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警視庁心理捜査官
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警視庁心理捜査官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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初期作だから仕方ないのかも識れないが、文章の視点がクルクル變わるので讀んでいて難儀。時に「神の視点」も交ざる。 それが酷い時は1行ごとにさえ。 編輯者の指導の問題。 「六機」をへて「交戦規則」あたりでは幾らかよくなったが。 | ||||
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本書は、黒崎視音のデビュー作品である。本書が描くのは、心理的プロファイリングにより犯人像を予想し、それにより逮捕に繋げる心理捜査官である。上梓当時、日本にはそのような警察組織はなく、全くのフィクションの構想のもと生まれた小説であるにもかかわらず、リアリティが高い描写は、視覚的でもあり、それだけ真実味を帯びているので読んでいて息苦しくもある。とても処女作とは思えない出来ではあるが、それ故に主人公の自己分析の部分が重く、全体に影響を及ぼした感がある。上巻では、捜査会議の中で孤立し、力関係の主導権争いの中に揉み込まれ過程が細かく描かれており、日本人作家の得意とする心情描写に力点が置かれた構成となっており、警察小説の好きな読者にはたまらない内容となっている。 再読 やはり、主人公を女刑事に持ってきた点が、男社会との軋轢や対比でこの物語を秀逸なものにしており、作者の狙いが奏功している。佳作と思う。 | ||||
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私は、面白い小説に出会うと、これをドラマ化する時の配役を考えワクワクする時がある。「心理捜査官」という意外性や、吉村爽子の人間描写は余りあるものが感じられるが、それらを追求するためか 文章の流れがくどくなってしまっていることに一抹の寂しさを感じる。 | ||||
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「警視庁女性捜査官」という題名なら良いんですよね。著者が徹底してリサーチした事はよくわかるんですが、その方向を間違えているんではないでしょうか。著者曰くの「警察という男社会」における隠語や組織概要、捜査の進め方等はまるでドキュメンタリーを見ているようにワクワクしましたが、捜査の現場ってこんなにひどいものなのでしょうか。階級や捜査ルール、取り調べの方法、調書の作成、男女間のギャップ等、こんなにメチャクチャだとは思えませんし、心理捜査官なるポジションに対してこんなに露骨に無視をしたり誹謗したりするとも思えません。ただし、女性が男社会の中で苦しみながら実績をあげて行くという点では、そうかも知れないと思えます。ハードボイルド的にこの主人公が心理捜査官としてのミッションに忠実に着実にあらゆる障害をものともせず取り組んで行くような仕上がりの方が、よりリアルに興奮できたと思います。相手の男性の台詞が臭すぎるし、「男はみんな同じ」的な表現が多発するのでなおのこと臭いです。しかしながら、著者のリサーチの努力は間違いなく実っていて、「女性捜査官が男警察社会で活躍する新しい警察小説」として読み応えはあると思います。警察ってどんなとこ?に興味がある方には、他の警察小説を圧倒する情報が詰まっているのでお勧めします。 | ||||
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プロファイリング専門の女性捜査官を主人公にした長編。細かな捜査プロセスを克明に綴り、警察小説好きには堪えられない一冊といいたいところだが、全体に単調な感じがする。この大冊をえらく短時間で読み終えたので、そこそこのリーダビリティはあるのだが、逆にいうと引っかかってくるものが少ないのだ。事件の展開、ヒロイン像、犯人像、捜査陣の軋轢、いずれも突出したものがない。特に惜しいのがヒロイン像で、同僚刑事との関係もふくめて、もう一つ像をくっきり結ばないもどかしさが残る。そのため、単身逮捕に向かって逆に犯人の罠に落ちて捕まり、凄絶な暴行を加えられるラストが唐突に浮かび上がってしまった。 | ||||
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