(短編集)
日影丈吉全集〈3〉
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「夜は楽しむもの」☆3・5 「多角形」☆3 「殺人者国会へ行く」☆4 「一丁倫敦殺人事件」☆3・5 という訳で総体的には面白い長編4つを読ませて頂きましたが、出来は上記の通り少々ばらける印象を受けました。倒叙風サスペンス、変格推理小説、社会派推理小説、超常現象風推理小説という風に著者の芸風が幅広く、懐の広い人であったのが判る全集の第三巻でした。 個々の作品を詳しく論じるスペースと時間がないので、総体的に感想を述べると、この著者の日影という人が意図していたかどうかは判りませんが、個々の小説それぞれから、私も多少体感した「昭和」が行間からにじみ出ている様に思えました。それも、他の人では書けない、この人独自の視点、体験の発露としての「昭和」が見えてきた感じでした。そしてそれは平成生まれとか昭和を経験してない人にも読む価値のあるものである様に思えました。勿論、推理小説としても、この著者独自のこの人にしか書けない資質の作品である故に是非多くの人に読んで頂きたいものでした。 個人的な感想では懐かしくも嫌な思い出も多い「昭和」末期を思い出して、一人悦に入るような妙な感慨を抱いて、不思議な気分を憶えました。 異能推理小説家の佳作4作を集めた全集の第三巻。機会があったら是非。 | ||||
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