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(短編集)
4TEEN フォーティーン
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4TEEN フォーティーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全176件 41~60 3/9ページ
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直木賞受賞と聞いて手に取りました。 これはだれをターゲットにした小説なのか。 中学生ターゲットにしてはリアルさが無い。いかにも大人が考えてみた子供のリアル。 これで中学生の共感を得られるだろうか。わくわくしてくれるだろうか。 大人をターゲットにしたのなら浅すぎる。 スタンド・バイ・ミー拗らせた小説感。 直木賞てモンドセレクション金賞くらいの感じなのかな、それなら納得。 | ||||
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石田衣良さんの作品を読んだことがなくて、一冊ぐらい読んでみようと、直木賞受賞のこの作品を選んでみました。 ちょっとビックリ。直木賞受賞のわりに、文章はあんまり上手くはないし、いかにも作り物の、上っ面だけ整えた子供たちはなんだか、薄っぺらいのを通り越して、薄ら寒いし。この年代の子たちを書いたら、嶽本野ばらさんを超える作家は居ないなあと常々思っているのですが、あのヒリヒリと痛いほどの存在感と比べて、何段落ちるのか。大人がこういう子供がいたらいいなあと思って書いた、という印象しか受けませんでした。ストーリーも、とってつけたような「いいお話」で、読み進めるのに時間がかかってしまいました。 | ||||
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どこが14歳のリアルなのか。 特殊な病気やら複雑な家庭環境を取り上げて現実とか言われてもね。 所々に違法行為が出て来るが、どこの世界に誕生日プレゼントに援助交際を持ち出す奴が居るんだ。 あと、ダイが胸を叩くと揺れるって描写がよくあったが必要なのだろうか。 最後まで読んでみて、これが直木賞を受賞ってのに驚いた。 どんな本にも楽しめる部分はあると思うのだがこの物語については全くなかった。 | ||||
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14歳に読ませたい小説。そして、高校生にも読ませたい小説。 さらに、いい大人になって、「あの頃は・・・」なんていってるオヤジどもに読ませたい小説。 はじめてこの本を手にとって感銘したのが16か17歳のとき。 「ぼくが怖いのは、変わることなんだ。みんなが変わってしまって今日ここにこうして四人でいる時の気持ちをいつか忘れてしまうことなんだ。世の中に出て、あれこれとねじ曲げられて、こうしていることをバカにするときがくるかもしれない。あれは中学生の遊びだった。何も知らないガキだった。でも、そんなときこそ、今の気持ちを思い出そう。かわっていいことがあれば変わらないほうがいいことだってある。」 前半は、何か、ありふれた「14歳のちょっとスケベな青春」という感じで感情移入もできなかったけれども、「大華火の夜に」あたりから、いまから癌で死んでいく医者との会話など、しみじみと心にせまるものがあった。 「きっとこの世界も同じことなのだろう。どこかで誰かが消えて、その名残が響いているうちに新しい人生が生まれる。それでにぎやかで、ちょっとばかばかしいこの世界が続いていくのだ。」 「・・・Hをするとかしないとかじゃなく。そのひとのことを思うと自然にあたたかい気持ちになったり、心がよじれて眠たくなる、そんな恋をしたいなあ。」 アダルトチルドレンであり、飲んだくれのダイのおやじの死のなかにも、「やさしいところ」があった。この小説の中では、ダイの存在は大きかったように思える。 小説が進むに従って、4人の14歳達の個性は際立って、面白くなっていく。 変わるものもあれば変わらないものもある。 自分は、もう14から10年も経ってしまった。それでも、こんな小説に心動かされるということは、やっぱり、まだまだ良くも悪くも「子ども」であるんだろうなぁなんて思う。 彼らの続きの友情はどうなっているんだろう。 作者と同じように、この4人の将来に想いを寄せている私である。 | ||||
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たしかに、これ、直木賞? と愕然としてしまうけれども、司馬遼太郎が獲った昭和31年などとは、社会のレベルが違ってしまっているんだと思う。「描写は現実を越えなければならない」とする小川洋子さんみたいな作家もいるが、その冒険はどっちかといえば純文の作家さんにまかせられているのでは。 現代を反映する、という意味では、これは、よくも悪くも、社会の鏡になってしまっていると思います。だから直木賞である意味、正解。 現代社会はどうでも、まともなものを読みたい! という方は、もっと違う本を探したほうがいいと思います。知られていないけどいい本って、本当にいっぱいあります。 | ||||
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会話で出てくるんですが、中学生一日にオナニー何回するとか話するんですよ。 それがね、すごい子は一日7回とかいうんです。 7回とかやってる子ってのはいるのかどうか知りませんが、 みんなから馬鹿とかアホとか言われるレベルと思うんですよ。 どうもそういう子がまじめにいろんなことするかとか思えないし、 設定に無理があって漫画みたいな感じで読むのなら面白いんだと思いました。 | ||||
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石田氏の作品を読むのは、まだ、3作目です。 ”ありえないストーリー”だと感じながら読みました。 早老病の子供と元気に遊んだり、不登校の子と恋に落ちたり、友人が父親殺しに巻き込まれたり、などなど、かなり極端に走った展開だと思います。 しかし、それでも、「こんな子供たちが月島にいるかもしれない。」とも思わせてくれました。 自分自身、下町育ちです。月島にも共感をもてました。 自分自身はもうすぐ50歳、14歳の時ははるか昔になりました。それでも、確実に通過してきた年です。 そして、自分自身、男です。 そんな点も、この作品に共感を持てた理由なんだと思います。 また、あとがきから、石田氏自身の初期の成長と共にあった作品だという点も、読後感が良くなった理由だと思います。 彼らの今後がどうなるのか、石田氏の他の作品がどうなる(なった)のか、楽しみです。 | ||||
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直木賞受賞のときから本の存在は知っていましたが、読んだのは今が初めてです。 期待していなかったのですが、単純に面白かったです。読みやすいので速く読めました。 一カ所だけ引っ掛かるところが。細かいことですが、「十五歳への旅」でナオトが家族用ゴールドカードを出すところ。中学生でこれは……?? ほかはよかったです。 | ||||
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14歳、中学生の頃を思い出して、あの頃考えてたことをなつかしく思い出しました。4人の少年達は、14歳という多感な、限られた時間の中で様々なことを感じて精一杯生きていく。読んでいてもう1度10代に戻れる気がします。 | ||||
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リアルな中学生風に書いてありそうで 全然リアルではない、そんな印象を受けた 今現在中学生の人達が読んだら 「こんなんじゃねーよ」って言いそうだと思った 石田衣良さんの作品いくつか読んだけど やっぱりあんまり好きになれない 中学生ん時って頭ん中そんなにエロばっかだったかなあ。 | ||||
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中学2年生の同級生4人組が、拒食症・過食症、同性愛、家庭内暴力に死など、さまざまな出来事に遭遇するにつれ、 成長・絆を深めるストーリ。主人公達が大人びていて、逆にリアリティを感じさせません。 現実の少年はもっと幼稚で、我儘。時に残酷なものでは? とは言え、非常に読みやすく、かつ、楽しめる作品。続編の6TEENもぜひ読んで見たいと思ってます。 | ||||
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4人組は,ひとりがデブ,ひとりが頭がよく,ひとりは平凡,そしてひとりは難病。 キャラクターショウである。登場人物の様式は古典的気ある。 そして,14歳を描きながら,時々顔を出してしまう50代に近い作者。 登場人物に,まるで大人のような都合の良い感想をかたらせてしまう。 なぜ,この作家は,無理して若者を描こうとするのだろううか。 若者は作者の描くように,小説の都合のようには動かない。 時にもっと子供で時にもっと大人だ。作者が小説で書いた, 子どもを語るエピソード血は正反対のような気がする。 | ||||
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確かに中学生なのに考え方がまとも過ぎる不自然さがある、高校生という設定を基に物語を構築するならリアリティは、よりいっそうあったと思う。 しかし中学生の視点でどうしても書きたかったのであろうか?それならば不自然さはやむを得ない。 摂食障害・不登校のクラスメイト、酒乱の親に悩まされる仲間、難病の老化の速い病気を抱える仲間など問題を抱える者が多い。だが、それらはその仲間達に助けられていく。 仲間の絆が深いので観ていて爽快だが『理想』を語ったファンタジーとも言えます。 綺麗なところばかり描いて汚いところは書かないと言う偏った構成。 あと著者は思春期をテーマに扱っているものが多いようだが。万人受けするような 作りだので仕様が無いが。 読んだしばらくは良いが、無味乾燥的内容だと気づかされる。 銀座の近くの月島を舞台にストーリーが進んでいく。 とりあえず都民が隣町に行くのに電車を意外に使わないのだなと言う豆知識を頂いた。 | ||||
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最近は技巧的な作品が多い中で、石田衣良の作品群はシンプルでリアルで、かつ郷愁に満ちている。さすがにいまの中学生はこんなに幼くないし、なまいきだ。昭和人の私には、4TEENの中学生たちに感情移入できた。石田世代の作家は中学生時代たくさん小説を読んだんだろう。その自力が十分に感じられる秀作だ。 | ||||
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おもしろい。すぐ読める。でも深い。さらに懐かしく、せつない。 誰でもきれいなダイヤモンドみたいに輝くものが胸のうちにあることを、大人になったら忘れてしまう。 この本を読むと、そうだったそうだったよみがえってくる。 昔みた映画「スタンド・バイ・ミー」と同じものがこみあげてきて、泣いてしまった。 少年のほうが少女よりずっと純粋なんだなぁ・・・(女の子はケッコウ打算的だったりする) できたら、現在小学1年生の息子が中学生になった時、読んでもらいたい。 そして一緒に感想が話せたら・・・というか『話せる親子』になりたい。 残念ながらそんな親子になっていなくても、この本をもう1度読み返して理解することに努めたい、と母は思う。 | ||||
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中学生。 小学校を卒業して男子校へ。 私立の中学校だったからいろんなところから人間が集まっていた。 そのとき初めて自分の住んでるところが「田舎」だって知ったんです。 これは衝撃でした。 それまでは田舎者だって気づいてない田舎者だったんですから。 今となればいい思い出ですけれど。 この本の中で、 「今の友達と別れたり、大人になったりして変化することが怖い」 といった言葉があるけれど、 変化するものは変化するし、変化しないものは変化しないんだと思う。言ってしまえば。 実際に今でも中学の頃からの友達も、小学校のときからの友達も、保育園が一緒だった友達もいる。 時を経て自分の中でもいろんなものが変わったはずなのに、 友達と会えば、その当時が戻ってきたような不思議な気分に陥る。 だから変わらないものはあるはず。 時間の流れが予想以上に速く、変化が激しいときだからこそ、 変わらないものを大切にしたい。 | ||||
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石田氏の作品はデビュー作の『池袋ウエストゲートパーク』に続いて2作目である.本作も前作同様,短編集となっている.短編8作の舞台は,いずれも東京湾に浮かぶ月島.主な登場人物はナオト,ダイ,ジュン,テツローの中学2年生4人組.すべての作品は,テツローの視点で,中学2年生の日常が描かれている.本作でも文章の流れが非常に軽快で,読みやすく,頭の中に映像が活き活きと浮かび上がってくる. 中学2年生というのは,思春期真っただ中で,友情,恋,性など,悩みの多い多感な時期である.その時代の子供達の日常や悩みを大人の視点から,ここまでリアルに活き活きと描ける著者は素晴らしいと思う.次作『6TEEN』では,ナオト,ダイ,ジュン,テツローがどのように成長しているのか,ぜひ見てみたい. | ||||
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私が今まで読んだなかで最高の小説。 何をとっても平凡で、特徴の無い僕とそれぞれに深い悩みを抱えた個性的な三人の仲間たちを 中心とした小説。 私のように読んでて気が付くと主人公と自分を重ね合わせてしまう人が多いのではないのか。 まだ心は子供なのに大人の世界を覗き込む14歳。 何も知らずに、純粋な四人が現実を抱えながら苦い思いもし、成長していく。 これからふと心が疲れたときに読み返したい本。 | ||||
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ひらがなの多い文章は、読むのに抵抗がありました。 各話のテーマは印象的ですが、一方で少年達の個性は薄く感じます。 4人の立ち位置は完成されてしまっており、面白みがありませんでした。 私にとっても14歳は特別な歳でした。 それだけに自身の思い出と物語とのギャップは受け入れ難かったです。 | ||||
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いまどきの14歳てこんなに早熟なのと驚いた。 それでも十分に純粋でかわいくて安心した。 子供でも読めるように意識したのか、読みやすい文章。 | ||||
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