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薔薇窓
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薔薇窓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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図書館でたまたま見つけた本。読みやすい文以上に、難しい医療の話と引き込まれる展開を絶妙に物語にしたように思います。あっという間に読み終わりましたが、本当に良かったです。 | ||||
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評価があまり高くないようなので満票投じた。本書(単行本で読んだ)は久しぶりに読んだ良書だったので思わず書評(和書はいつもは対象外)。万博当時のパリの様子、海外進出していた進取に富む日本人、人気だったジャポニズム、主人公の精神科医などの描写が素晴らしい。さりげなく、且つ深く行き届く。猟奇事件もパリの風景に溶け込み、決してセンセーショナルな扱い(B級ハリウッド映画のような)ではない。牙をむいて襲い掛かってくるようなら、むしろ安っぽい!!音奴の淡いロマンスがほのぼのとした余韻を生んで、ホッとした。名作。No Less!!! | ||||
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看護師の目的が少しただ若者の熱情だけということを感じました。でも以外のこと、例えば緊張感とか展開方について言うなら完璧ました。 | ||||
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相変わらず風景描写がすばらしい、まるでそこにいるかのような錯覚すら感じさせるディテールにはすごいなと思う。上巻でさまざまな事件やできごとがからまっているのだが、それが一本、さらに一本とつながっていく。その上でパリの風景を殺すことなくあくまでも風景の美しさは失わずドラマが展開していく。上巻で少しだれていた感じが嘘のようだ、まあそこが作者のいいところであることは間違い無いのであるが。音奴の存在感がさらにふくらみ、上巻では日本文化をいい形で伝える存在の骨董品店主林がいいアクセントで主人公の人となりを彼=林の目を通して読者に伝えていく、また読者である我々日本人のあるべき姿を感じさせてくれている。ストーカー事件はキズを残して解決し、誘拐事件は後半の解決部分にいたり猟奇さがまし、その展開は「羊たちの沈黙」のような重さを感じさせる。どう展開するかはタブーなのでかけないが、下巻に入って俄然スピード感を増して、惹き付けてくる。「薔薇窓」の美しさが音奴の存在とともにこの本を締めているところも注目してほしい。犯人や展開はうっすらと見えてくるのであるが、例えそうであっても毒々しいサスペンスではないところはやはり作者の表現力の強さだろう。 | ||||
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今でこそ相当数の日本人がヨーロッパに住み、とんでもない数の日本人観光客がヨーロッパの隅々にまで足を延ばす様になったが、1900年にはどんな様子だったのだろう。この作品は一人のフランス人精神科医と二人の日本人をめぐって起きる様々な謎に満ちた物語である。舞台はパリ。美しい街や建物の描写、人々の生活の様子が詳しく描かれ、読み進むうちにまるでそれらを見てきたかのような錯覚にとらわれてしまう。読み終わるとさわやかなヒューマニズムの風が心を吹き抜ける作者らしい小説だ。結構な長編だが、次のヨーロッパ旅行の前には是非一読をお勧めしたい作品。 | ||||
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