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(短編集)
4TEEN フォーティーン
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4TEEN フォーティーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全176件 121~140 7/9ページ
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月島を舞台に14歳の4人の少年が織り成す物語。一生のうちで最も不安定で、もっとも輝いていた年齢。「14歳」というところがいいです。 僕も今まで生きてきて一番印象に残っている年齢は?と聞かれたら「14歳」であると即答するでしょう。とくに何もなかったようでいて、妙に頭に焼き付けられている年齢です。不思議なものです。 死・恋愛・大人の世界・友情などあまりに多くのものを盛り込みすぎているきらいはありますが、最終的にはうまくまとめてあると思います。 この年代の思い出はきっとこれからの人生において重要な意味を持ってくるものであると僕も思います。それによって助けられることもきっとあることでしょう。そういう思い出、心の糧を持つこと、忘れないことの重要さを痛感させられました。 僕の好きな宮澤まゆき・待井たかし著「ぼくらはゆめみて」を少しそういうことを踏まえて読んでみると違った読み方も出来るような気がします。 | ||||
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自分の力に自信が付き周りに対して反発するのに,時折自分の弱さに気付かされがっくりとしてしまう.小学生の時ほど社会に対して信頼を抱いていない反面,理不尽な扱いを受けたときに「何で世の中は平等じゃないんだ」と嘆いたりする. 肉体的にも精神的にも成熟しきっていなかった中途半端な中学時代の懐かしい感覚.それをよび起させてくれる作品だった. 登場人物達が大切に書かれている優しい短編集.一番好きなのは二作目の「月の草」.クラスである事件を起こしてしまった少女に対して四人組がとった行動・・・これぞ美談だろう. | ||||
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四人の男子中学生が織り成す青春物語である。('-,_ω-`)プッこの作者の文章は非常に読みやすい。少々あっさりし過ぎていると言ってもいいくらいだ。青春物語と聞くとどこか安っぽいイメージを抱くかもしれませんが、そうではありません。一見爽やかそうに見えますが、ただ爽やかなだけじゃ終わりません。四人の中学生にそれぞれスポットを当てた短編が散りばめられています。その短編はどれも瑞々しく、爽やかなんだけど、どこか痛いのである。('-,_ω-`)プッ切なく、痛い。僕がこの本を読んで抱いた感想です。人それぞれ悩みを抱えて挫けそうになる。だが、その悩みを共に解消してくれる友がいる。傷つきながらもなんとか明日へ向かって生きていこうと言う四人の強い意志が感じれる作品でした。('-,_ω-`)プッ | ||||
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自分にこんな仲間が居たら・・・・そう思わせる仲間だ。異なった個性の4人の仲間が、初体験山盛りの中学生だからこそつるむ面白さ。早老病のナオトに女の子をプレゼントなんて、奇想天外な発想も本で全編読むと涙ものだ。家庭の落差、勉強の出来不出来、体格の異なる4人が、相手を尊重してつるむ信頼感に心打たれるのかもしれない。携帯の不倫サイトで主婦と合びきしたり、自転車旅行と称して歌舞伎町へ行ったり、まるでおっさんみたいだが、そこは中学生青くて真っ直ぐで綺麗です。 | ||||
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なんだろうけど、ちょっとどうかと思う。 世間的には評価高いんだろうけど、個人的には中の下くらい。 やってることはわかるし、上手いのもわかる。性に関してのアプローチもリアルでそれっぽいような気がしないでもない。実際そんなわけはないけど。 だけど、何だろう、漂う空気みたいのがあんまり好きじゃないのだろうか。 | ||||
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ティーンエイジャーの心を描いた作品で秀逸なのは、個人的にはKS氏の「E」が一番だと思っているので、石田氏の本作品は、中年の大人が無理やりその頃の心に戻ろうとして描いたように思えて感情移入が出来ませんでした。ストーリー展開も漫画みたいでリアリティがないし。唯一心に残った作品は「ぼくたちがセックスについて話すこと」です。この作品からは人が人を想う、混じりけのないまっすぐな気持ちが読み取れ、とても心温まる短編でした。あの頃の様に何の利害関係もなく、ただただ人を好きになれるって良いことだったなぁと素直に思わせられる作品でした。 | ||||
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最後まで飽きることなくスラスラ読めました。全編通して主人公はテツローという少年ですが、一つ一つの話に異なったテーマがあり面白かった。ただ、14歳というリアリティは無かったです。なんとなく。あくまでも大人が書いた14歳という印象を受けました。一番面白かった話は1話目の「びっくりプレゼント」。これだけなら星5つ。後は、うーんなんとなくご都合主義な感じがする場面が何度もあって、正直作り物だなあって感じずにはいられませんでした。面白かったけど。 | ||||
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読んでいる間ずっと「中学生日記みたいだなぁ」と思っていたら、文中に「中学生日記じゃあるまいし」みたいな記述が出てきたので笑っちゃいました。ごめん、違ったんですね(笑)。(でも私に言わせればまさにそのものなんですけど…。)基本的にはすごく「好きな系統」の物語だったのですが、大絶賛というほどでもなく…。どうしでかしら。若干気になってしまったのは、歌手の名前とか「今のカルチャー」がすごく単語で出てくること。今現在読む分にはいいですけど、時間がたったら、時代が変ったら、このリアリティは失われてしまうのじゃないかな…。そのへん、どうなんでしょう。これはこれでいいのかなぁ。私は気になってしまいました。 | ||||
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本を読み終わった時の感想です。多分読んだ人は自分が14歳の時の周りの人たちにこんな人たちは居なかったと思うはずです。でも、こんな14歳も日本の中に絶対居るんです。そんな3人+1人+αが出てくる話です。 | ||||
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大人が書いた14歳は、その人が通り過ぎてきた過去という希少な価値だから、主人公達の感情表現はリアルタイムな雰囲気よりもどこか切なさや甘酸っぱさが懐かしいといった表現に似ていた。大人だった。今を生きる少年にはもっとわけのわからない衝動があると思った。といっても私も過去の記憶を懐かしむことしかできないのだけど。 | ||||
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≪「ナオト君はすごかったよ。もうヒリヒリって感じ」そういうとまたヒットエンドランみたいな笑顔を見せた。ぼくは顔を上げて、リカさんの目を見た。関心なさそうにそっぽを向いたままだった。≫石田衣良 『4TEEN』びっくりプレゼントより第129回直木賞受賞作子供の頃読んだ冒険小説のようなピュアな「愉しさ」を味わった。友達っていいよね。子供の頃の友達ってとんでもないことを考えてくれるよね。通りすがりのリカさんもいい。こんな人に出会いたい。っていうか、意外と出会っているのかも・・・。こんな小説を書きたいって、思う。書けそうだとも思う。こういう小説は人をピュアにしてくれる。いい気分にしてくれる。ヒットエンドランに成功したような気分にしてくれる | ||||
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この本は14歳の4人の少年の物語で、読んでいると、きっと胸がきゅんとすると思います。私は心をむきだしにしてアクセルを踏みまくってた自分の思春期の頃をあざやかに思い出してしまいました。いろいろなことに心から感動したり、怒ったり、喜んだり、笑ったり、泣いたりしたことって今から考えると中学生のころがピークだった。自分の感情に振りまわされてました。ひさしぶりにこの本を読んで中学生の頃を思い出し、あまずっぱい気持ちになりました。この本を読むときっと中学生の頃の気持ちを思い出しますよ。おすすめです。 | ||||
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池袋・・シリーズとは違った意味でのティーンagerの青春を描いた秀作です。10代の友情は本当にシンプルで、何があっても僕らは友達というテーマを見事に描き切っています。友情とは何か?今の時代の友達の大切さを再び考え直したくなる作品です。 | ||||
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やはり、自分も14歳ということで、買いました。やっぱり14歳の時読むのが一番いいのであって、他の年の時に読むと、感じ方やどれだけの共感が生まれるかも違うと思いました。もうすぐ自分は15歳を迎えることになるのですが、最後の章は「十五歳への旅」という題で、もう一度、読む価値はとてもあると思います。それに、この本は大人が読んだって構わないし、読む義務はあると思うんです。本当に、今の自分に「この本」が生まれていて、読むことができて、ラッキーだなぁと思っています。石田さんも、大人からの視点でしょうか、14歳を題にして書かれて、感謝したいくらいです。こういう友達いたらなんだって、乗り越えられそうだなぁ。 | ||||
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読んだ当時、あと1ヶ月で15才を迎える予定だったわたしも、この本を読んで旅に出かけたくなったものだ。読み始め、するりとかわされていくような感覚はしたが、やはり石田さんの作品である。真ん中から後ろにかけてのリズムが、前半の、やや透きとおったよどみを生かしていく(気がする)。ハードカバーで読むのがおすすめである。 | ||||
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14歳の4人の少年達の、悩みや葛藤、日々の生活などがリアルに書かれている。IWGPもそうですが、石田さんが少年を書くとすさまじくリアルで驚いてしまう。まさに今の月島を描いたストーリーであり、読み終わった後にさわやかな気持ちになれました。最近の石田さんが書かれた「ブルータワー」や「アキハバラ@ディープ」も面白いのですが、やはりIWGPや4TEENのような少年達のストーリーがいいですね。 | ||||
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私は高知の田舎で14歳のころを過ごしました。同級生の数約80名いましたが、そのころのことを考えると、自転車旅行、女性器に対する興味とか、年代も住むところも違うのに、考えることはまったく同じだなと感じました。今丁度現役中学生の娘は読んで拒食症の女の子のもどすシーンとかが気持ち悪いとか、エッチなとこが多いとか言ってました。私は文体がスパッとしていて、石田流の読みやすさが気持ち良く感じました。 | ||||
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何だか、背中をむずむずされているような、昔のことを思い起こされるようで恥ずかしくなる作品。いい思い出なんだけど、言われるのはね、っていう。「あんたがこれくらいの頃は…」って母ちゃんに言われるそんなの。ずっこけ三人組だっけ?それを思い出す。佃、月島が舞台だけど氏のエンジェルもそこだけどなんか関係あるのかな?こんなに事件はなかったけど何だか共感できるな、甘酸っぱい。 | ||||
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14歳の少年4人という意味を賭けたタイトルの「4TEEN」。中学生という難しい時期に、ましてや少年達の心の中がこれほどリアルに感じられる本はなかったのではないだろうか。勉強に部活に友情と恋愛に・・・という揺れる心を持ち始める年代。でも、これはやはり男性作家でなければ描くことはできないだろうという少年達の日々、心情。事件がおきると勉強ができるとかできないとか、家がお金持ちor貧しい、健康かそうでないか・・・いろいろな問題を探そうとする大人たちがいるけれど、この本を読むと男同士の友情ってそうじゃないんだよなぁ、と女である私は一種うらやましくも思うのだ。電車で隣り合った男の子達や、昔男の子だった周囲の男性達も、多かれ少なかれこういう時代をすごしてきたのだ、と思うと彼らを少し理解できたようで、優しくなれそうな気がする。 | ||||
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14才を過ぎ、ずいぶん来てしまった私には正直、「ガキっぽいなー」と思うところも多々ありました。でも14才の私が読んでも・・・?、ようするに「男の子」ってガキっぽいのかもしれない。軽薄でムカツクところもあるけれど愛すべき少年達。「月の草」の最後がじんとしました☆` | ||||
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