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娼年
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娼年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全152件 41~60 3/8ページ
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幼い時に母を失った大学生が、娼夫として働く様子を描いた物語。 もう読んでいて興奮と手汗が止まらなかった。最初はただの官能小説かと思う描写が沢山あってがっかりしてしまったけど、それ以上に人間のあらゆる欲望や、内なる黒い部分が見事に表現されていて、もうすべてがすごかった。 でも多分この本を読み直すことはないだろうな…。もう一度読んでもこの興奮を超えることはもうないと思う。 人に勧められるほど上品な小説じゃないけど、この作品に書かれている人間模様が本当の人間だと思う。 | ||||
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面白いことは面白いが、年上の女性達の口調が皆同じで、キャラクターの個性が弱い。 各々特殊な性癖があることはあるが、作者がイメージする「年上女性」というイメージを 全てのキャラクターが同じように共有してしまっていて、それが口調に出ている。 「~してほしいな。」とか「~な」が多くて、全員「リョウくん」と呼ぶのも共通していて、 中身が同じ女性が違う服で登場してくるような印象だ。 人間の欲望をよく描いていて、全体としては面白い。 最期密告女がどうなったかが気になる。 | ||||
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主人公である二十歳のリョウは、女性もセックスを退屈でつまらないものだと思っていた。ある時女性相手の売春斡旋をしている女性・御堂静香と出会い、娼夫になり様々な女性の相手をしながら成長(?)していく。 官能的でありながら美しい表現が多かった。以前Audibleで聴いた本橋信宏『何が彼女をそうさせたか』を思い出した。あの作品はノンフィクションのルポだったと記憶しているが、本作は恐らくフィクションであろう。 多様な性癖と感受性をもった女性たちが面白い。 | ||||
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有名なのでとても期待して読みましたが、他の方もレビューされていたように、ウケを狙いすぎていて残る物もなく軽薄で、かと言ってエンターテイメント性に優れているかと言ったらそうではない。中学生くらいが読むには丁度いいかな? 表現も難しくはなく、簡単には読めるけどおお〜 と感心するようなものもなかったです。 メグミはただウザい登場人物だし…。 ただ、なんとなく逝年も読むような気はします。 | ||||
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当初の予想に反して、心理描写がしっかりしていて、読むほどにストーリーに引き込まれました。 最後の展開は石田氏らしい展開で、何度も読み返しています。 | ||||
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この内容で 書くには もう少し 主人公の 細かな 心情の描写が 欲しかった気がします。最後の所まで読んでも まだ何か未消化な気持ちでした。 | ||||
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性交渉の報酬に金銭を授受することを売春といいます。売春には男女の区別はありません。この作品は、平たく言うと20歳の男子大学生が女性会員を対象にしたボーイズクラブで売春行為をする物語です。これだけ書くと身も蓋もないのだけれど、彼の繊細な視点はその行為はどう映り、何を感じたのか、何を思ってその仕事をしているのかを作者は丁寧に描写しています。 主人公はこの行為を仕事として、どうすれば顧客が満足するかを真剣に考え対価以上のものを提供しようと心を尽くします。顧客の心の深淵に触れ、自身もそれに影響を受ける。もし私たちも主人公くらい真摯に仕事に向き合い、真剣に取り組めば、今自分のしている仕事でも同じ経験ができるかもしれません。この場合仕事に問題があるのかもしれませんが、本人にとってはとてもやりがいのある仕事のように感じました。そのように感じながら仕事をしている日本人は何パーセントいるでしょうか。 作中主人公の同級生(女性)が彼の仕事を知ってしまいます。彼女はその仕事自体にレッテルをはり、自分の倫理観の中でしかそれを見ることができません。自分の中でその仕事を消化することができず、それに憎しみを向けてしまうのです。結局、特別誰かが悪いわけではないのにうまくいかない事態が生じます。それをどう受けとめて消化するかは読者に委ねられている。そんな小説です。 | ||||
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エロい描写は確かにあるが、達観したエロさともいうべきものだろうか。 なにか興奮しない。ただ、面白い。 | ||||
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サクサク読めて、おすすめです♪───O(≧∇≦)O────♪ | ||||
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期待しないで読んだのだが、すごく良かった。 まず文章が巧み。比喩はもちろん、光や水の表現がきれいで キャラクターたちの淡々とした静かさともあいまって、みんな水の中にいるようだ。 女性の性欲?を描いた作品なのにさらっとしてる。 正義感の強い女の子のキャラは、うざいけど可哀想でもあったな。 | ||||
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んー私はあまり・・好みが分かれると思うので少し興味のある方は購入しても○マル!! | ||||
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漠然と展開が読める内容ではありましたが、展開が読める安易さがあるから読みやすくてすんなり頭に入っていく感じが良かったです。ただ、女性客の事はちょっとよく書きすぎな気がする(笑)現実はもっと醜悪なんじゃないかな? まぁそこは、フィクションだし、綺麗な内容のまま夢があっても良いのかもねw 続編もあると知ったので早速読んでみようと思います。 | ||||
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大学生の主人公リョウが娼夫の仕事を通して、人間の様々な性の形を知っていく物語。世間的には後ろめたい仕事なのに、この仕事と真剣に向き合い、大学では絶対学べない何かを学び、感動し、成長していく。 過去と向き合うきっかけも得る。あまり感情を外に出さない、年齢のわりに大人びた主人公。そんなつかみどころがないリョウを独占したい!!女性の心理を筆者はよく知ってるなと脱帽。 | ||||
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レッスンを読んでそっと胸の内に仕舞い込んでいる人ならきっと気に入るでしょう。石田 衣良の透明感のある性描写は五木博之を連想させる。 | ||||
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私はこの作品好きでした。元々、お金を払って女の人と遊ぶのが好きだったので、こういう作品は意外とすんなり受け入れられました。ということで、私はいわゆる体を売る仕事をしている女性と接することが多く、自分が体を売るとしたらどうなんだろうと考えた時期があったので、私にはちょうどよかった。以前、10歳ぐらい年上の風俗の方に恋をしてしまい、武藤静香にそれを重ねてしまいました。最後は切なかったけど、私には心に残る作品でした。 | ||||
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自由を感じる作品。 ストーリーの内容は忘れたけど、その印象は強く残っている。 | ||||
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ある大学生が娼婦として過ごした夏のお話し・・・ 主人公の青年を女性がお金で買う訳だけど、 人(女)の欲望の深さ、悲しみ、喜び その淵を描き出した、いい作品だと思う。 全編それなりの性描写もあるので、中高生には勧められないが、女性に・・・そー女性に読んで欲しい本です。 | ||||
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読後の精神的なネタバレを書いています。 未読の方は、以下読まないで下さい―――。 大学生の男の子が、女性達に身体を売る。 エロティックな興味本意の沸くあらすじです。しかし実際に読んでみると、登場する女性達の様々な欲望の鮮やかさ。それに応じる主人公の心の柔軟さ。そして成長。 これは特殊な青春小説だと感じました。 最初から最後まで、淡く漂う心地良い空気感。 この空気感の正体―。 最後の最後に読者の胸を静かに、けれど熱いほどに「優しさ」が刺ささる。 幸せなラストシーンが、登場人物達が積み重ねる優しさが、切ないくらいの優しい後味にホロリと涙が溢れました。 …素敵。大好き。 読後に思わず本を抱き締めてしまう。 もっと強烈で、でもありがちな色物の話だと思っていました。 良い意味で、最高に期待を裏切ってくれる本です。 秋の晴れた空の様に、心地良くて切ない。 そんな空気感を味わいたい方に。是非お勧めです。 | ||||
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【内容】 ・本の世界に浸り他者と関わろうとしない主人公が、ボーイズクラブで働いて様々な女性と性交渉をするうちに、人には様々な経験や性癖があることを体感する。 【特徴】 ・様々な性癖の男女が出てくる ・それらが主人公の冷静な視点を通じて、あくまで生まれ持った一つの個性として、真面目に描写されている ・主人公は相手がどんな性癖の持ち主だろうが友人だろうが、あくまで仕事として、そして半ば興味本位で、相手と性交渉をする 同様に奇妙な性癖や疾患を持った登場人物が出てくる作品として、奥田 英朗のイン・ザ・プールが上げられる。しかしインザプールが登場人物をユーモアに描いているのに対して、こちらの作品にはユーモアはなくあくまでそれぞれの性癖が一つの個性として描かれており、その根底にはマイノリティへの偏見批判があるように思える。また主人公の男は大学の授業に参加せず夜のバーで働き読書に耽るような、一種の厭世観が漂っているが、女性との性交渉は平気でするし、それがどんな相手でも冷静に果たされる様子は、村上春樹の作風を彷彿とさせる。 以上より本作は、 ・様々な性癖の描写に興味が有り、村上春樹的な作風が好きな者におすすめする。 ・(個人的に)結構過激な性癖も多くあるので、そうした性癖に嫌悪感が有る者、及び村上春樹作品の主人公が好きでない者にはおすすめしない。 | ||||
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この小説、ぼくが今まで読んだ小説の中でベスト3に入る傑作。 小説の中で流れる雰囲気、そして匂いがたまらない。 読んでいる最中に、「こんな1つのことに没頭できる大学生活をすごしたかった。」と思った。しかし、この本がある限りぼくはいつでも充実した大学生活を疑似体験できてしまうのだ。この本はぼくにとってのタイムマシンである。 おいしいカクテル。おしゃれな洋服。街の空気。そして女性の素敵な欲望。... 本を開けば、映画「Matrix」のように物語を彩るこれらすべてのことがリアルになる。 何よりも女性の欲望を満たす作業、そしてそれが仕事になるなんて最高じゃないか!! この本の世界に触れた後は、すべての女性がより魅力的に見える。 | ||||
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