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(短編集)
福家警部補の挨拶
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福家警部補の挨拶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 81~83 5/5ページ
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新シリーズに比べ、コミカルだが容赦ない、シャープな「旧」コロンボ。 その世界観を愛するファンにとって本書は、新シリーズや古畑任三郎に求めることができない、旧の乾いた斬れ味を体験することができます。 本家とのつながりも楽しく、一歩一歩追い詰められていく犯人にいつのまにか感情移入してしまう流れも鮮やか。 帯の「コロンボ、古畑の系譜」に偽りなしと言ってもいいでしょう。 ただ、短いのは本当にあっという間に終わってしまう感があるので、このシリーズは「オッカムの剃刀」くらいの長さがちょうどいいのでは? このクオリティでいければ、続編も楽しみです。 | ||||
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まるで映像が映し出されるような細やかな場面表現。いつか映像化されることを考えて書かれているのかとも思いますが,そのキャステイングを考えながら読むのも楽しかったです。 次はどんなお話が飛び出すか,あらためてコロンボももう一度観たくなりました。 | ||||
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倒叙推理は限られた頁数の中で「知恵比べ」を描く最適の形式であり、 それゆえに、放送メディアが限られた時間の中で「知恵比べ」を描くに 当たっても親和性が高い。その最高傑作が「刑事コロンボ」シリーズで あり、既に日本のテレビ界では「古畑任三郎」が堂々たる本歌取りに成 功していることは衆目の一致するところであろう。 本作は、コロンボのノベライズやパスティーシュでも実績のある作者 が、コロンボ研究で世界屈指の実力を誇る編集者の協力を得て世に問う た倒叙推理小説集。そのトリックにおいても、人間描写においても「聖 典」に迫る内容である。 収録された4作の場面毎に「ここは『逆転の構図』、ここは『二枚のド ガの絵』と思わせておいて『愛情の計算』、ここは『祝砲の挽歌』」と いったコロンボの元ネタ当てを楽しみながら、エスタブリッシュな犯人 の完全犯罪がいかに破綻して行くかも楽しめるお徳用の作品集である。 ん、それでは作者に失礼? いやいや、ものが倒叙だけあって、本末転倒で、第一作者が喜びます、 などと軽口を叩くと、この作者が得意とする落語のような話だが、実は そこに課題もあって、「オッカムの剃刀」のラストで聖典を凌ぐ驚愕を 演出した以外は聖典へのリスペクト故に、やや手堅く纏めすぎたきらい がある。第二シーズンでは、作者ならではの遊びも期待したいところ。 | ||||
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