■スポンサードリンク
燻り
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
燻りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大阪を中心とした関西を舞台にした短編が収められた一冊。 軽妙な大阪弁と馴染みある地名に、情景を思い浮かべながら、一気に読んでしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どの話も一気に読めるものばかりで、もうちょっとその後のことが知りたいと思ったりもしたが、想像できるところがまたいいのでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
優 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
黒川 博行の本は、ほぼ全て読んでおり、今回もなかなかおもしろかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯罪とは非日常的なものである。だがこの作者の書く犯罪小説には、どうしようもない現実感があり、それがまたなんともいえない苦い味わいでたまらない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
黒川さんの小説を読むのは初めてで、タイトルに惹かれてか、なんとなく購入。 9編が収められた短編集で、いずれも犯罪もしくは犯罪周辺の物語。 でも、クライムノベルとかハードボイルドとか、そういった風の物語ではない。 この人たちのやることうまくいかないんだろうなと思っていると、案の定うまくいかない。 ちょっと夢見て欲かいて、結局それは儚くも散る。 ちょうど競馬のラスト3ハロンに興奮し、ゴール直後に脱力する感じ。 でもきっとこの人たち、そのうちまた夢見ちゃうんだろうな。 地の文は簡潔で淡々としている一方、会話は関西の言葉でテンポがよい。 なんか隠しカメラで撮っているかのように自然な感じで、しかも話者の表情が目に浮かぶ会話。 犯罪にまつわるお話なんだけど、そんな会話を読んでいると普通の人の日常の心もちを感じ、 ああこういう人間の描き方もあるのだなあと感心してしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつもながらの 黒川さんの筆使いに 惹きこまれました 今度は なにを 読もうかと 迷います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
黒川博之さんのファンで読み続けています。大変面白いです。これからも読み続けます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
儲けの裏には何かが隠れている。 決して楽して儲けられる訳がない。 解っているのに人間は欲がでる。 人生ほどほどが一番かも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2002年に講談社文庫から刊行された短編集の再版。 『後妻業』や『国境』などの長編を、緻密な構成と濃密な人間描写によって構築された大作と呼べるとすれば、短編はいわばスケッチにたとえられる。もちろん、短編が凡庸だというわけでは断じてない。むしろ、断片的な台詞で性格だけでなく人間関係までも素描する黒川氏の真価は、短編においてこそ真の力を発揮することを再確認した次第。 息遣いの聴こえてくるような、なんとも生々しいやり取りから、登場人物のそれまでの人生までもが行間から立ち上がる。そして短編ならではというべきか、黒川氏は犯罪にあっという間にケリをつけてしまう。どこで終わるかわからないまま読み続ける緊張感は、たちまち露見する危うさを孕んだ悪事の緊張感と重なり合う。「これで終わりかいな」と思わず呟きたくなるような残酷な突き放し方は、むしろ小気味いい。「錆」なんてヒドイ話をしれっと最後に持ってこられると、読者としては笑うより仕方ない。 というわけで、全9篇ですが、どこで終わるのか予め目次で確認しておかない方が、愉しめること請け合いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場するおっさんがどいつもこいつもショボくて素敵です。 定期的にこの大阪弁の空気を味わいたくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーとしては必ずしも完結していない作品もあるが、その余韻もまた楽しい。作者独特の空気が満ちていて、どの話もすぐに引き込まれる。「地を払う」が好きだ。このエンディング。こういう終わり方はかっこいい。だが、実は最も印象的なのは「燻り」のタイトル作品。本当に短い中に、作者の持つものがたっぷり入っていて、素晴らしい。短編ならではの余韻である。そのほか、どの作品もいけます。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!