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自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみ
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自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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バイク旅のスタイルは様々、どんなやり方でも本人が楽しめればOK。 でも、本書の内容は参考になることがいろいろ書いてあります。 | ||||
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著者の主張を、私なりに解釈すると、 オートバイは「自由」の象徴だと言うが、 その「自由」には、もちろん、重い重い「責任」が伴うもので、 オートバイ乗りは「覚悟しろよ」というものです。 日本人にとって、「自由」とは、天からいきなり降ってきたものだと思われていますが、 本当の「自由」とは、多くの困難を経験し、勝ち取った結果、初めて手に入れられる、 貴重なモノだということです。決して、「自由」は、「空気」のようにあるものではないと。 残念ながら、日本ではオートバイを「文化的なモノ」として受け入れられていません。 今では金のかかる趣味ぐらいとしか思われていないでしょう。 普通の市民のオートバイに対するイメージは、よく見かける公道でのすり抜けや、 けたたましく鳴り響くマフラーの音、垂れ流す排気ガス、そして、オートバイは、 「危険なモノ」という共通認識でしょう。 日本のオートバイ業界は、70年代や80年代の頃と比べて、今や瀕死の状況です。 現在では、日本の主要4メーカーの車種は、日本市場を見限っている状況です。 その状況を生んだのは、私たち自身です。 オートバイの新車販売台数を見ても、現在のヤバい状況を、容易に知ることが出来ます。 日本自動車工業会が発表している統計数値を見ると、 1980年の日本では235万台ものオートバイ(約7割は原付第一種50cc以下)が新車販売されていました(中古車を合わせると300万台を余裕で超えるでしょう)。 それから約40年後の2018年の数値を見ると、合計で36.9万台と、 当時の16%程(約8割減)になりました。 どうして、こうなったのか? バイクに乗ることは、多大なる社会的な責任が生じていることが発生しているという観点が、 あまりなかったものと考えられます。バイクに乗って、楽しければよい、速ければいい、カッコよければいい、など、それに伴う責任と負の面を見なかったことによる無責任さが、今のバイクを取り巻く環境を生んだと思います。いや、今の状況が「正常」だと思う人もいるでしょう、昔は「異常」だったと、、、。 この点、著者の主張は、過激ながら、納得してしまいます。 オートバイは凶器であり、自分や他人を殺す道具にもなりえると。 そんなの知っているよ!と思うかもしれませんが、 これは、著者一流の比喩でしょう。 本当はね、オートバイで「自由」を体現するには、多くの重い、重い「責任」を伴うものなんだよ、 その「責任」を日本人は、何も考えないで、こんな悲惨な状況にしてしまったよね、 ほんと、どうしようもないよねと。 | ||||
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読んでいて実に気分が悪くなってきた。モーターサイクルに乗っているときの爽快な気分とは全く逆! だからこの著者はライターとしてもライダーとしても失格だね。あと、最近見たのだが、この著者の面構えって正直、どっか病的な感じがする―心が病んでいるというか、歪んでいるんじゃないのかと心底感じられるね。 | ||||
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バイクで旅に出る事の解放感や充実感が伝わる。 楽しい事ばかりではない、リスクも多く伴う自由。 若気の至り的な部分は書かれていなかったほうが良かったな。 観光地を避け、とにかく距離を走る旅スタイルには共感。 | ||||
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文体は話し言葉のように気軽で、アッと言う間に読み終えてしまいました。本書は、所謂ハウツー本ではなく、旅や自由についての根源に関わるものについて触れているように感じます。 書かれている内容は実に率直で、ウソ臭いものが一切ありません。 バイクの魅力を語るときに、まずその死への近さをひたすら説明する書は他にないと思います。自由と、それに伴う責任について、オブラートに包むことなく書かれた本で、読んでてヒリヒリするといいますか、自立した人間であることを求められているようで非常に気が引き締まります。 また細かな話になると、プロテクター等の装備品の重要性を挙げて「趣味に死ぬな、仕事に死になさい」と、当たり前に正しいことをハッキリと言葉にしていて好感が持てます。 ただ、あまりに率直すぎて少年時代のバイク泥棒の話まで披露しています。嫌悪感を抱く方もいると思いますが、私は著者の表裏のない性格によるものとして捉えました。何しろ40年以上前の話ですし、著者の出自や時代背景、経歴から考えても特に突飛な話ではないと思います。 著者は繰り返し自ら考えて行動すること、体験することの重要性を説いています。これはバイクやツーリングだけに限った話ではないでしょう。なかなか面白い本でした。 森林が成長する時の音、聴いてみたいなあ! | ||||
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まるで中学生の作文を読んでいるようだった。こんな稚拙な文章しか書けない人物が、芥川賞を受賞しているとは信じがたい。普段は地味でおとなしい人が、無理に悪ぶっているような文章が痛ましい。「麻婆豆腐を作ることもあるんだぜ」などという文章は、失笑を通り越して爆笑してしまった。「あるんだぜ」って… (笑)アングラ雑誌「野宿野郎」編集長の、かとうちあきさんの著書を購入した際「この作品を購入した人は、この作品も…」という、オススメがあり、タイトルも興味をそそるものだったため購入したのだが、はっきり言って、まえがきを読んでいる時点で「なんなの、この人?」と、目が点になってしまった。まったくワケが解らない。一言で言えば「気持ちの悪い本」です。 | ||||
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私もアマゾンのレビューが高評価だってので購入した口ですが正直作者がなにを伝えたかったのかさっぱり分かりません・・・ まず最初に首をかしげたのが突拍子も無く始まる謎の原発批判・・・別に原発反対とか賛成とか言う話は個人の自由ですし批判するつもりはありませんが2~3行前までバイクの話で原発のげの字も出なかったのにいきなり原発がどうのこうの言われても正直困りますね あとは低評価の方が軒並みおっしゃっている犯罪を自慢するかのような論調ですかね・・・確かに昔は二輪=ヤンチャなイメージがありましたしそういうことに寛大であった良き時代ではありましたがそれを現代の若者が読んだところで昔はワルかった自慢をするオヤジ以外の何者でもありませんね残念です | ||||
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星の点数の評価のみでお願いします・・・・・・・・・・・・・。 | ||||
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萬月節が全編に。 いつも抵抗し続けているような文体で、読みながら思わず時間を忘れる。 | ||||
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自分的には、文調・内容とも非常に満足いくもので、ある面インスパイアされました。 ただ、個性的な文章表現である点が、ひとの好きずきが分かれるところかもしれません。 | ||||
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バイクを何度も窃盗した事や無免許運転や免許取消などのエピソードを自慢げに話しているがちっとも面白くない。 当時非常に高価なCB750を盗んで乗り回し、壊した挙句 『酷使するなら他人のオートバイにしましょうね。おっとこれは冗談です。』 昨今話題の「冷凍庫に入っちゃう俺すごくね?面白いと思ったらRT」っていう犯罪自慢のツイッターと同程度の浅はかさ。 しかもバイクに関する知識や意見は古くて、見当違い。こんな本にお金を払った自分が情けない。 | ||||
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絶版なのかな? 本屋では手に入れられないので、ここで購入 小説とは違うんだけど、やっぱり泥臭い でもさわやかな感じがしないでもない | ||||
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私はバイク乗りだがいわゆるバイクに関する書籍は殆ど読まない。 巷のバイク旅行にまつわる書籍は、例えば原付バイクで世界一周!とか妙にチャレンジングだったり 反対に豪華なツアラーバイクで温泉宿を巡り夜は舟盛りで乾杯してたり、と、妙に青臭いかオッサン 臭いかの両極端でどうも苦手なのだ。 本書はそういう表層的な楽しみは置いておいて、バイクに乗る事の根源に何があるのかを、芥川賞受賞の 私小説作家らしい肉感的な文章で掘り下げた秀逸なエッセイだ。 筆者はテントを装備して野宿をしながらあてどなくバイクで貧乏旅行をすることこそ、最高の自由だという。 そこではすべてが自分の意志と責任の下に置かれる、裏面にあるバイクならではの危険も含めて。そして それは人間として生きる喜びを実存的なレベルで感じさせてくれるものらしい。 まさに書を捨てよ、バイクで旅に出よ、ということなのである。 同時に哲学的な掘り下げだけでなく、野宿のノウハウなどきわめて実用的な内容も書かれているのが面白い。 ディテールの積み重ねから来る内容のリアリティが素晴らしく、筆者は本当にバイクを愛しているのが伝わってくる。 私は本書のような旅はとてもできないし、せいぜい一泊をホテルや温泉宿で過ごす程度のありふれた 小市民ライダーだが、それでもバイクで旅をしているときの、あの何にも束縛されない解放された心境は 何者にも代え難い。本書はまさにそれを言語化してくれたことで、自分が何を楽しんでいたのかを改めて 認識でき嬉しくなった。筆者のような長い旅は出来ないが、読んでいるだけでバイクに乗っている感覚が 思い出され、心が躍るのだ。 バイクの危険性・反社会性も含めて衒い無く書き尽くしている本書である。本書の説く世界は万人に 受け入れられるものではないし、バイク乗りであっても反感を持つ人も多かろう。ただ例えばバイクに 乗らない人であってもジャック・ケルアックのオンザロードやブルース・チャトウィンの紀行文など 社会の枠組みから逸脱する旅を描いた本に共感する人ならば本書の楽しさにシンクロできるであろう。 そしてその人がバイクに乗る人ならば、それはとても幸せなことだろう。 | ||||
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ビギナー向けにああしろこうしろと書かれた指南本だが、延々と続く著者のマスターベーションには、とても最後までつきあいきれず。比べるまでもないが、寺崎勉の方が100倍実用的な上に自由を感じさせてくれる。 | ||||
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バイクで野宿で旅行する事を勧める本です. 著者は暴走族ではないけど, スピード(スリル)と, 自由を第一としたスタンスです. 面白かった点: 北海道でおいしいカニを食べるには観光客相手ではなくて, 地元の人が行っているスーパーで買えばいい. 一押しナイフは文房具のカッターナイフ. いわゆるパックのツアーや, 車で移動して旅館に泊まって観光地を見る, という旅を不自由なものとして全否定しています. スケジュールをこなす仕事の様なものだと. その割には使ったお金を全部メモするなど, 不自由と思える点もあります. せっかくの旅行なのだから細かいところを気にしなければいいのにと思いました. いつも通りの生活に嫌気が差したのなら, 知らない駅にでも行って知らない町を歩けばいいのでは? とも思いました. また, いっそのこと日本にいないでアメリカやモンゴルなどに移住すればいいのでは? とも思いました. ネットがある時代なので原稿書きの人は場所にはとらわれる必要はないと思います. 主婦の立場からすると, 旅行は "家事をしないでゆっくりできるチャンス" なので, 著者の主張はただちに却下でしょう. それで事実上, 家族のイベントの主導権を握っているのが主婦である場合, かなり実現不可能なプランに思えます. | ||||
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おどろきました、比較的星が多いので。 好き好きなのでしょうね、単純に。 文末が「ですます調」だったり、フランクな口語調(しかも、断定)だったして統一感がなく、私にはあまり…好きになれませんでしたし、読みにくく感じました。 内容についても、他の方が述べているとおりで「自由気儘に旅ができた昔話」でしか無い気がします。 最近の社会事情を考えると…「自由へ至る旅」っていうのはどうなんだろう?って。 古き良き時代…を振り返るのにはいいのかもしれませんが、今日の社会情勢を鑑みると、この本によって今後のバイクライフのノウハウとして役に立つ部分はあまりないと思えます。 暇つぶしには面白いかもしれないですが、何か得る物!をきたいして読むと…がっかりするかもしれないです。 | ||||
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オートバイが好きで購入しましたが、残念です。CB750を盗んで乗り回し、ガスがなくなる。もしくは飽きたらもとの場所に返すのが仁義などとおっしゃっています。窃盗の被害者からすれば仁義もへったくれもありませんね。私をふくめて。 自分は運転がうまい。高速道路ではリミッターがきく速度で走行してもバックミラー見てるからゴールド免許。 四輪が原付に乗り換えたら交通量減る。 原付に60キロのリミッターはいらない。 身勝手すぎるこの著者は、車を追い越そうとしたところ事故をおこしています。 公道ではいくらライディングテクニックが達者でも、交通ルールというレギュレーションが守れないようなライダーはどうなんでしょうか? 一人孤独な貧乏ライダー。というよりもこの本自体にどこにも魅力をかんじませんでした。 このような失敗した本は図書館に寄贈していますが、これはゴミ箱いきです。 購入をご検討されているのでしたら、一度書店で立ち読みしてからの購入をおすすめします。 とくに、今何かしら運転免許をおもちのかたは特に。 著者は自由とは自覚の問題とおっしゃっていますが、著者に一番足りないものでしょう。 | ||||
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人生をリセットする小さなきっかけをなげかけてくれる本。 自由とは…。 花村流の人生をリセットする旅のしかたをアドバイス 野宿しながら、ひたすらバイクに乗る。 ツーリングしたくなります。 | ||||
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自由を定義した、定義というと堅苦しいですが、解説している本だと思います。筆者はオートバイが好きだそうで、自由を得るツールの一つとしてオートバイや野宿旅を薦めているわけです。これも色々理由があってのことですが、本編に詳しく書いています。 本書の定義だと、自由というのは、積極的に自分で行動を起こすことです。で、例えば自由奔放に野宿旅をした。でも良い事ばかりではない、嫌なことだって当然ある。それを含めて自由。自分で選択、行動することが自由なのだ。と書いています。 後半に乗っている好きな一節に 「(旅の)出発前に天気予報を見るようなせこいことはしないように。」 と書いていますが、これが旅の本質なのかもしれません。 読んだ後、ふとしがらみを捨てて旅に出たくなる勇気が沸いてくる本です。オススメです。 | ||||
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2001年に刊行された芥川賞作家、花村萬月のオートバイ・エッセイ。今までのオートバイとのかかわりを幅広くつづったもの。ツーリングや野宿の体験談が中心。 だが内容はゆがんでいる。人を無用に不愉快にさせる本だ。著者はアウトローを気どっているのだろうか。世を呪うようなとげとげしい言葉が散見される。それだけならまだしも、人のCBを盗んで乗りまわしたり、やくざにもらった禁漁アワビを現地漁民の前で食うなど(本人はどちらも反省しているようだが)ちんぴらのような振るまいだ。どこかの馬の骨にオートバイを盗まれたことがあるので、こんなものを読まされた日には殴りたくなってくるのだ。 だがこの本には、ほかにないすばらしいところがある。 オートバイは錯覚をおこす。乗ると急に強く、偉くなった気になるのだ。だが現実は死と隣りあわせの世界。本当の自分は弱くつまらない馬鹿にすぎないとすぐわかる。わからなければ早晩死ぬからだ。オートバイに乗れば、自己制御を学び、分別をわきまえるようになるのが普通だ。だが馬鹿はなかなか直らない。時々死の淵をのぞいてみたくなり、ついついスロットルを開けてしまう。この振り幅のなかにオートバイの本質がある。その魅力には、自分を見失うのはもちろん、死に直結する暗黒面がある。だがその克服なくして真の自由も楽しさもない。この本は、それをきちんと書いている。気どったバイク・ジャーナリズムやメーカーのプレスなら絶対に書かないことだ。いさぎよい態度だと思う。ちんぴら節がなければ、星五つだった。 命を削って走っていた六十年代英国のロッカーズや、日本のカミナリ族であれば、著者の主張がよくわかっただろう。死の淵を見たいと思ったことのあるすべてのライダー、現代では、暴走族よりは、ローリング族にお薦めする。 | ||||
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