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娼年
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娼年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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リョウは二十歳という多感な年代を生きている 好奇心が強く、自分の知らない新しい世界を見たいという欲求が強く、偏りなくありのままを受けれる性格のため、ボーイズラブや70代近い女性との行為さえ偏見なくどころか、どこか美しく受け止められる 御堂静香への憧れ、亡くなった母への思慕から、女性の「性」の多様さに魅了され経験を経ていくが、そうやって全てを受け入れて抱いた女性を愛することは、誰も愛していないことと同義であるように感じられる 誰か一人を特別に愛することはない だからこそラストでメグミではなく、咲良とリョウを選んだのではないか | ||||
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面白いのですが、表現が綺麗すぎたり詩的過ぎたりと、ときどき誇張が強いように思いました。たぶん、リアリティよりも幻想を追っているのでしょう。 でも私はもっと、セックスのグロくて汚い部分を出してくれるほうが良かったな…… | ||||
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ふ~ん⁉ | ||||
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内容的にはまあまあ | ||||
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ラジオで、この本の映画の話を聞いて、読んでみました。性の多様性を学びましたが、友人に本を譲るのは、躊躇します。性への想いは人それぞれなので、他者がどううけとめるかわからないからです。 | ||||
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その点に関して言えば、途中で投げ出さずに読みきって良かったと思う。 それにしても、色々と直接的過ぎた。 | ||||
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設定、世界感、登場人物は魅力的なのに セリフや注釈の全般に作者の上流模倣癖を感じる。 不自然に上品な例えや単語を入れてくる所に、作者の根底にあるコンプレックスが垣間見える。 | ||||
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スカウトされてコールボーイを始めた大学生の物語。 女性に興味を持てなかった男子が、性を通して、様々な愛の形を知るという展開だ。ひとときの癒しを求めて男性を買う女性だち。彼女らの心理は、男性が想像する範囲内であると思うが、ハテどうなのだろう。 エロさ満開の刺激的なものでもなく、性の求道者としてのテツガク的な内容でもない。キャラクター設定と、ストーリーの起伏で上手くひきつけてはくれる。成長物語としては、世界がひろがった!くらいにしか読み取れなかった。 主人公が属するクラブが摘発されて『逝年』へとつづく。 | ||||
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官能小説としては良いクオリティなのじゃないかなと思う。性的嗜好は様々だけど、自分の好みでないものはやはり途中で読む手が止まった。 | ||||
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確かに読み込めば深いが、描写が露骨すぎて気持ち悪くなる。 盛り上がりも特になく淡々と、特に大きなものは心に残らない。ただ、正解な生き方なんて、ないよね、というのが感想であり、改めて思い知らされた。 | ||||
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こういう題材は漫画向けのような気もしますが、癖のない文章でエンタメに徹していて読みやすいです。 母親を亡くして何にも熱くなれるものがない大学生が女性の欲望を目にして次第に変化していくといったお話。 あまり官能は感じませんでした。漫画等でこの手の話を読みなれている人には、超初心者向け?と感じられるかもしれません。 (もっと危険なことが起こるのでは・・・と予想していたので。) 勉強になったのは「隙のない化粧」という表現(化粧が濃い・・・ではなく・・・これも伏線だったんですね)と、バッハは二人の女性に二十人の子供を産ませていたという話。 こうしたデートクラブが女子大学生を顧客としてすんなり受け入れるだろうか?(故意だった?) 女子大生のタレこみでそんなにすぐ警察は動くのだろうか?(すでに目をつけられていたんでしょうが) いくら母親が危険な状態だからって小学生に「覚悟はしておけ」と父親がいうだろうか?(本当ならすごく冷たい人のように思える)という疑問は残りましたが、きれいにまとまっていると思います。 | ||||
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面白くないわけではないのだが、設定も登場人物もあまりに現実離れしていて、読んでいて感情移入できない。 主人公の母についても、なんだかご都合主義なオチで、この作者にしてはチト薄っぺらい感じがした。 まあ、ファンタジーということで・・・ | ||||
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主人公である二十歳のリョウは、女性もセックスを退屈でつまらないものだと思っていた。ある時女性相手の売春斡旋をしている女性・御堂静香と出会い、娼夫になり様々な女性の相手をしながら成長(?)していく。 官能的でありながら美しい表現が多かった。以前Audibleで聴いた本橋信宏『何が彼女をそうさせたか』を思い出した。あの作品はノンフィクションのルポだったと記憶しているが、本作は恐らくフィクションであろう。 多様な性癖と感受性をもった女性たちが面白い。 | ||||
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この内容で 書くには もう少し 主人公の 細かな 心情の描写が 欲しかった気がします。最後の所まで読んでも まだ何か未消化な気持ちでした。 | ||||
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漠然と展開が読める内容ではありましたが、展開が読める安易さがあるから読みやすくてすんなり頭に入っていく感じが良かったです。ただ、女性客の事はちょっとよく書きすぎな気がする(笑)現実はもっと醜悪なんじゃないかな? まぁそこは、フィクションだし、綺麗な内容のまま夢があっても良いのかもねw 続編もあると知ったので早速読んでみようと思います。 | ||||
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ある大学生が娼婦として過ごした夏のお話し・・・ 主人公の青年を女性がお金で買う訳だけど、 人(女)の欲望の深さ、悲しみ、喜び その淵を描き出した、いい作品だと思う。 全編それなりの性描写もあるので、中高生には勧められないが、女性に・・・そー女性に読んで欲しい本です。 | ||||
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本書は、第126回直木賞候補作になった作品であり、2001年に集英社より 刊行された単行本を文庫化したものである。 大学生活にも女性にも淡泊で退屈していた20歳の森中領。とあるバーで バーテンダーとしてアルバイトをしていたのだが、ある日、領のもとに 御堂静香と名乗る女性が現れる。ボーイズクラブのオーナーである御堂 静香は、領に魅力を感じ、自分の店で「娼夫」として働ける資質がある のかをテストすることに。 領は、このテストにぎりぎりのところで合格し、20歳のひと夏を、娼夫 として過ごすことになる。そして、性に対して実に様々な欲望があると いう事実を肌で感じていく。こういった一種独特の性欲を汚いものとし て嫌悪するのではなく、あるがままを受け入れていくことで、領の中で 娼夫としてのやりがいを見出していくことになる…。そして、それまで 淡泊だった領の性行為も変化が見られ、このボーイズクラブでも顧客か ら高い人気を博するようになっていく…。 しかし、領に密かに思いを寄せる同じ大学に通うメグミが領のもとに現 れ、領が娼夫として仕事をしていることを知っていると言い出す…。 それが、大きな事態の変化の引き金につながっていく…。 他のレビューにもあるように、本書は非常に読みやすい筆致で書かれて いる。ただ、領の母親の設定がストーリー展開上、本当に必要だったの か、やや懐疑的になってしまうことに代表されるように、領と御堂静香 以外の登場人物の描写が少なく印象がつかみにくく、ストーリー展開と も他の登場人物が有機的に関連していかない印象を受けてしまうかもし れない。また、本書で丁寧になされている記述は、性行為への描写であ るため、それが全体を通した時の印象として残ってしまうかもしれない。 | ||||
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悪い意味ではないのですが、本書では主人公の表情がみえてきません。 読まれた方はわかると思うのですが、主人公のずっと無表情だった事でしょう。 客観的にみると、主人公はどんどん闇の世界に堕ちていくのですが、つい本文に溶け込んでそう思わせない所が良かったです。 というのは、後半の展開で主人公は戻れない所まで行っていると、一気に気づく箇所があるのですが、そこで主人公は知っていて読者は知らないという仕様になっているという事です。 なぜこんな展開にしたのか?というと、やはり魅力的な展開に持っていきたかったから〜という意図があるだけとしか読者の私からは思えませんでした。 | ||||
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石田氏のエッセイや寄稿文等素晴らしいものが多く、評判も良いため、ふだん読まない小説を読もうと思い購入した次第。文章表現はすばらしいと思うが、題材が気に入らず、ムー、という感じでした。他にも何か読みたいと思いますが、このような感じの小説は基本的に好きではありません。書評にならっていませんが、結構苦痛でした。 | ||||
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衣良さんの作品はもう何作も読んでいるのですが、特に何も持っていない主人公が自分の才能を発揮できる場所を見つけ、この先羽ばたいていくのだろうと予感させて終わるというパターンがあって、この話もそうです。 ドライな語り口で、主人公はどこか自分と現実を乖離させて考えているような感じです。 出てくる人たちはみんな普通で少し変わった人。 今の世の中、『普通』からずれてしまうと攻撃の対象になりがちですが、主人公のリョウ君はずれている部分まで、その人の個性として受け入れます。実際にリョウ君のように考えるのは難しいだろうと思いますが、その心の柔らかさが読んでいて羨ましくなりました。 大きな衝撃がある話ではないけれど、ゆっくり心に効いてくるものがありました。 | ||||
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