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QED 竹取伝説 



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【この小説が収録されている参考書籍】
QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)
QED 竹取伝説 (講談社文庫)

QED 竹取伝説 の評価: 3.77/5点 レビュー 13件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.77pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

新しい蘊蓄は少なめ?

わりとこのシリーズの蘊蓄は楽しんで読ませていただいているのですが、今回は今までの復習と新しいことが少しといった印象でした。あと、それ以外の殺人部分の登場人物が多くてちょっと分かりにくく、あらすじ自体もあまり興味の引かれるものではありませんでした。
QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)より
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No.5:
(3pt)

事件よりは蘊蓄が主体の作品とはいえ

山道で続いて起こる自動車事故、
運転者が見た光は かぐや姫がいた竹が発したものなのか?
動機から実際の実行までいろいろ無茶があるのは
蘊蓄が主体の作品ですから突っ込んでは行けないと思いつつ、
重要なタイミングで犯人や参考人の過剰な行動を止められないのは
警察官や武術家が揃っているのに油断し過ぎですね。
そうまでして無理に話を盛り上げようとしないでもいいのに。

テーマは踏鞴(たたら)製鉄と竹について、
以後の作品は”桑原たたら”か?というほど、
たたらだらけになるそうですが、
初出のこの作品ではさほど気にならず、
興味深く読めました。

ただ、松竹梅が全て縁起が悪かったというのは言い過ぎで、
梅については梅田についての例があるばかり、
それも江戸時代ごろの話。
松については篆書・楷書になってからは 木へんに公で変わってません。
その前の金文でムが○に描かれますが、それでも白ではありません。
さらに八白は九星において確かに方位で東北にあたりますが、
一白・六白・九紫と並んで吉星です(合わせて三白九紫)。
松は単に仙人の住まうような高山でも生育できるので、
長寿と結びつけられて縁起がいいとされてきたのでしょう。

こういうのを知ってしまうと、この作品の刊行が 2003年と
現在よりはやや情報収集に労力が必要な時代だったとはいえ、
ご自慢の蘊蓄にすら眉に唾をつけて読むことになってしまいますね。
QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)より
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No.4:
(3pt)

もっと書き込んでほしい

著者の作品を大人買いし、『鬼神伝』に続いて『QED』シリーズを読んでいるせいか、くどさが目につく。と同時に、ここをもっと書いてほしい、という欲求も溜る。また、会話文に引っ掛かる。「ね」とか「けれどもね」とか「からね」とか必要ですか!?「え?え、ええ。」はテンプレですか。最後まで「あ。は、はい」…岩築警部のセリフにもある。作品世界に没入できないんですけどね。文章をもっと推敲していただきたい。
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No.3:
(3pt)

トリックよりも…

この本だけでなくQEDシリーズすべてに言えることですが、雑学が増えますね。
私は殺人事件そのもののトリックよりもそちらを楽しみに読んでいます。
歴史の好きな方はすごく楽しめる作品だと思います。
QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)より
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No.2:
(3pt)

ちょっと今回はインパクト薄

●今回はそれほど衝撃的ではありませんでしたが、ある職業が賎しかったこと、私はこれに関してまったく存じませんでした。●ある職業やある人物、そして竹ともう相当始めの方にパズルのピースは出揃ってしまいます。もっと縮めて一気に結論へ持っていって欲しいという感じがしないでもありません。ちょっとタタルと奈々のやりとりが長かった。結構今回は彼らしくもなくてこずっています。●現代の事件の方も勇躍?乗り込みますがやっぱり今回は手際が悪い、何かいつもの快刀乱麻がなまくらっぽくなって人間味のあるタタルでした。リアリティーあってよかったです。精彩を欠くしちょっとまどろこしいから気の短い人は嫌がるかもしれませんね。●ただまだ腑に落ちないことが、ある職業が卑しいとされたのはそれに就いた人の前の職業と関係があるようです。しかしなぜ異なる生業を強制させるに及んで権力者の脳裏にそのある職業が浮かび上がったのでしょうか。私はこれに何の必然性も感じません。これについての突っ込んだ考察を続編で期待します。●小野篁、日本史の用語集で見たことあります。安倍清明以来のまたまた不可思議な御仁に言及していますが今回はほんの脇役、これも続編での追跡を期待します。●あと小角も。●出雲大社が古に誇った偉容、井沢さんの本で知ってたので衝撃ありませんでした。しかしあの工法をやめた理由は何でしょう。これも続編での追跡を期待。●もう少し犯人の言い分を知りたいです。このシリーズ通じてなんですが相手の反論がどうも物足りないです。
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No.1:
(3pt)

QEDとしては…

高田崇史のすごいところはQEDシリーズを途切れることなく、ほぼ1年おきに出しているところである。それがどんなに大変なことか、このシリーズの読者ならばお分かりのはずだ。QED的な日本史史観は、当初は「屁理屈」と受け取られかねないものだった。それだけ独特だったのである。しかし、膨大な史料と独自の視点を駆使した説得力に圧倒されて、まさしく「隠されてきた日本史の真実」と徐々に読者に認識されるようになった。今年の竹取伝説であるが、やや低調に感じられた。これは逆説的な意味があり、桑原たたる氏的な史観が浸透したからこそ陳腐化してしまったという皮肉な結果である。「東照宮」や「ベーカー街」のように時代や国をずらせばまだまだ面白いものになっただろうが、何度か取りあげられた平安時代では、驚きが薄くなるもやむを得ない。ミステリ部分も今回はややとってつけた風に感じられるが、さて、ほかの方のご意見はどうだろう?
QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)より
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