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蜘蛛男



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蜘蛛男の評価: 3.33/5点 レビュー 24件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(5pt)

思い出の一冊

小学校で江戸川乱歩の小説が流行し友人と貸し借りをしていた。
シリーズは子供向けの冒険推理小説で激しい表現は無かった。
高学年になった頃、それまでの子供向けとは趣向が違った大人向けの何冊かのシリーズか発売された。
蜘蛛男はその時に買って読んだ。
石膏像のリアルなイラストのカバー表紙は覚えているが、内容までは忘れていた。
小学生でよく、こんなエログロな小説を読んだなという話に驚いた。
非常に懐かしい一冊だった。
内容は面白くネタバレはしないでおく。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
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No.9:
(5pt)

奥深いです

子供のころ、ポプラ社版で読みました。今、あらためて原文で読むと、子供向けにはない奥深さを感じます。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
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No.8:
(4pt)

最後が少し、、、、

パノラマ館の途中迄は非常に楽しかったのですが、蜘蛛男との決着は少々強引な大団円だと思う。何か乱歩先生の体調が影響したのか?ひとつだけ気がかりなのは、女優を死なせてしまった明智の心の中を覗いて見たかったなと。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
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No.7:
(5pt)

今でも新しい。

丁寧で噛んで含める優しくて明快な文章、講談社の「次回もこうご期待」とのわざとらしい広告、古臭い挿絵、ともに見えを切る犯罪者と明智小五郎、レトロ感満載。 これはずいぶん楽しめます。 なによりも、肝心要のプロットの展開が、大いに予想を裏切るもので、案外新しい。 一部見え見えの展開も科学的な捜査ではありえないことも多くありますが、それはレトロ感と思えば、かえって楽しいです。 乱歩を読むことがこれほど楽しいものだとは知りませんでした。 サクサク読めます。 楽しめます。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
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No.6:
(4pt)

ザワザワとした胸騒ぎ

僕の読書原体験は、ポプラ社のジュヴナイル版の江戸川乱歩だ。小学校の図書館にはこのシリーズと、もう一方でルブランのルパン・シリーズがずらりと並び、児童たちに人気だった。歯抜け状態でずっと貸出中の巻もあったりして、もどかしい思いをしているうちに中学に上がり、もう少年探偵団だの怪人二十面相だのには興味をなくしてしまった。

今年は乱歩生誕120年ということで、けっこういろんなタイトルが本屋で平積みになっている。そこで、今ならむしろ興味のある乱歩を、再び手にとってみた。『蜘蛛男』はかつてジュヴナイル版で読んだことがあるが、こちらは何といっても堂々たる大人向け。エログロ色が濃厚で、よくまあ戦前の人たちはこれを歓迎したもんだなと、ある意味感心する。その後、戦時中はさすがに「けしからん」ということになったと思うが、焚書まではされなかったようである。よかったね乱歩。

本編は講談倶楽部という雑誌から依頼されて執筆され、その大ヒットを受けて乱歩はしばらく似たようなタッチの連載を続けることになる。怪奇冒険小説などと呼ばれるジャンルだが、乱歩自身は「通俗長編」と称してワンランク下の仕事と見なしていたようだ。まあ、気持ちは分からないでもない。今読むと、かなりバカバカしいというか、ムチャクチャなストーリーだ。でもそこがいいんだろう、とも思う。小学生の頃に覚えた、あのザワザワとした胸騒ぎのような感覚を、久々に味わうことができた。

創元推理文庫版には、当時の挿絵や雑誌社からのお知らせが忠実に再現されているのが楽しい。章立ての合間に、「愈々(いよいよ)出でて愈々奇怪! 驚くべき事件続発して次号は堪らぬ程面白くなる」とか、「日本に始めて生れた大探偵小説として各方面からヤンヤの賞讃を浴びせられている本篇『蜘蛛男』の、次々に展開される怪事件活場面に刮目下さい」などと書いてある。なんとなく牧歌的というか、いい時代だったんだなと思う。乱歩生誕120年、昭和は遠くなりにけり。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
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No.5:
(5pt)

面白い!!

やはり明智小五郎物は面白い!次に何が起こるのかワクワクさせてくれる雰囲気が抜群!人はたくさん死ぬし大袈裟な表現も多いけど、これぞ冒険活劇って感じです。難しいことは考えず乱歩の世界を堪能しましょう!
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
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No.4:
(5pt)

げろげろ、エログロ

子供向けのりライトバンしか読んだことが無かったのですが、大人向けの本作を読んでびっくりしました。
今の時代だったら、この本の出版はかなり厳しいかなと。
描写もかなりグロテスクですが、何より被害者たちに救いの無いことに驚かされます。ネタばれになるので書けませんが、現代の小説のお約束的な展開から先を読もうとすると、死体の数にびっくりするでしょう。
また、話自体も次々と見せ場を展開しながらスピーディーに進み、読者を飽きさせません。
賛美両論分かれるかもしれませんが、今の読者が読んでも楽しめる水準には十分達していると思います。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.3:
(5pt)

乱歩の通俗タッチに酔え

乱歩の通俗長編第一作として有名だが、実はなかなかどうして面白い。犯人の正体といい、乱歩が工夫を凝らしたことがよく分かる。けっして本格ミステリではないが、スリラーとして、当時の読者を相当ハラハラドキドキさせたことであろう。

 あの東京12チャンネル(現テレビ東京)の「江戸川乱歩シリーズ明智小五郎」の第一話だったのも、うなずけるものである。当時中学生だった私は、女性の裸が出てくるだけで、ハラハラドキドキしたものだった。名優の故伊丹十三が楽しそうに出演していた。

 ストーリーは、とにかく山また山の繰り返しで、息つく暇もないほどである。もちろん、乱歩得意の迷宮「八幡の藪知らず」のほか、のちの通俗作品のネタの多くがチラチラと出てくる。
 世間の評判はあまり高くないようであるが、私は好きだ。余計なことを考えずに、乱歩の筆が進むままに、迷宮をさまよい、そのタッチに酔えばよいのだ。ただし犯人がちっとも意外じゃないが、いかにも乱歩らしくてそれもまたGOOD!だ。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.2:
(4pt)

分かっているのに面白い

江戸川乱歩の大槻ケンジ氏曰くマヌケ味が全開の本格推理というよりは怪奇冒険ものの一作。はっきり言って犯人は推理小説好きならすぐ分かってしまい意外性のかけらもないが、乱歩ならではのというか乱歩しか醸し出せないエログロ趣味が何とも言えないある意味マヌケな味わいをかもし出しており、犯人もトリックも分かりきっているのにたまらなく面白いのである。本当にトリックだけ見ればこれほどまでに稚拙なのに読み物として面白いというのは乱歩だけである。明智小五郎が活躍するのでその点でもお勧めである。期待値を下げて読めば今でも充分楽しめる作品だ。
蜘蛛男  江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫)より
4041053358
No.1:
(5pt)

推理小説の巨匠

奇抜な表現に当初度肝を抜かれましたね
しかし、犯人には騙されました…
狡猾、周到、残虐、こんなに恐ろしい相手をどう追い詰めていくのか…
また、追い詰められるのか…
登場人物が次々に殺されていく様には戦慄します。
手に汗にぎるシーンの連続で読み始めたら区切りをつけるのが難しいです
推理小説の巨匠が書いたこの作品一度読んでみて下さい
蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401031

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