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風化水脈 新宿鮫VIII
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風化水脈 新宿鮫VIIIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 41~51 3/3ページ
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新宿鮫シリーズは本当に安心して読めます。完成度がすごく高く、長尺でありますが、冗長さは全く感じず、一気読みです。本作は鮫島警部の活躍と新宿の歴史を絡めながら物語は進んでいきます。それにしても睡眠時間と引き換えに至福の時間を鮫島の旦那は我々に与えてくれます。 | ||||
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人物描写が素晴らしいです。特に出所してきた真壁が最後まで最高にカッコいい! それと脇役ですが雪絵のお母さん。どんなシーンかはここでは書けませんが、本を読んで久々に涙が出ました・・・。 | ||||
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新宿鮫は好きだけど、この巻はいまいちかな…。なんか、大沢さんは日本の警察機構とか、新宿の街についていろいろ思い入れがあるらしいけど、それを鮫島さんの口を通して、長々と解説する箇所がかなりあるのです。しかもストーリーの本筋にほとんど関係がないため、かなり浮いて、しかも目立っています。そのため肝心のストーリーの躍動感が薄れ、これまでの新宿鮫とは一線を画すつまらなさとなっています。 | ||||
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鮫島の相変わらずの破天荒ぶりと行動力が、休みなく楽しませてくれる。伏線あり、同時進行あり、メロドラマあり、でも晶との恋はちょっとおあずけか。ヒロインとしての晶は、やや型破りではあるが主人公に参っているという点ですでにアン牌な女になってしまっているので、そろそろ一つ晶ちゃんにも揺れて欲しい、というのは個人的意見。エンターテイメントとして楽しむに、もってこい。シリーズ中では平均を十分上回るので、安心して没頭できる。東京在住の方なら、その居住地に対する思いも深まるかもしれない。 | ||||
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事件を通して街を、そして人を描く。新宿鮫の真の魅力とは、鮫島という孤高の一匹狼刑事の活躍というよりは、むしろ様々な事件を通して鮫島に関わってくる人間模様を読むことだと僕は思う。まぁ、このシリーズのどこに価値を見出すかは人それぞれだが、僕と同じ考えの人なら、この風化水脈は屍蘭と双璧をなす新宿鮫シリーズの2大傑作であるということに異論を唱える人はいないんじゃないかなぁ。本作も脇を固める人物描写が秀逸。1作目以来の登場となる真壁(ハッキリ言って鮫島以上にカッコイイ)、その真壁を支える女:雪絵とその母親。この3者の描き方が最高に素晴らしい。思い出しただけでも泣けるよ、ホントに。 | ||||
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シリーズ初期作品にあった驚きはないが、手馴れた堂々の風格というべきか。外れがない定番作品。マンネリ感も感じさせず、水準以上のレベルを保っていることがすばらしい。 「リーサルウェポン」のリッグス刑事が作を重ねる毎に明るくなっていっているに比べると、鮫島のスタンスや状況は見事なくらい変わらない。ストーリーについては、途中で筋が読めてしまうところがタマに傷かもしれない。駐車場管理人とヤクザの愛人の母親の過去が交錯するところはできすぎとも感じた・・・。今回は鮫の敵はそれほど強力ではない。 | ||||
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シリーズでは時系列で8作目となる。久しぶりの登場となる鮫島のライバル(?)「真壁」と真壁に深い因縁を持つ中国人グループの一触即発の危機をはらみつつ、今回鮫島が追う自動車窃盗事件は進行する。一方、その過程で鮫島は自動車窃盗団のアジトの一つである廃屋の井戸から40年前の屍蝋化した死体を発見してしまう。新宿が現在の不夜城となる以前、敗戦後の騒乱期に死んで現在にその姿を現した屍蝋死体が鮫島と、鮫島を取り巻く全ての人間を渦のように取り込み一つに吸い寄せてゆく。過去の新宿と現在の新宿、過去の刑事と現代の刑事、過去のやくざと現代のやくざの対比と関わり合い。 すべては加速しつつ終局へと向かう。後半のスリリングな展開は大沢作品の真骨頂、一気に夜を明かせ。 | ||||
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新宿の過去と現在と共に、登場人物の人生模様が、絡み合った糸を少しづつ解きほぐすように見事に浮かび上がってくる。新宿の歴史に関する記述の多さや鮫島の台詞に白々しさを感じて辟易してしまう箇所もあるが、作品そのものの面白さは損なわれてはおらず、作者の筆力の凄さをあらためて感じることができた。次回作が待ち遠しいところだ。 | ||||
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シリーズ8作目となり,いつも長々と鮫島の境遇や警察内部組織の説明を延々繰り広げるこの本をまたも開いてしまった。前に見たような話がまた出てくるのかとあまり期待しないで読んでいると,本作では,新宿の街そのものの過去の描写が続き,そこに隠蔽されていた事件が徐々に明らかになってくる。過去を描くことで,今までのシリーズにはなかった新境地が開いてくる。そして,もう一つの新境地と考えられることは,ここで起こる事件の当事者たちが悲惨な最期を遂げたとはいえない点である。いつも,やるせない気分を味わわせられることの多い新宿鮫シリーズであるが,本作では,最後にちょっと救われたような気分になる。 | ||||
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まさにエンターテイメント。 読見応え十分。 ホントに面白い犯罪(クライム)小説です。 サスペンスのお好きな方でしたらこのシリーズは、多分はまると思います。 | ||||
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「新宿という枠の中で主人公の鮫島をはじめ彩り豊かな登場人物たちがパーツとなり、徐々に出来上がっていくパズル。」この話を読み終わったときに感じた感想だ。 読んでいる途中でパズルの全体絵が徐々に見えてくるのだが、読み終わり絵が完成すると、そこには予想通りの、でもそれでいていい意味で予想を裏切った絵が出来上がっていた。シリーズ8作目にして最高級の面白さだとお勧めできます。前7作を読んでいない人でも十分楽しめる作品だと思います。 | ||||
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