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娼年
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娼年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全152件 1~20 1/8ページ
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リョウは二十歳という多感な年代を生きている 好奇心が強く、自分の知らない新しい世界を見たいという欲求が強く、偏りなくありのままを受けれる性格のため、ボーイズラブや70代近い女性との行為さえ偏見なくどころか、どこか美しく受け止められる 御堂静香への憧れ、亡くなった母への思慕から、女性の「性」の多様さに魅了され経験を経ていくが、そうやって全てを受け入れて抱いた女性を愛することは、誰も愛していないことと同義であるように感じられる 誰か一人を特別に愛することはない だからこそラストでメグミではなく、咲良とリョウを選んだのではないか | ||||
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面白いのですが、表現が綺麗すぎたり詩的過ぎたりと、ときどき誇張が強いように思いました。たぶん、リアリティよりも幻想を追っているのでしょう。 でも私はもっと、セックスのグロくて汚い部分を出してくれるほうが良かったな…… | ||||
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ふ~ん⁉ | ||||
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この本を読んで娼年に対しての偏見が払拭されました。世の中こんな綺麗な話だけではないけれど、少なからず心が満たされる人々(女性)がいるという事を改めて思いました。続編も読んでみようと思います。 | ||||
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とても好きです。もともと好きな作家さんで。映画からこちらは先に拝見したのですけれど あらためて文章で見ると、世界観が深く、娼年の乾いた感じが不思議なほど清潔感があって 楽しんで読めます。おすすめです。 | ||||
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大学生の領(リョウ)が、バイト先のバーで知り合いのホストから紹介された女性という女性の経営する派遣型娼夫店の娼夫となって、女性に対する接し方、ひいては女性と名どんな生き物なのかを徐々に理解していく。その過程で出会う様々な性癖を持った女性達との交わりの描写はやや薄味ではあるが、いわゆるセクシー系文学では無く純文学ないしはエンタメ系文学としては充分な描写だ。ただ、結末近くでリョウを慕う大学の同級生がリョウを取り戻すため藤堂静香のことを警察に通報する過程は読み進めていく中で予想された進行でやや拍子抜け。ただ、藤堂静香の娘である咲良とリョウがこの先どう生きていくのかが気になる終わり方で、続編を読みたくなる下地をうまく作っている。 ちなみに、そうしたアダルト業界のことを少なからず知っている自分のような人間が読者なら面白いというか共感できる部分がある抱く品なのだが、そうでない読者だとつまらない作品だと思うかも知れない。 | ||||
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内容的にはまあまあ | ||||
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感情移入できるほど内容は入ってきませんでした。 | ||||
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ラジオで、この本の映画の話を聞いて、読んでみました。性の多様性を学びましたが、友人に本を譲るのは、躊躇します。性への想いは人それぞれなので、他者がどううけとめるかわからないからです。 | ||||
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友人に勧められて購入しました。たぶん、、、 自分の意思では購入しない本かなと思います。 が、この本がきっかけで 石田さんの本を数冊読みました。 人を好きになった時は こんな感情や行動になっちゃうな と思いながら読んだ1冊でした。 | ||||
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その点に関して言えば、途中で投げ出さずに読みきって良かったと思う。 それにしても、色々と直接的過ぎた。 | ||||
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女性だけではなく、大学も友人も家族も、世のなかすべてつまらない、と嘯くリョウ。二十歳の物語。 タイトルの「娼年」に引き寄せられ、帯の「ぼくを、買ってください。」に従って買ってみました。 大学をさぼり、精を出すリョウのバイト先はバー。そこに客として来た御堂静香に誘われ高級男娼になります。 アブノーマルな手法を用いずに、優秀な仕事をするリョウのスマートさに感服しました。 性的なことは、あまり人に教わるものでは無いし、人と比べる機会も少ないので、ある程度の身勝手さは仕方がないものだ、と僕は思っています。しかし、リョウは、徹頭徹尾お客を基準に、その欲求を満たそうとし、満たしてゆきます。天才的なプロフェッショナル。なるほど、売れっ子になるはずだし、対価を支払う客の購買意欲にも説得力があります。 背景として「リョウの生い立ちに何かありそうだ。」と気になる点や、御堂静香の事情などが物語を単なる官能小説に留めておかない効果があるように感じられてグッドです。リョウと同年代の女性二人の対立が、固定観念に縛られた常識人へのアイロニーになっていて痛快でした。 | ||||
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優れた文学作品です。心満たされました。 年を取るのは嬉しくないけど、深く楽しめる大人になれてよかったと思わせてくれました。 | ||||
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驚いたのは突然プラトンの対話篇が言及されるところだ。娼夫のリョウが客のインテリ女性に「リョウくんは、プラトン読んだかな?」と聞かれる。 「『国家』は途中でやめましたけど、対話篇のほとんどは」 …… 「どういうところが気に入ったの?」 プラトンが出てきただけなら、あまり驚かなかったかもしれない。しかし、リョウの答えには度肝を抜かれた。 「セミの鳴き声かな」 …… 「ぼくが好きなのは、ソクラテスがいつもどこか野外を散歩しながら、相手とおしゃべりするところです。川が流れていて、緑があって、夏だとやかましいくらいにセミが鳴いている。そのなかで案外どうでもいいような話をする。一番好きなのは『パイドロス』なんですが……」(17章) リョウ、いや作者の石田衣良は、ほんとうにプラトンを読んでいたのだ。『パイドロス』でのセミへの言及はソクラテス哲学で重要な部分の一つであり、いろいろに論じられているが、西欧思想の研究者でなければ、知らないディテールだ。よりによってこの箇所を挙げるとは……。 この本は、本屋で見かけても、自分では手に取ることすらなかっただろう。女性客を相手にする高級コールボーイの話だとわかれば、ただのエロ本か、と、なおさら興味は薄れる。 読んだのは、読書好きの、ある若い女性が「ぜったい面白いから」と貸してくれたからだ(石田衣良は若い女性にかなり支持されているらしい)。 半信半疑で読んでみると、たしかに面白い。 当然ながらセックスが満載だけれど、その描写が少しもいやらしくない。それはリョウが娼夫で、ひたすら女性に奉仕するからなのだ。男性作家の場合、エロ文学ではなく、「純文学」作品でも、セックス描写はAV的になってしまうことが多い。平野啓一郎『高瀬川』しかり、中村文則『教団X』しかり。しかし、『娼夫』は、大衆文学なのに、女性を男性の性欲処理の道具、排泄用具扱いにすることが全くない。リョウは、さまざまな女性、その多くは中年で、中には老女までいるが、彼女たちの欲望の充足のためにひたすら献身的にサービスする。石田衣良は男性作家なのに、どうしてこんな描写ができるのだろう。 これは「女性」なるものへの純粋な「愛」を描き出す「純愛小説」なのだ。秘密売春クラブのナンバーワン売れっ子コールボーイが主人公、彼の憧れの女性は、母親ほど年上の、そのクラブのオーナー御堂静香、という異常な枠組み設定。純愛と枠組みとの絶妙で不可思議な「ねじれ」が、プラトンへの言及をはじめ、数々の深淵な言葉を生んでいく。 エンディングがいささか唐突で弱い。 これを貸してくれた女性からは、『逝年』と『爽年』も一緒に渡された。 三部作で一つのまとまりなのだろうから、残りの二つも読まねばならない。 借りた本なので、書き込みができない。そこでKindle版を買った次第。 | ||||
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とてもきれいな文章で、 セックス描写がまったくいやらしくない。 | ||||
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いやぁ〜面白かったです DVDも 買っちゃおうかなと思います | ||||
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設定、世界感、登場人物は魅力的なのに セリフや注釈の全般に作者の上流模倣癖を感じる。 不自然に上品な例えや単語を入れてくる所に、作者の根底にあるコンプレックスが垣間見える。 | ||||
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スカウトされてコールボーイを始めた大学生の物語。 女性に興味を持てなかった男子が、性を通して、様々な愛の形を知るという展開だ。ひとときの癒しを求めて男性を買う女性だち。彼女らの心理は、男性が想像する範囲内であると思うが、ハテどうなのだろう。 エロさ満開の刺激的なものでもなく、性の求道者としてのテツガク的な内容でもない。キャラクター設定と、ストーリーの起伏で上手くひきつけてはくれる。成長物語としては、世界がひろがった!くらいにしか読み取れなかった。 主人公が属するクラブが摘発されて『逝年』へとつづく。 | ||||
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官能小説としては良いクオリティなのじゃないかなと思う。性的嗜好は様々だけど、自分の好みでないものはやはり途中で読む手が止まった。 | ||||
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性は人間にとって重要なもので、人それぞれに欲望があって当たり前なのに、普段は表に出すことをはばかられるものです。だからこそ、この小説を通してそれぞれの女性の十人十色の欲望に触れることが新鮮でした。娼夫の仕事を始める前は「女なんてつまらない生き物だ」と考えていた主人公が、たくさんの女性と触れ合うなかで女性の不思議さや奥深さに惹かれていきます。そんなストーリーを読み進めていくうちに私も主人公と一緒に欲望の不思議さや奥深さを味わった気分になりました。 | ||||
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