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黒い家
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黒い家の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全344件 81~100 5/18ページ
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| 昨今、ホラーといえば幽霊ばかりでなく、人間や、物件であることも多いですが、それを代表した作品ではないかと思います。 若い頃に1度読みましたが、その時のインパクトを求めてもう一度読みました。 昔は人物描写の恐ろしさのみに気持ちがいきがちでしたが、今読んでみると、様々な事を考えさせられるような物語でした。 「サイコパス」という言葉がかなり浸透してきたこの時代に、一考の価値ありという一冊です。 | ||||
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| てっきり幽霊系ホラーと思って読み始めました。父親が子供の名を呼ぶシーンでは「子供はすでに死んでいて幽霊が出てくるのでは」と思っていたので、主人公が第一発見者になったところではかなりの衝撃を受けました。「妻の方が危険なのでは?」と予想していたので旦那にこだわる主人公に「ばか~何やってんだ~」とちょっとイラッ。病室で腕のない旦那の描写はぞっとしました。実際にもありえそうな内容ですが、一番怖かったのは「何かあってからじゃないと動かない」警察の頼りなさ。現実的に何度もストーカー被害を訴えても警察は動かず被害者が殺される、なんて事件が起きてますから…猫が惨殺されても何もしないって…ここが一番リアルで背筋が凍りました…; | ||||
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| 貴志祐介氏の本で初めて購入した本です。 ホラー小説でありながら、なんら超常現象などを織り込むことなく、ここまで震える小説を書ける事に感動。やはり1番怖い存在は生きている人間なんですね。 | ||||
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| 恐ろしかった……!! | ||||
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| 非常に面白いが、しいて言うならヒロインが人にサイコパスとかレッテルを貼るなとか言うくせに、「体育会系」、「自分の両親と金石が同じ種類」とか、自分自身が他人にレッテル貼りをしているところに矛盾を感じた。 | ||||
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| 一気に読んでしまいました。 小説なのに映画を観ているような臨場感。 これが幽霊やお化けならいいんですが、自分の身に、自分の近くで起こってしまいそうという恐怖。 ほんと怖かった・・・。 | ||||
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| 保険金と子供の自殺、という明らかにきな臭い舞台設定から始まるホラー小説。 作品概要からも分かるように「人間が一番怖い」タイプの作品で、類似する形式の小説は枚挙にいとまがないのだが、この『黒い家』はそこに「現代社会のモラル」や「人間の成長」といった要素を包含させている点で、B級スプラッタホラーとは一線を画した重厚な内容となっている。 まず肝心なホラー描写についてだが、これは素晴らしいの一言。緩急に満ちた物語や、分かり合えないタイプの人間の描き方など、388ページの内容を飽きることなく読めるように工夫が施されている。 個人的には、絶望的状況の書き方がトップクラスで好みだ。明らかな「強キャラ感」を匂わせていた三善や金石があっさりと手にかけられるシーン、犯人の夫が何もかも奪われて主人公に助けを求めるシーン、警備員をあっさり殺されてビルの最上階に追い詰められるシーン――。ホラー・サスペンス小説において暗黙の了解である「主人公は死なないだろう」という読者の前提を、「いつ主人公が殺されてもおかしくない」という意識に変える手腕は、素人目に見てもただものではない。あまりにも臨場感にあふれていたせいで、数日は夜中にトイレに立つこともできないかもしれない。 社会風刺的描写も一級品だ。僕も前々から生命保険制度の在り方には疑問を抱いていて、「感情より金」というシステムには首をかしげざるを得ない。 『黒い家』は生命保険のシステム、およびそれを取り巻くサイコパス的人間の搾取の横行について、あえて肯定も否定もしていない。恵の主張する性善説的立場も、金石の唱える先天的サイコパス排除論も、メリットとデメリットを等しく抱えている以上、どちらに舵をきればいいという単純な問題ではない。 命を、新たな視点で考える機会を設けてくれる点で、大きな意味を持った作品と感じる。 怖いだけでなく、きちんと人間的成長を描き、希望を見出せる構成にしている点も評価したい。 主人公が少年時代から苦しめられていた兄の呪縛と事件を絡み合わせ、最後には解決に導いている。一時は若槻と恵の関係性さえも危ぶまれたが、無事決着がついたようでこちらも安心し、その点はさわやかに読み終えることが出来た。 いろいろな要素が交錯し、最後には芸術的な作品となる。 蜘蛛の巣のように計算しつくされた傑作だ。 | ||||
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| 貴志祐介さんの作品は色々と読み漁ってますが、どの本も恐怖表現などが非常にリアルで子供の頃に読んでドキドキが止まらなかったのを覚えています。 黒い家もその1つで今も鮮明に主人公が感じる恐怖が脳裏に焼き付いています。 | ||||
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| ランキングインしていたので、買って読んでみました。 後半になるにつれて、犯人ついて知れば知るほど恐怖が増すような作り見事でした。 | ||||
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| 天使の囀りを読み終わり、ロスに陥ってたらたどり着いたこの作品 黒い家。こちらのホラーは人間のこわさを表してるかと思います。まさに狂気。そしてリアル。実際にありそう。 なんといっても貴志さんは 描写ひとつひとつがうますぎで、頭に情景が思い浮かびながら読めます。 青い炎やクリムゾンの迷宮で、原作を読み終わったあとに映画や漫画をみたのですが、なんとどれも自分の想像していたものに近い。多分、読者皆が同じような想像していたのかしら、、というくらいに鮮明に描写されています。 入り込めます。 貴志さん作品で思うのが、わりと最初のくだりが長いかと。で、後半一気にスピードアップ!!あれよあれよと言う間に終わりますが、読み終わった後の喪失感がすごい。一般人が同じ内容を書いてもこうはならないと思います。やはり、書き方が素晴らしいのだと思います。 | ||||
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| ホラーにはめっぽう弱いですが、怖いもの見たさで手を出してしまいました。あまりの怖さに、一部、超特急で読み飛ばすほど。 しばらくは、ほっこり・のほほんとした小説で、心の緊張を中和したいです。 | ||||
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| ここから貴志祐介読み続けてる。 この作品見たらこっちも金縛りになって悪夢見るわ! | ||||
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| 通勤途中の暇つぶしに購入しました。ホラーやサスペンスには耐性があると思っていましたが、理性を狂気に塗り替えられた人間の恐ろしさに、読むのをやめることが出来ませんでした。読んでいるのが満員電車という、知らない人の多い空間だったのも良くなかった......止めるに止められず読み進め、4日程で読了しました。内容的には大満足でしたが、怖くて2周目は読めません。 | ||||
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| この話が実写化したら相当怖い作品になるなと思いました((-ω-。)(。-ω-)) おもしろかったー꙳★*゚ | ||||
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| 全編を通してとにかく不気味で最後まで楽しませてもらった。後半は凄惨なシーンの連続で結構強烈だった。 | ||||
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| 本書を初めて読んだ翌年、和歌山カレー事件が話題となり、その類似性に驚愕したことを今でも覚えています。 黒い家に住む夫婦が和歌山出身であること、保険金目当てに夫自身の身を気づつけさせる妻という構図。 現実が小説にシンクロした瞬間を感じた次第です。 実に20年ぶりに本書を再読しましたが、やはり面白いですね。 元生命保険会社社員であっただけあって、生保会社の描写は細部に渡って詳しく、クレーマーまがいの来客応対などリアルで感心します。 それだけに、黒い家に住むストッパーの効かない人間の存在が説得力を持って恐ろしい。 やはり、常識の通用しない理不尽な人間が一番怖いです。 生命保険っていったい何なんだろう、て思ってしまいます。 本来リスクを分散することを目的としたはずなのに。 命と金がリンクすると、人間の醜さが露見され、それが犯罪や骨肉の争いにつながることもある。 なんとも悲しい限りです。 本書からは、そんな人間の悲しさが見えてきます。 | ||||
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| なんとなくリングの映画を久しぶりに見てたんだが、感想は「怖いには怖いが昔ほどでは…」って所だった。 恐怖が薄らいだように感じた原因は結局の所、フィクションだから。 呪いなんて現実には起こりえない。ホラー劇を安全地帯から眺めているからだ。 (リングを叩く意図はないですよ、本当にw) で、その流れで黒い家の小説を読んでみたわけだが、怖い怖い! なんとなく大したことないんだろうなと高をくくっていたが、中盤から嫌な空気が漂い始め、真犯人が判明して以降は、もう死屍累々。 連続殺人と書くとホラーや推理小説では定番のネタだが、恐怖をここまで全面に出せていただかというと否といえるのではなかろうか? なぜここまで怖かったかと言うと、現実に起こっても不思議ではない気がしてしまうからだ。 生命保険という制度は日本に定着しているし、保険金目当ての殺人も現実として起こっている。 保険金絡みでなくても、国内でも1日1人位は殺人にあう。 連続殺人なんて、近年では尼崎や座間の事件など、他山の石と言いにくい時代になってきた。 包丁なんて、10分位もあれば誰でも手に入る(はず)。カッターなら最寄りのコンビニでも売っている。 これらのことを考えると、いつ事件に巻き込まれても不思議ではない気もしてくるのだ。 「黒い家」の出来事は言わずもがなフィクションではある。 実際、作中の犯人の手口など、もっと早く捕まっても不思議ではないというツッコミは入れられる。 だが今の御時世を考えると、「ノンフィクションにもなりかねないな…」と嫌な妄想を掻き立てられてしまうのだ。 この小説の最後に他の保険金殺人者が現れる描写があるが、こういう人間は我々の知らぬところで普遍的に存在しているのではという疑念を抱かざるを得なくなった。 「はたして自分は安全地帯からこの小説を眺めているのだろうか?」 一抹の不安を感じざるをえなかった。 「ホラーは幽霊・超常現象もの!」「ただの人から人への殺人でしょ?」という人にはおすすめできない。 ノンフィクションが好きな人はおすすめ。 20年前の古い作品だが、今の時代にも通じる内容だ。ぜひともおすすめしたい。 | ||||
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| 登場人物の立場になりきって読むと恐怖を感じる。 強烈に怖かったので途中で読むのを辞めようかと思ったが、 なんとか最後まで読めた。 音や死体の状況や顔まで文章で表現してるため、 殺し方をイメージしやすい。 定期的に虫の話などの専門知識を出してくるが、 それは必要無いと感じた。 それでも有り余るインパクトで堂々の星5個。 | ||||
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| 私の周囲にも似たタイプのひとたちがいる。たしかにサイコパスよりも恐ろしい。 | ||||
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| 作中余りに多くの人が短期間に死に、その全てが1人の登場人物の手にかかったものです。当初物語は心理的なホラーの様相でじわじわと恐怖感を盛り上げてゆきますが、突如強すぎるサイコパスが華麗な手際で続々と人を殺め、クライマックスは主人公のアジトビルにハモ切り包丁片手に乗り込んでタイマンです。むかし銀行強盗の逃避行が題材のサスペンスが突然吸血鬼と対決し始める映画がありましたが割とそんな感じです。奇しくも作中である登場人物が最近のアニメや漫画の主人公は私に言わせればサイコパスみたいなのばかりだと語っていますが、これはこの高い戦闘力と狡猾な頭脳を持ち合わせながら心に傷を負ったサイコパスが主人公となる続編の構想をほのめかしているのかもしれません。終わり方も新たな敵の登場で終わっており、それが本作の主人公では到底手に負えるとは思えないのです。 | ||||
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