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(短編集)
陰の季節
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陰の季節の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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経験上、警察組織というものは自身に都合よく動くだけの全く信頼ができないものと考えていますが、警察組織ならではの醜悪さは底知れないと改めて感じます。話としての面白さはあるものの、一般の市民感覚、民間感覚とはあまりにもかけ離れた警察関係者ならではの感覚がこの小説の中でも垣間見えるので、主人公にすら共感できませんでした。警察というものがいかに醜悪な自己保身の塊のような組織であるのかを知るにはいい読み物かもしれません。 | ||||
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ノースライトを読んで、とても面白かったのですが、この作品は私にはあまりはまらなかったです。 | ||||
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現実社会を突きつられて、辛くなった。 | ||||
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刑事が犯人を追い詰める場面などほとんど出てこないので、疲れずに読める本。仕事で疲れた心身を癒すには、このくらいの内容がちょうどよい。 | ||||
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以前読んだことのある作品をまた買ってしまいました。主人公が変るのはディック・フランシスと同じ。ちょっと力不足も感じますが、内容に疎いところがある所為でしょうか… | ||||
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たぶん初横山さんです。 警察だけど内勤の人が主役です。 短編だけど、ひとつひとつにちゃんと深い謎があってちゃんと解決していく。 長編が読みたくなりました。 楽しみ。 | ||||
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D県警シリーズの第1段。警務部と言う人事・組織を中心に担当する部署から見た時の警察を描くという斬新な手法で話題を集めた。が、全体に若書きの傾向は否めない。 タイトル作「陰の季節」は天下りした元刑事部長の未解決事件への執念を描いて読ませる。しかし、警察幹部が天下りする様に対して批判的言辞が全く出て来ないのは如何なるものか。作者も記者時代に汚濁の水を飲みすぎたとしか思えない。「地の声」は警察組織での出世意識がテーマで問題が矮小すぎる。「黒い線」は婦警の失踪事件を扱ったもので、失踪の理由が幼稚園レベルで読む者をガッカリさせる。「鞄」は「地の声」と同じく組織内の出世に拘った作品で、同じものを2度読まされた気がした。 全体に警察は、幹部は平気で天下りするし、警部以上は出世争いに奔走する。これに対し、作者の批判的な目が感じられない。登場人物達も出世と保身のみで、人間的深みが感じられない。熟成前の作家の作品を味わったようで、今後を期待したい。 | ||||
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ほとんどの作品において主人公が守ろうとしているのが「組織内 における自己の立場」つまり保身であるというところに、少し迫 力不足を感じてしまいました。 確かに警察内部のしかも普段スポットライトを浴びない部署の人 々を主役に据えるというアイディアやリアルさは非常に良く描け ていると思います。ただ、その「保身」に重きが置かれ過ぎてい るので、そういう感情があまりない私(一応勤め人ですが)は、 やや感情移入しにくい点がありました。 | ||||
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事件は警察内部で起こる。問題を起こしたのも警察官なら、それを調べるのも警察官だ。内部の事情を詳細に描いたこの作品は、作者の警察という組織に対する知識の深さを、まざまざと見せつける。殺人事件などの派手な事件を追うのではない。しかし、この作品から目を離せないのは、緊迫する人間の心理をたくみに描いているからだと思う。追い詰められた人間の息づかいが読み手まで伝わってくる。全てが終わった後に残る余韻・・。一味違うミステリーだった。 | ||||
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この”陰の季節”は今まで読んできた警察ものとはちがい、通常他の小説では無視されがちな部分にスポットライトがあてられている。それゆえか、この本は刑事を主人公とした小説に比べ新鮮に感じられるのだが……、結論へのもって行き方が少々強引ではないかと思われる。主人公の想像だけで結論に持って行ってしまう。特に表題作”陰の季節”と”地の声”。推理小説なのだから”推理”するのは当然なのだが、いまひとつ説得力に欠ける。”警察小説”としての斬新さは評価するが、ミステリとしてみた場合ツメが甘いような気がするのは私だけだろうか。 | ||||
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