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夕潮



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【この小説が収録されている参考書籍】
夕潮 (創元ミステリ’90)
夕潮 (創元推理文庫)

夕潮の評価: 3.50/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

異常心理

表題作の長編『夕潮』と、短編「壁の男」、絶筆「黄*(服+鳥)楼」が収録されている。
 『夕潮』は『幻影城』1979年9月号に前半が掲載されたところで雑誌が廃刊となり、原稿も行方不明になっていたのだが、ひょんなことから原稿のコピーが出てきて1990年に単行本化されたもの。
 しかし、駄作だと思う。いや、発表当時は斬新だったのかも知れないが、いま読むとちょっとねえ。異常心理ものなのだが、だらだらとストーリーが進まない点にフラストレーションがたまる。
 「壁の男」は、『鮎川哲也と十三の謎'90』に出たもの。ユーモア小説だと思うが、あまり評価できるものではない。
 「黄*楼」は、著者の絶筆となったもの。半ばあたりまで書き進められたところで、亡くなってしまったのである。事件もいよいよというところで途切れており、残念。一応、著者の遺した構想メモが収録されているが…。
 著者のファンでなければ、手を出すのはやめた方がいい一冊だろう。

夕潮 (創元ミステリ’90)Amazon書評・レビュー:夕潮 (創元ミステリ’90)より
4488012353

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