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冬の眠り



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【この小説が収録されている参考書籍】
冬の眠り
冬の眠り (幻冬舎文庫)
冬の眠り (文春文庫)

冬の眠りの評価: 3.43/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

全然ハードボイルドじゃないのに読めたのは、北方謙三氏の作品だから

主人公の仲木は画家ですから、
別に水野竜一のように強くないですし、強大な敵がいるわけでもないし、
息を呑むような戦闘シーンがあるわけでもありません。
カーチェイスも無いですし、美味い食事シーンがあるわけでも無い(食事シーンだけは多いんだけど)。

それでも読めたのは、やはり北方謙三氏の手腕だろうと思う。
似たような設定(世捨て人、芸術家)でなら「火焔樹」があるけど、
こちらは純然たるハードボイルドで、ムチャクチャ面白いんだけど。

自分のように北方謙三氏が大好きで、
全作品コレクトしたいという人以外にはちょっとオススメできないかも。
冬の眠り (文春文庫)Amazon書評・レビュー:冬の眠り (文春文庫)より
4167419068
No.6:
(1pt)

ひどい文章にびっくり

 人に感想を求められて、はじめて北方謙三なる作家の作品を読んだが、あまりにひどい文章力に唖然とした。(自称?)天才画家の一人称による物語展開だが、絵の値段のつき方からすると、ピカソ並の画家と見受けるが、語られる行動と思考は、どこにでもいるただオッサン(笑)。この主人公は、二言目には、「言葉では表現できない」と口にするが、それを全部表現ならぬ、「説明」している矛盾に、どうやら、作者自身気づいてないようである。
 日本語としての文章もかなり稚拙で、とくに読点の打ち方は小学生の作文並である。こういう作品が、プロの商品として出回っていること自体、どーなんでしょー? 売れればなんでもいいのでしょうか?
冬の眠り (文春文庫)Amazon書評・レビュー:冬の眠り (文春文庫)より
4167419068
No.5:
(3pt)

初ハードボイルド

主人公は元殺人犯の画家。真冬のペンション、これだけで雰囲気はハードボイル
絵画に関して私は何の知識も無いが、この小説の主人公のような暮らしをしてみたいと思った。
淡々と進む物語に読み始め退屈していたが、むしろこのスロウな空気が心地良い。
その反面、後半の展開の変わり目なんか唐突すぎる印象を受けた
冬の眠り (文春文庫)Amazon書評・レビュー:冬の眠り (文春文庫)より
4167419068
No.4:
(3pt)

初ハードボイルド

主人公は元殺人犯の画家。真冬のペンション、これだけで雰囲気はハードボイル
絵画に関して私は何の知識も無いが、この小説の主人公のような暮らしをしてみたいと思った。
淡々と進む物語に読み始め退屈していたが、むしろこのスロウな空気が心地良い。
その反面、後半の展開の変わり目なんか唐突すぎる印象を受けた
冬の眠り (文春文庫)Amazon書評・レビュー:冬の眠り (文春文庫)より
4167419068
No.3:
(5pt)

またもや北方小説!

いくつかのマイナー北方作品群に共通するように、これもまたジャンル分けの不可能な作品ですね。映像化も不可能でしょう。北方氏は、三国志や水滸伝などの良質のエンターテイメントを量産する一方、こういう不思議な(?)作品をコンスタントに書き続けています。それらが、あまり目立った評価を受けていないのがなんとも口惜しい。  そういった作品群にあって、この小説は、かなり作家北方謙三本人の内面に深く分け入った作品なのではないかと窺えます。一読すればすぐわかりますが、北方氏の、たとえ市場価値はまったくなくとも、自分というものを純粋に表現した、唯一無二の作品に対する狂おしいまでの憧れが、主人公の天才画家のやや屈折した眼差しを通して描かれています。  確かに、血わき肉踊る、と言った内容の作品ではないのですが、言葉で表現しようのない不思議な余韻がかなり残るのです。この本を手にした方は、これも何かの僥倖と思って、じっくり読んでみてください。ただ、ハードボイルド調のセリフが、この作品の中ではすこしわざとらしく聞こえます。
冬の眠り (文春文庫)Amazon書評・レビュー:冬の眠り (文春文庫)より
4167419068
No.2:
(5pt)

またもや北方小説!

いくつかのマイナー北方作品群に共通するように、これもまたジャンル分けの不可能な作品ですね。映像化も不可能でしょう。北方氏は、三国志や水滸伝などの良質のエンターテイメントを量産する一方、こういう不思議な(?)作品をコンスタントに書き続けています。それらが、あまり目立った評価を受けていないのがなんとも口惜しい。
  そういった作品群にあって、この小説は、かなり作家北方謙三本人の内面に深く分け入った作品なのではないかと窺えます。一読すればすぐわかりますが、北方氏の、たとえ市場価値はまったくなくとも、自分というものを純粋に表現した、唯一無二の作品に対する狂おしいまでの憧れが、主人公の天才画家のやや屈折した眼差しを通して描かれています。
  確かに、血わき肉踊る、と言った内容の作品ではないのですが、言葉で表現しようのない不思議な余韻がかなり残るのです。この本を手にした方は、これも何かの僥倖と思って、じっくり読んでみてください。
ただ、ハードボイルド調のセリフが、この作品の中ではすこしわざとらしく聞こえます。
冬の眠り (文春文庫)Amazon書評・レビュー:冬の眠り (文春文庫)より
4167419068
No.1:
(4pt)

芸術家って不思議

他の人には見えないものが見える人間は、けっこうつらいのかもしれない。そして、それを他の人にも分かる形にする術を持たない者はもっと辛いのかもしれない。自分と同じ匂いのする二人の人間と出会った主人公の画家は、絵を描くことを二人に教える。抽象画に限らず、芸術家はみんな自分の心を削って、その破片を作品にうつしている。息ができなくなるくらい濃密な心情描写に、北方謙三の心の叫びも聞こえる…かも。
冬の眠りAmazon書評・レビュー:冬の眠りより
4877281207

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