■スポンサードリンク
パノラマ島綺談
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
パノラマ島綺談の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書には、「闇に蠢く」「湖畔亭事件」 「空気男」「パノラマ島綺譚」「一寸法師」 が収められている。 踏み込んではならない 猟奇の世界のグロテスクさもあるが これは乱歩のトレードマークの一つだろう。 「湖畔亭事件」の中で使われるカギとなるトリックは その後「鏡地獄」で展開されるものか。 「パノラマ島綺譚」は20年以上ぶりに読んだが 結構内容を忘れていた。 あとがきにあるように、 確かにパノラマの描写が冗長な感じはするが これも乱歩の徹底したフェティシズム的な こだわりのなせる技。 読んでいるとついついその不思議な世界観に 引き摺り込まれてしまう。 「一寸法師」も謎解きが面白い。 トリックの必然性や蓋然性については いろんな評価がありそうだが、 小説はエンターテイメントである以上 読んで面白いことは大切だ。 乱歩の作品をこの全集を順番に読むことによって 味わっていくことが私の目標です。 私は第2巻はとても楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人を殺したりは良くないけど、自分の思う芸術への一貫した生き方は天晴れです! 偉大な芸術家と狂人との差は紙一重なんでしょうね。 パノラマ島行ってみたい!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この世には、3人顔が似た人間がいると聞く。兄弟でもないのに、たまたま同級生同士で似た二人がいた。 一人の男はさえない過去を抹殺し、亡くなった男に成りすまして、自分の夢をかなえようとする。 古くて新しい話だが、人間の欲望には果てがない。亡くなった男の妻と夢がつまった島への海底トンネルと渡るくだりは、あやしい夢をみるようだ。海底への深い闇に、自分もはまる。パノラマの夢を読者にも誘う快作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あなたの番を見て読みたくなりました。 なかなか面白いストーリーです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ユニークな話で一気に読んでしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメ調の表紙(カバー)での納品となりましたが、アニメ化をきっかけとする一時的なものでいつまでつくのかはわかりません。 なお、その下には通常のカバー(クリーム色のもの)もついていますので本棚にずらっと全集をそろえたい場合でも大丈夫です。 内容としては、全集の他の巻同様、十分楽しめました。電子書籍ではなく、あえて紙書籍で全集をそろえようという気にさせてもらえる味わいがあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
A great book to get away from the crummy news and weather. The characters and setting makes you wish you were living right there. Quick read, unpredictable twists and turns and a bit scary (lock your doors when reading)! This is the one - this is THE book you cannot put down Really loved this book. It moves a little slowly in the beginning, and is narrated by a teen, so was not totally intrigued with point of view | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある深夜サスペンスドラマで、登場人物がストーリーとは別に、「乱歩がパノラマ島綺談で殺人方法をこういう風に している」との台詞から、探し出しました。遠藤周作先生の「黒ん○○(差別用語ので臥せます)」も購入して、共 に大作なので大事に読みたいので、まだ読んでませーーーん。幼稚園位から、父の蔵書の一つでしたがタイトルも装 丁もおどろおどろしていて、手にしたことがなくて読むのは初めてです。とても楽しみです。各停電車で旅行しなが ら読めたらなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Great product. The book cams early than expected! Not necessarily a griping page turner, but definitely wanted to see what happened next. Loved this book, best one I’ve read In a long time! Enjoy! Different books appeal to different people and the same person will enjoy different kind of book depending on her/his current mood. This book was exactly what I needed at this moment. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
I read a few of the other reviews before writing this. I have to say, some people put way too much work into it. Another great book. I always enjoy her characters. They are so much fun , feisty and even shocking! If you haven't read this book and are at all interested I say take a chance on it! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
I can not express how expertly this book was written and how well the author was told. This is one of the most beautifully written books I have ever read--and it's a great 'who done it' at the same time. Beautiful, memorable book, an intelligent work of fiction | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Enjoy some coffee in the morning and wine in the evening as you spend a delightful day or so with this book. The only I will say is that you will not be sorry. I would have paid to read the book too! This book is a long read but I enjoyed every page. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
そんな彼のもとに、学生時代の同級生、菰田源三郎が病死したとの話が伝わってきた。 じつは人見と菰田は、赤の他人でありながら、双子以上にそっくりであった。 菰田が大富豪であり、土葬されていることを知った人見は、菰田が蘇生したと見せかけ、自分は自殺したとして、姿をくらまし、菰田に成り済ますという計画を立てる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸川乱歩を読むぞと、片っ端から読みまくっていた時期があったのだけど、文体は古いし、テーマも、基本グロいしで、結構つらい思いをした。 その時は、たぶん、まだ、道半ばというより、始まったばかりだったと記憶しているけど、この1冊に出会って、満足してしまい、残りを読まずに、このクエストを終えてしまった気がする。 それまで、読んでいた乱歩とは全く違うというと、語弊はあるけど、いろいろな意味で、ピークを感じた。エロでもグロでもなく、乱歩な世界が展開していた。お前見てきたんか!!な、描写は、本当にすごい。たぶん、見ちゃったんだろうなこの人は、という説得力すら感じた。 この時期に乱歩を読もうとされる向きには、お勧めかもしれない。この作品から入ると、続きはきついかもしれない。ほかに数冊読んでからがいいかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こんな子供じみた妄想を小説に仕上げてしまうのが凄い。ただの貧乏書生がどうやってこんな一大テーマパークを作ったのか整合性を持たせるため、途方もない大金持ちに成りおおせた経緯と、その悪事が暴かれる結末が添えられているものの、その部分は不要と言い切っても構わない。恐ろしくもあり美しくもあるパノラマ島の無意味に壮大な仕掛けの描写が本作のキモであり全てだと思う。 パノラマ島に同行して男の欺瞞を見破ってしまった妻と、探偵に犯行を見破られた男は、共にパノラマ島の一部として散ってゆく。酸鼻ではあるが美しい。実現した夢が破れた時その夢に殉じる男の美学を見た。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表題作は、遅くとも中学までには一度読んでいたはずなのだが、記憶にあるのとは やや違う話になっていて、乱歩好みの「一人二役」を実現する目的でか、廣介が菰田と 入れ替わるまでの展開に、思っていたよりもかなり多くの紙数が割かれていた。 確かにこの部分がないと、後半の描写だけではやや退屈と感じる人もいるだろうし、 好みが分かれる作品とも思うのだが、今回読み直してみて、個人的にはパノラマ島の 描写の猟奇性が、思ったほど突き抜けていないように感じた。また、これだけの人数を 集めて裸体の饗宴を展開させることが、果たして単なる金力だけで可能だろうか、という 素朴な疑問を感じないこともなかった(何か秘密クラブみたいなものがあって、選り抜きの 男女をスカウトしたとかいうのならともかく、そういう展開は一切省かれているので・・)。 また、乱歩作品だけに、相当きわどい差別用語が含まれているのは珍しくないわけだが、 最近は、「作品発表時の時代的状況を考え合わせ・・・」といった断り付きで載せてしまう のが普通のところ、併録作品の「石榴」には、何箇所かまだ伏字になっている箇所が 残されており(p.189, p.192)、一体何が書かれていたのだろうと気になってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「パノラマ島奇譚」は推理小説というよりは耽美小説に近いような気がする。ある作家が、富豪と瓜二つなのを利用して富豪が死んだあとなりすまし、その富を利用して自分の美的野望を実現する、という話。 「闇に蠢く」なんかはグロテスクで、物語を作ろうとする欲望の底が見えるような若い頃の作品と見える。 「湖畔亭事件」「一寸法師」とかは推理小説になっていて、どちらもガイシャと思われていた人が実は生きていた、という肩透かし的ハッピーエンドがある。「一寸法師」は明智小五郎が登場する。ただ、今の視点から見ると差別的表現もある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作は乱歩初期の長編を中心とした作品集。 中でも特に面白く読めたのは「一寸法師」である。 奇怪な一寸法師を始め、実に多くの登場人物達が繰り広げるミステリーであり、名探偵明智小五郎も登場する。 それぞれの思惑や利害が絡み合い、事件は複雑さを増してゆく。 ここには短編では味わえない醍醐味がぎっしり詰まっていると言える。 また最も不気味だったのが「闇に蠢く」である。 ストーリーがどこに落ち着くのか全く読めなかった。 期待するラストを勝手に描きつつ読み進めたものの、後半以降、それは徐々に裏切られてゆく。 その他「湖畔亭事件」や「パノラマ島綺譚」など、いずれの作品も短編には無い魅力が詰まっている。 第1巻とは異なった味わいが楽しめる一作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「パノラマ島綺譚」は見ようによっては子供じみた物語だ。乱歩自身も酷評しているし、展開もご都合主義だ。 しかし、それらを吹き飛ばすほどにパノラマ島の描写は美しい。犯人の語る美とは幼い頃、乱歩自身が憧れた世界だったのだろう。 誰しもが一度は自分だけの「秘密基地」を作ったりしたはず… それゆえ、私たちは魅せられ続けるのでしょう | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本に収録されている「パノラマ島奇談」という物語。 死体と自分を入れ替えるシーンなど色々と不気味なシーンが出てきますがなんのことはない、 この話ほんっとに超のつくほどのメルヘンなのです。 少女漫画の美少女が美男子の先輩に憧れるように、整いきった環境の中でこの話は進むのです。 色鮮やかに書かれた「パノラマ島」それはもう乱歩の、いや人間なら誰しもが持っているはずの「陶酔感」「逃避願望」「破壊衝動」などの汚い感情をドロドロと流し込んだ皿なのです。 ストーリーなんか無視しちゃって、感情だけで読んでみたほうが楽しめるんじゃないかなーと思いました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!