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皆月
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皆月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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世評が高く、また、吉川英治新人賞受賞作と言うことで読みましたが、私には良さがわかりませんでした。第一に、セックスの描写の多さ、またその陳腐さに耐えられませんでした。わたしには、ちょっと小説を書いてみたかった中年親父の妄言との区別がつきませんでした。第二に、用いられている言葉がかっこよすぎること。かっこよすぎて、カッコつけているように思えます。第三に、人物の心理変化がわからない。さえないはずだった主人公は、次第にハードボイルドな口語調になるのですが、行動が伴っていないことからスベリがちで、また、そこに至るまでの整合性が全くありません。いきなり由美とラブラブになる辺りも同様です。始めはテイストが肌に合わないのだと思おうとしました。しかしできませんでした。やはり言葉選びに問題があるように思えたからです(説教好きな中年親父には受けそうですが)。それだけではなく、プロットもそう。そもそも、プロットと呼べるのは、女房を探す、くらいのもので、あとはセックスとヤクザな話があるだけです。これはやはり、テイストどうこう以前の問題です。 最後に、本当にハードボイルドを読みたい人には(中途半端なカッコよさではなく、本当のカッコよさを知りたい人には)、老人と海、という極めて優れた小説があることを付しておきます。 | ||||
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