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犬神家の一族
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犬神家の一族の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 61~72 4/4ページ
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絶妙の雰囲気を醸し出すタイトル、充実の内容、そして映像化されたことによる抜群のビジュアル的インパクトも手伝って、金田一耕介シリーズの中でも1、2を争う有名作になった逸品。 そんなわけで映画とかの印象が強い方も多いと思いますが、このシリーズは物語としても読み応え豊かな傑作が多数ですので、映像から入った方にも、是非小説の方もお薦めなのでした。 不朽の名作。 | ||||
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あくまで私個人の感想ですが、横溝作品の中でこの「犬神家の一族」はCATVやDVDで石坂浩二さん演じる金田一シリーズを見てはまり、原作の本も読みたくなって購入しました。 映像で見てから本を読んでも内容が深くて面白く、映像で判らなかったストーリーの詳細部分をこの本で私は補いました。 有名なシリーズの中でこの作品も面白く、様々な登場人物の濃い人間性が出ていて、また主役の金田一探偵の素朴で優しい部分と、ひとたび事件に面すると鋭く細かくなる部分と極端な所が現代にも通じるストーリーや人間味が深い作品だなと感じました。 なぜこれだけ長い間このシリーズが愛されているのか解る気がしました。 また、12月16日から公開の石坂浩二さん演じる金田一耕介の「犬神家の一族」の映画も観るつもりでこの本を購入し、30年前の作品と比べてどのようになっているのか楽しむ為にも横溝先生の原作本を読んで内容をより深く理解しようと思いました。 これをきっかけに、CATVやDVDで観た横溝先生の金田一シリーズの原作小説も読んでみようと思いました。 | ||||
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犬神家の一族を読んだのは中学生で、ちょうど角川映画が封切られた頃でした。その頃は横溝正史先生ブームで、友達が持っていたものを借りて読んだ記憶があります。ショックでした。こんなおもしろい推理小説があったのかと。漠然と幽霊かオカルト的な小説かと思っていたもので。それからはもうはまりにはまり、今でも私の一番お気に入りの作家さんです。 | ||||
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この作品を読みたくて横溝を読み始めました そして多大な期待を持って読みましたが 裏切られること無く読めました 横溝の小説を読むと 犯人を推理できる読者なんていないんじゃないかと思います 新しいものに目が行きがちな時代ですが 乱歩や横溝が作った基盤を忘れないでほしい もし暇があったら読んでみてください 間違いはありませんから | ||||
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20年以上前初めてこの小説を読んだとき、ネタばれになるので詳しく書けないが、犯人が重要な物証を持ち去った理由とか、死体の後始末の顛末を最後に知って、そりゃないよーと思った。 しかし、何回か読んでいるうちに、犯人の性格と動機、その人物をめぐる関係を考えれば、犯人の「無作為の作為」や死体の後始末の顛末が自然であるような気がしてきた。そして、それが不自然にならないように細かい伏線が数多く張られている(当然それは事件が解決するまでは矛盾として提示されている)のがわかってきた。 犯人の行動に関して、この作品は正当な推理小説とは言えないかもしれないが、当時の日本では冒険的な作品だったのだろう。そして、いくつか不自然なところはあるが、物語自体の完成度は高い。金田一耕助は名探偵でないという人もいる。確かにそうかもしれない。しかし、犯人の感知しないところで複雑になってしまったこの事件を解きほぐした彼は、この事件では名探偵だろう(みんな死んでしまったが…)。 ドロドロのストーリーの面白さ、殺人の見立てのインパクトは圧倒的である。著者の代表作の一つである。 余談になるが、私はこの作品の冒頭に出ていくる遺言状があまりに凄いので本当に有効なもの多少調べてみたことがある。松子、竹子、梅子は民法上、遺言の内容に拘わらず「遺留分」という権利を有しており、請求すればかなりの部分は相続できたようである。ただ、現行民法は昭和23年に制定されたものである。この作品の時代設定は昭和2×年であるが、佐兵衛の死んだ年を推測すると昭和26年頃と思われるので古館弁護士は何故これを彼女達に言わなかったのかと、当時、一人で突っ込んでいた記憶がある。間違っているかもしれないが…。 | ||||
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もうくどくど語らなくても誰もが知っているベストセラー作品。長くもなく短くもなくミステリーとしての完成度は高い。 何度も映像化されているが内容に大幅な変更や犯人を変えられたりしていない。否犯人を変えては成立しない愛の物語なのであろう。 | ||||
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ある一箇所において起きる殺人事件の小説が大好きです。「犬神家」は那須湖の存在がとても大きいと思います。 余韻の残る終わり方や、ヒロイン珠代も良かったです。 小学生の時に見た映画では、湖面から突き出た2本の足という有名な場面と、印象的な助清のマスク姿が忘れられません。 | ||||
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信州那須湖畔にて、弁護士の男が殺害された!信州随一の名家、犬神家の血みどろの争いを予告した手紙を残して・・・はっきり言って、かなり面白いです。斧琴菊の三種の神器に関わる殺人が、かなり意外な人物によってなされるという、トリックの面白さもこの作品の魅力でしょう | ||||
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ミステリを読み始めて5年にして、初めて横溝正史「金田一」シリーズを読みました。まず、作品の完成度に驚かされました。少し読むのをためらっていたことが、悔やまれます。多くの読まず嫌いの人々にオススメします。先入観を捨てて読んでみると、確実に驚かされます。そして満足を得ることでしょう。 | ||||
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横溝正史の推理小説の中で最も完成度が高いものの一つ.映画化,ドラマ化も数多くされているので知名度も抜群.ストーリーもそれほど複雑ではなく読みやすいので,金田一耕助ものの入門として最適.ただし,有名な湖から生えている足のシーンなど血みどろのシーンが頻発するので,その手の描写が苦手な人は避けた方がよいかも.かなりグロテスクです.この作品に限った話ではないですが,映像で見るのと原作で読むのとではかなり印象が異なりますので,映画を見た人でも十分に楽しめると思います.(私もそうでした) | ||||
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信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛の遺言と彼の過去を中心に起きる血で血を洗う異常殺人事件。 犯人当てが得意な私がはずした意外な展開の作品。横溝作品はまず設定が面白い。登場人物も個性的、探偵の金田一耕介も完璧なヒーローでなく人間的なのも魅力。今回は探偵と言うより進行役になっている気がするのと、信州が舞台なのに土着感が感じられないのが個人的に信州人としてちょつと残念星四つ。それでも、女の怖さ・切なさをスパイスに、どんどん読める展開の楽しさがある、推理小説の名作のこの作品、読んでいないならお勧め。 | ||||
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物語は日本財界の雄、犬神財閥の創始者である犬神佐兵衛が残した驚天動地の遺言状を契機として、恐ろしくも奇妙な殺人が次々と展開されていく。莫大な遺産を巡ってお互いの思惑が複雑に交錯しあう中、凄惨な殺人事件のプロローグがついに切って落とされる!金田一耕助の頭脳によって、今まで語られることがなかった、犬神家の過去の陰惨な暗部が徐々に剥き出しの形で露呈されていくにつれ、恐るべき犬神家の衝撃的な真実がついに明らかとなるのだが…。類まれな美貌を持つ絶世の美女、野々村珠世が背負わされた宿命とは?ラバーマスクの下に隠された真実とは?血も凍るような運命、そして恐るべき偶然は神の計画なのか。最後まで息をつかせぬ金田一耕介の推理と真相への疾走。不朽の名作にふさわしい、最高の1冊です。絶対おすすめ! | ||||
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