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犬はどこだ



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【この小説が収録されている参考書籍】
犬はどこだ (創元推理文庫)

犬はどこだの評価: 3.78/5点 レビュー 41件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 1~20 1/3ページ
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No.41:
(4pt)

ハードボイルドと本格ミステリの融合を図った野心作。

作者の比較的初期作品のようだが、十分に読ませる面白い作品。主人公の探偵が、病気で前職を辞職し。帰郷した男で、リハビリ感覚で調査会社を始めたのに対して、後輩の男は私立探偵に憧れて、強引に転がりこんで来た男。2人が対照的な熱量なのがおかしく、更に途中から1人称が交代して、交互に語られる趣向。流石の技巧であり、楽しく読み進める事が出来た。

  このように前半は、新感覚のハードボイルドだったが、失踪した女性の痕跡をたどり、奇想天外な真相を探り当てるのは、本格ミステリの味わい。本当にそんな推理で、そこまで分かるのか、と疑問は残るが、主人公の推理は快刀乱麻であった。全てを書かず余韻を残すラストも秀逸で、米澤穂信さんは本当にうまい。

  推理が快刀乱麻過ぎて、少し引っ掛かりを覚えるが、ハードボイルドと本格ミステリの融合を図った野心作、と評価したい。
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No.40:
(2pt)

差が大きい

面白い作品とそうでない作品の差が大きすぎる。
最初から面白くなさそうと思って読み進めたら、最後までそうだった。
読んでてつらい。。。
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No.39:
(5pt)

女はこわいね

どうしても、女は弱いという前提で読んでしまうと大どんでん返しにあってしまい、復讐という名の甘美な果実を味わえない。
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No.38:
(4pt)

一見平凡そうで特異な人物設定。今時そんな若者はいないw

読み始めはとてもいいです、特にアトピーで失業したくだりは共感を得る事間違いなし
だけど、助手の後輩が出て来てから急にリアリティーがなくなる。
そしてその探偵オタクの後輩の人物設定がかなり特異というか、変人。
2人共通の人物に接近しているのに互いに情報を交換し合わない不自然さにイライラ。
ただ最後の終わり方が秀逸で星★一つオマケ。
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No.37:
(5pt)

紺屋長一郎は怖くなって故郷を再び離れちゃったのかな?

東京から田舎に移ると言いながら失踪した女性の探索を受け持った紺屋。田舎の神社に保管されている古文書の内容の解明を割り振られたハンペー。先輩後輩関係にある二人が追う、全く関係なさそうな謎が結びついてくるのにはワクワクしました。そして探される側と探す側の知恵比べ。これぞ推理小説の醍醐味ですね。都会アレルギー?アトピー性皮膚炎?の紺屋、人口が減っていく田舎、紺屋がチャットで会話する<GEN>はネットを駆使して探索に協力、などなど、今の社会が映しだされていて、入り込みやすかったです。
実に楽しい読書時間をいただけました。
最後に、『夏期限定トロピカルパフェ事件』と少しばかり似た、でも実質的にもっと震えてしまうエンディングが待っていました。男も怖いが、女も怖い。見くびってはいけない。
「紺屋S&Rの事件簿1」となっていますが、第2巻が無いのが寂しいです。
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No.36:
(5pt)

作者らしさがすべて詰まった良作

この作者の中でもとりわけ好きな作品です。
シニカルさやシリアスさとコミカル感のバランスがよく、ラストは極めてダーク。
キャラクターも魅力的で、ミステリ部分は言うに及ばず、題材モチーフやストーリーとの融合などお見事と唸るしかない完成度の高い作品。
どれをとっても米澤穂信らしい作品で2時間ドラマとかあるいは映画化してくれないかなあと密かに願っています。
あとかつて噂のあった続編を……。
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No.35:
(5pt)

タイトルに似合わず可愛くない

犬探し専門の探偵を始めようとしたら、最初に受けた依頼は人探し。
でも、後半に入るにつれストーリーが加速して、最後はタイトルからは考えられない展開へ。
さすがです、文句なく楽しめる一冊であり、続編読みたくなります。
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No.34:
(4pt)

読ませる

今時、探偵事務所もの?うーん、こりゃつまらんかもと思ったが、古文書の解読という紹介文の言葉につい惹かれて、図書館で借りてみた。この作者の「折れた竜骨」はとてもよかったが、「満願」にはいまいち感があった。さてこれは?面白かった、ぐいぐい惹かれて読んでしまった。失踪者に一体どんな謎があるのかと探っていく過程がよかった。古文書の存在と失踪者の結びつきは、ちょっとわざらしさがあるかなと思ったが、なるほど最後のどんでん返しにこうつながるわけねと納得した。
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No.33:
(4pt)

英文タイトルがおしゃれ

二つの別々の物語がきれいに収束していく様は見事。
終盤で物語が様変わりする。見えているものは変わらない、ただライトの当て方が変わっただけなのに。不思議。

この作者の特徴なのかな、終盤になって急に空気が薄くなるというか静止するような気がする。
静寂の中で今までの情報が整理されていき、最後に解決編になだれ込む。
王とサーカスでもそうだった。
その息苦しさにとりこになる。トリコロール。
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No.32:
(5pt)

良かった

すごく好きです
詳しくはネタバレになるので言いませんが同作者の作品でボトルネックとか好きならおすすめ
氷菓系が好きならあまりおすすめできません
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No.31:
(2pt)

ハンペー外伝

王とサーカスの読後にkindleの次のおすすめに挙がったので
手に取ってみましたが、比較的初期の作品でした。
 
今回の調査で十分な歩合が貰えたのか定かではないけれど
ハンペーにせめてもう一作品あるいはスピンオフで活躍の場を与える必要がありそう。
舞台となった街で犬探しだけでは食べていけない可能性もあり、
他に何かとても興味深い依頼が舞い込んできているのでは?と思います。
 
当たりはずれの少ない作家かどうかの判断は先延ばししたいです。
 
 
 
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No.30:
(4pt)

面白い!

何か自営業を始めようと決めたとき、最初に思い浮かべたのはお好み焼き屋だった。しかしお好み焼き屋は支障があって叶わなかった。そこで探偵事務所を開いた。この事務所〈紺屋S&R〉が想定している業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。……それなのに、開業するや否や舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかもこのふたつは、調査の過程でなぜか微妙にクロスして――いったいこの事件の全体像とは? 犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。青春ミステリの旗手が新境地に挑んで喝采を浴びた私立探偵小説!
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No.29:
(4pt)

タイトルが秀逸

この物語のタイトルをこれにしたことに、作者のスタンスというか自分の作品への距離感が出ていると思います。シニカルな視点。読んで損なし。
あるキャラクターの扱いが個人的には残念だったので星4つにしました。充分おすすめできます。
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No.28:
(5pt)

すごい

凄まじい面白さ。米澤先生の筆はハードボイルドと親和性が高い。久々に時を忘れる読書をした
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No.27:
(2pt)

うーん

初めて米澤さんの本を読みました。 正直、入り込めませんでした。 最後まであまりわくわくしませんでした。 事件がサクサクと進みすぎだし、登場人物が20代にしては老けてる感じ。 無気力状態の人間という設定だったけど、こなれすぎてないかな?とか。 ハンペーを出してきた意図もよくわかりませんでした。
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No.26:
(2pt)

生温かくて気持ちが悪い。

読了後に、何か感想めいたものが湧いてこないのは何故だろう。
この作品は本当に腰巻にある「このミステリーがすごい第1位」なの?
この違和感は何なんでしょうか?

全てのプロットが生温かくぬるい感じなんです。
シリアスでもシビアでもなく、あんまり突き詰めてない感じ。
スケール感も無く、骨太ではなく骨細な感じ。

野犬を退治する話が幹の話にどう絡んでるのかがさっぱりわからない。
失踪者の追跡が容易過ぎるのはどうしてなのか判らない。

この作品の凄さや評価される点がさっぱりわからない。

要するに、私はこういった作品を理解する器量が無く、
時代遅れの錆びついた感性しか持っていないと言うことなんでしょうね。
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No.25:
(3pt)

満願から入ると少し物足りないかも

満願がとても面白かったので、他も読んでみたいと思い手に取りました。同じ人?と思うほど、登場人物のキャラや描く世界観が違っていて意外でした。でも、ミステリーとして、先が気になるしオチも楽しめました。作家さんには色んな顔があるんだなぁ。
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No.24:
(2pt)

私はあまり面白くなかったです。

どうも話に入り込めなくて、なかなかページが進まず。この先どうなるのかな?というワクワク感があまりないというか、あってもそんなに持続しない感じ。
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No.23:
(3pt)

氷菓シリーズよりは落ちる。

米沢穂信らしい文体で面白く読んでいけました。しかし氷菓シリーズほどの謎解き感はなくあまり後に残らない本ですね。
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No.22:
(4pt)

ポップな青春探偵ものと思いきや、なかなかシニカルなラストだった

テンポよくオシャレな感じで物語が進んでいくので読み進めて行くと、最後の方であれよあれよとこのストーリーの景色が変わっていって、読み終えたら「結構ディープな話だったんだな...」と少し放心状態になった。
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