||
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蔵前署管内で異様な姿勢をとらされた女性の死体が発見された。警視庁心理捜査官の吉村爽子巡査部長は、その女性死体から冷静かつ凶悪な犯人の人格を見る。捜査の中での同僚の嫌がらせを次々と受ける中、爽子は次第に犯人へと近づいていく。 物語は緻密な構成で、犯人像を探るプロファイリング、そして犯人の殺害動機、爽子そして犯人の受けた過去のトラウマを巧く展開に盛り込んで、警察小説としても存在感のある作品になっています。そして警察内部のキャリアの起こす問題もあり、到る所で見せ場を作っています。ラストでの犯人と爽子の対峙シーンも、その迫力が伝わり、スリルとサスペンスを存分に味わえる作品です。 | ||||
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