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イノセント・ゲリラの祝祭
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【この小説が収録されている参考書籍】
イノセント・ゲリラの祝祭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 41~60 3/4ページ
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「死因不明社会」と同じような医療問題告発本というほうが正しいのではないでしょうか? 田口と白鳥がいる限りバチスタシリーズのテイストは健在なので、謎解きを期待せずに読むとしたら十分に楽しめますが。 できるなら桧山シオンをもっと出して欲しかったのですが・・・まあ次回に期待させてもらいますか。 | ||||
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チームバチスタから、ナイチンゲール、螺鈿迷宮、ジェネラルルージュと読み続けてきましたが、 常にどこかで話や登場人物が繋がっていて、ついつい続けて買ってしまっています。 本題のストーリについては、主に霞ヶ関周辺で話が進んでいて、あまり医療現場での展開はない 本作品ですが、相変わらずの白鳥と田口のやり取りは健在で安心しました。 一方で、ミステリー作品ではなくいろいろな思惑を持った人々の論理展開の攻防をもっと期待して いたのですが、最後は・・・。 毎回、個性的な新キャラが出てくるので、そのあたりは楽しみです。 今後も海堂さんの作品にも期待しています。 | ||||
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チームバチスタから、ナイチンゲール、螺鈿迷宮、ジェネラルルージュと読み続けてきましたが、 常にどこかで話や登場人物が繋がっていて、ついつい続けて買ってしまっています。 本題のストーリについては、主に霞ヶ関周辺で話が進んでいて、あまり医療現場での展開はない 本作品ですが、相変わらずの白鳥と田口のやり取りは健在で安心しました。 一方で、ミステリー作品ではなくいろいろな思惑を持った人々の論理展開の攻防をもっと期待して いたのですが、最後は・・・。 毎回、個性的な新キャラが出てくるので、そのあたりは楽しみです。 今後も海堂さんの作品にも期待しています。 | ||||
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こんなに不吉な予感がいっぱいで終わられると、どうにも居心地が悪くなる。 田口が厚生労働省の会議の委員に引っ張り出されるまでの前半は、テンポのよい会話に笑わせられながら、するすると読み進んだ。 後半は厚生労働省の会議の連続。官僚主義に対する批判は舌鋒鋭く、かつ、皮肉たっぷりだ。 これは小説じゃないと書けない。創作だから許される。うかつに書くと後が怖そう。 そんな風に感じてしまう私の感性は、それだけ官僚主義社会を信頼していないということである。 そんな風に感じてしまう文章を書き上げた作者が、イノセントなゲリラを企図しているのだと思う。 今のままで医療ユーザーが無関心を保つとどういうことになるか。作者はミステリーを書きたいのではない。警告を放つ訴状を書きたいのだと感じる。 この物語はここで終わらない。ハッピーな展開は期待せずに、次を待ちたいと思う。 | ||||
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こんなに不吉な予感がいっぱいで終わられると、どうにも居心地が悪くなる。 田口が厚生労働省の会議の委員に引っ張り出されるまでの前半は、テンポのよい会話に笑わせられながら、するすると読み進んだ。 後半は厚生労働省の会議の連続。官僚主義に対する批判は舌鋒鋭く、かつ、皮肉たっぷりだ。 これは小説じゃないと書けない。創作だから許される。うかつに書くと後が怖そう。 そんな風に感じてしまう私の感性は、それだけ官僚主義社会を信頼していないということである。 そんな風に感じてしまう文章を書き上げた作者が、イノセントなゲリラを企図しているのだと思う。 今のままで医療ユーザーが無関心を保つとどういうことになるか。作者はミステリーを書きたいのではない。警告を放つ訴状を書きたいのだと感じる。 この物語はここで終わらない。ハッピーな展開は期待せずに、次を待ちたいと思う。 | ||||
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今までの諸作品は全て、ミステリーの形をとった「登場人物紹介」に過ぎなかった!と、今作品を読んで感じました。「ひかりの剣」でチラリと姿を見せた人物が、影の主役として登場し、これで役者は揃った感があります。「ジーン・ワルツ」で言及されていた重要な事件も、この作品の中で初めて起きます。裏にあるものをほのめかせつつ。 海堂さんは日本の医療行政に異議を申し立て世に警鐘を鳴らす手段として、このフィクションを用いているのかな、と感じます。 この架空世界の医療行政は、どう進んで行くのか? 「医学のたまご」において、かつて一度崩壊したと語られていた、未来の桜宮の医療は。第2章を待つのが怖いような楽しみなような…。 | ||||
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今までの諸作品は全て、ミステリーの形をとった「登場人物紹介」に過ぎなかった!と、今作品を読んで感じました。「ひかりの剣」でチラリと姿を見せた人物が、影の主役として登場し、これで役者は揃った感があります。「ジーン・ワルツ」で言及されていた重要な事件も、この作品の中で初めて起きます。裏にあるものをほのめかせつつ。 海堂さんは日本の医療行政に異議を申し立て世に警鐘を鳴らす手段として、このフィクションを用いているのかな、と感じます。 この架空世界の医療行政は、どう進んで行くのか? 「医学のたまご」において、かつて一度崩壊したと語られていた、未来の桜宮の医療は。第2章を待つのが怖いような楽しみなような…。 | ||||
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想像はしていたのだが、最初の作品以外はミステリー色が無くなって、医療問題の提議になりつつある。でも、全て読んでしまっている自分もいるが。キャラクターは面白いので、さっと読めてしまうのだが、そろそろ、ミステリーに戻っては。でも、厚生労働省を批判した勇気ある本だと思います。 | ||||
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想像はしていたのだが、最初の作品以外はミステリー色が無くなって、医療問題の提議になりつつある。でも、全て読んでしまっている自分もいるが。キャラクターは面白いので、さっと読めてしまうのだが、そろそろ、ミステリーに戻っては。でも、厚生労働省を批判した勇気ある本だと思います。 | ||||
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チームバチスタの栄光の著者が書く医療と司法の確執 海堂ものはエンターティメントに振ったものと、この本のように 現実をフィクションで見せる物とある。 この本のメインは、これまでの病院ではなく、厚労省の検討会が中心と なっています。そして、その舞台には女性の姿はほとんど無く これまでの医療を中心としたものから、ひたすら会議中心の 議論になっています。 厚労省の役人達の姿は実際の官僚にもとても似ている気がします。 そして、海堂さん自体の実体験からこの本を書かせたような気がします。 官僚の頭の良さは、嫌みな程なのですが、それが遺憾なく作品に 反映され、それを切って行くアウトローの研究者が楽しいと思って 読める人はこの本はお薦めでしょう。 いつもながらのテンポの良さは一貫していますが、エンターティメントを 望む読者には方向性の違いを感じるのでは無いかと思います。 | ||||
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チームバチスタの栄光の著者が書く医療と司法の確執 海堂ものはエンターティメントに振ったものと、この本のように 現実をフィクションで見せる物とある。 この本のメインは、これまでの病院ではなく、厚労省の検討会が中心と なっています。そして、その舞台には女性の姿はほとんど無く これまでの医療を中心としたものから、ひたすら会議中心の 議論になっています。 厚労省の役人達の姿は実際の官僚にもとても似ている気がします。 そして、海堂さん自体の実体験からこの本を書かせたような気がします。 官僚の頭の良さは、嫌みな程なのですが、それが遺憾なく作品に 反映され、それを切って行くアウトローの研究者が楽しいと思って 読める人はこの本はお薦めでしょう。 いつもながらのテンポの良さは一貫していますが、エンターティメントを 望む読者には方向性の違いを感じるのでは無いかと思います。 | ||||
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今回の作品は同作者による『死因不明社会』と重なる部分が多々みられますが、小説という形をとっている分本作品の方が分かり易いものになっています。 ただ、バチスタとは違い余り推理の場が無かったことが残念です。 いつもの海堂さんらしい、場を占領した高揚感と闘う者の孤独感が味わえる一冊です。 | ||||
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今回の作品は同作者による『死因不明社会』と重なる部分が多々みらるが、小説という形をとっている分本作品の方が分かり易いものになっています。 ただ、バチスタとは違い余り推理の場が無かったことが残念です。 いつもの海堂さんらしい、場を占領した高揚感と闘う者の孤独感が味わえる一冊です。 | ||||
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ミステリーではなく、昨今の医療に対する作者の考え方を小説という形式で述べているだけな気がします。でも、田口や白鳥は相変わらずいいキャラだと思うし、彦根さんの話をもっと読みたいので4点で。 | ||||
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ミステリーではなく、昨今の医療に対する作者の考え方を小説という形式で述べているだけな気がします。 でも、田口や白鳥は相変わらずいいキャラだと思うし、彦根さんの話をもっと読みたいので4点で。 | ||||
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今までの3作とは登場人物は同じですが、まったくベクトルの違う作品。だから評価がすごく難しいです。 他の方も書かれているようにミステリーではありません。だからミステリーだと思って読むとがっかりします。 あと、白鳥が活躍するかと言われると、そういう風でもありません。あと、田口先生のキャラがちょっと今までと違うような気がするんですよね。 社会医療制度の問題点を1冊目などの登場人物、内容と絡めながら、告発しているまさにイノセントゲリラな作品。 そんな結構重たいテーマをしっかりと小説として成立させているところは、筆者の素晴らしさだと思う。 ただ、用語が今までより難しい。ちょっと丁寧に読まないと意味がわからないところもしばしば。読み飛ばして雰囲気だけ味わうこともできなくはないですが。 | ||||
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今までの3作とは登場人物は同じですが、まったくベクトルの違う作品。だから評価がすごく難しいです。 他の方も書かれているようにミステリーではありません。だからミステリーだと思って読むとがっかりします。 あと、白鳥が活躍するかと言われると、そういう風でもありません。あと、田口先生のキャラがちょっと今までと違うような気がするんですよね。 社会医療制度の問題点を1冊目などの登場人物、内容と絡めながら、告発しているまさにイノセントゲリラな作品。 そんな結構重たいテーマをしっかりと小説として成立させているところは、筆者の素晴らしさだと思う。 ただ、用語が今までより難しい。ちょっと丁寧に読まないと意味がわからないところもしばしば。読み飛ばして雰囲気だけ味わうこともできなくはないですが。 | ||||
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告白しよう。海堂尊という作家をなめていた自分を。いや。このミス大賞というカテゴリーを。作られたミステリーなんて、もう古い。誰も書こうとしない(誰も書けない)新しい地平線を開拓している著者に脱帽。厚生労働省を主体とした小説を一体誰が書けるというのか。全編がほぼ会議室で進行させる、著者の文章力、構成力は、本物。似非ミステリー作家たちよ、落ち着いて、この小説を吟味し、カツモクせよ。 | ||||
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告白しよう。海堂尊という作家をなめていた自分を。いや。このミス大賞というカテゴリーを。作られたミステリーなんて、もう古い。誰も書こうとしない(誰も書けない)新しい地平線を開拓している著者に脱帽。厚生労働省を主体とした小説を一体誰が書けるというのか。全編がほぼ会議室で進行させる、著者の文章力、構成力は、本物。似非ミステリー作家たちよ、落ち着いて、この小説を吟味し、カツモクせよ。 | ||||
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チームバチスタから一貫した海堂氏のテーマ「エーアイ」をめぐる、医師、官僚、警察の思惑が入り乱れての会議場面の連続で、何回か厚生労働省の合同庁舎の会議の席にいたことのある者として、興味深かった。入り口を固めているのは「警備員さん」だと思っていたが、実は「歩哨」だったのね。議事の進行など「ありえねぇ」と突っ込みたくなるところはあったが、それなりに面白く読めた。田口先生がちょっと頑張った分、白鳥の毒気が薄かった気がするが、それに対しては別に文句はないし。 以下は個人的なことだが、情けないことに過労で倒れて何日か病院にお世話になり、点滴を受けながら読了した。だからということもないだろうが、このまま行ったら日本の医療は崩壊する、何とかせねばという理想と、でも大きく動かし過ぎるともっと大きな混乱を来たすだろうという諦めの気分との板挟みで読むのは、結構しんどいものはあった。 蛇足。デジタルハウンドドックこと加納氏、もう少しうまく使えないものだろうか。 | ||||
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