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オリンピックの身代金



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オリンピックの身代金の評価: 4.16/5点 レビュー 178件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.16pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全139件 21~40 2/7ページ
No.119:
(4pt)

前回東京オリンピックを題材にしたスリルとサスペンスあふれる物語

1964年の東京オリンピックの頃は、日本が高度成長し始めた時期で、それは、都市と農村の格差が一気に増大した時期でもあった。東京オリンピックの会場作りや環境整備などの土木工事の多くが東北の出稼ぎ労働者に担われた。
 この物語は、いわば、農村の都市に対する反抗という暗喩のもとに進行する。2020年のオリンピックを前にあの当時の世相や雰囲気をこの本から読みとることはノスタルジーだけでなく、沈滞する日本の今を考えるきっかけになるかもしれない。
オリンピックの身代金(上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(上) (角川文庫)より
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No.118:
(5pt)

個人的に、近年読んだ小説でダントツ。

おもしろすぎる。
時代の空気感、風刺、ユーモア、社会性、ストーリーテリングの妙。
エンターテイメント小説の枠を超えたエンターテイメント小説。
一人でも多くの人に読んでほしい。特に2020年が来る前に。
オリンピックの身代金(上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(上) (角川文庫)より
4043860048
No.117:
(5pt)

今読むべき作品

まさに今読むべき作品。
2020に控えた東京オリンピックを意識せざるを得ません。

リアリティから感じる緊迫感が実物。
ページをめくる手が止まりません。
オリンピックの身代金(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(上) (講談社文庫)より
4062779668
No.116:
(4pt)

オリンピックを誘拐するという発想がいい。

一人でも、テロリストになれるという意味で、よくできてる物語だ。
なぜ オリンピックに、はむかおうとするのか?
というところが、『格差社会』ということを最大限緻密に描写している。
そしてその当時の昭和が刻銘に描かれている。
格差にたいして、純粋に怒りを感じる。
『いったいオリンピックの開催が決まってから、東京でどれだけの人夫が死んだのか。
ビルの建設現場で、橋や道路の工事で、次々と犠牲者を出していった。
新幹線の工事を入れれば数百人に上がるだろう。
それは東京を近代都市として取り繕うための、地方が差し出した生贄だ。』
高度経済成長の シンボルというべきオリンピック。
それを 誘拐しようとする試みが いいなぁ。
オリンピックの身代金Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金より
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No.115:
(5pt)

凄い作品!

この作品をただ「非常に素晴らしい」などと表現したら、それは良さを言い表しているとは言えません。これは「凄い作品」です。
 「奥田英朗の作品はどれも面白いけれど、5つ星をつける作品がない」と友人がよく言います。確かに彼の軽妙洒脱な彼の作品は、どれも面白く大変出来がよい。ただ、星5つ付けるような迫力が感じられない所があります。
 けれども、その彼の作品群の中でもミステリー仕立ての作品群は、緊迫感と凄みがあります。「ナオミとカナコ」然り「沈黙の町」然り。敢えてミステリー「仕立て」と言ったのは、これらがただのミステリーではないからです。
 では「オリンピックの身代金」はどんな作品でしょうか?
                  ◇
 この作品には昭和30年代の、開発が進む東京のエネルギーと、当時の学生気質と、東北の貧困とが同時に描かれています。東京と東北の格差に憧れと怒りを覚える青年の、ふつふつとした感情や怒りが伝わってきます。
 「いったいオリンピックの開催が決まってから、東京でどれだけの人夫が死んだのか。《略》それは東京を近代都市として取り繕うための、地方が差し出した生贄(いけにえ)だ」
 こんな言葉が、心に沁みます。
 当時の時代のエネルギーを実体験したようで、底辺に生きる人たちと主人公との絆に涙が出てきます。この手の本でそんな感情や感覚が芽生えることは、そうそうありません。作者の筆力による所が大きいのではないでしょうか。
                  ◇
 まだ他にも、この作品の魅力はあります。
⑴ 刑事、学生と東北人、OL、自由気ままな青年、この4つの視点で書かれていて、同時並行で話が進みます。この手法は、多くの小説で見ることができますが、切り替え方と関わり方が絶妙です。
⑵ 昭和39年8月22日(土)から始まり同年10月11日(日)で終わるまで、数日ずつ話が進行して行って、話の進行に実際あった出来事が織り込まれていきます。まるで時代を追体験しているかのように…。
⑶ 上下2段の521ページ。読むのに約一月かかりましたが、それでも読まずにはいられないほど最初から最後までずっと惹きつけられました。
⑷ 終盤の緊迫感と盛り上がり方。そして「この話をどう決着させるのだろうか?」と思わせておきながら、何とも心地よい終末。
⑸ 「ディレクターの横で、丸顔に眼鏡の司会者が、『ズージャはノリだから。パイイチやってそれで本番だ』と言い、胸をそらし、ウッシッシと笑った」など、奥田英朗さん得意のユーモアが随所にちりばめられています。勿論これは大橋巨泉さんのことです。
                   ◇
 私は、平昌オリンピックと同時に読み進み、次の東京オリンピックに思いを馳せながら読みました。50歳以上の方は是非、オリンピックのニュースでも聞きながら読んでみてはいかがでしょうか。
オリンピックの身代金Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金より
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No.114:
(5pt)

オリンピック開会式の裏側にこんなことが・・・

1964年10月10日に開会式が行われるまでの東京が舞台です。
東京オリンピックはまさに国家行事であり、敗戦国日本の復興のシンボルというべきものであった様がリアルに描かれています。
そんな中、兄の不遇の死を知った主人公が、浮かれた国家に嫌気がさして国を相手に事件を起こします。それまでの日本、特に地方は貧しかったんだなーっとか、国家権力ってやっぱり怖いんだなーっと痛感させられました。
キーワードは 東京オリンピック、東北出身、東大、社会主義、公安、ヒロポン をあげます。
主人公の誰からも愛される人となりが同情と共感を呼んで引き込まれていきます。フィクションだと思いますが、もしかしたら本当にあったことなんじゃないかと錯覚するかもしれません。2020の東京オリンピックで、こんなことがないようにとハラハラしながら読みました。
2009年の吉川英治文学賞受賞作品です。
奥田英朗は空中ブランコという直木賞受賞作品がありますが、こっちはいまいちです。これは本当にオススメです。
オリンピックの身代金(下) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(下) (角川文庫)より
4043860056
No.113:
(5pt)

今がまさに旬

東京オリンピックを間近に控えた高度経済成長の日本で、不遇の死を遂げた低階層の兄の死の真相を知った主人公の東大生の狂気を著した作品です。時代背景が随所にみられて、没頭できました。本当に日本は貧しい国だったんですね。一気に読みました。
登場人物は少ないですが、後々うまく絡んできます。時間が前後して展開していきますが、よく考えられた構成になっています。
上巻下巻が全くページ数が異なりますが、内容的にここで切れ目が必要だったのですねと後で納得できます。
今はまさに2回目のオリンピックを控えた日本です。読むのにちょうどいい時期かもしれません。
奥田作品は初めてでしたが、奇を衒わない実直な作風で、別の作品もま読みたくなりました。
本郷周囲のことがちょこちょこと詳しく記されているので、奥田さんは東大出身かと思いましたが、高卒なんですね。ちょっとびっくりしました。
ベテラン作家が受賞することの多い吉川英治文学賞を受賞した作品でオススメです。
オリンピックの身代金(上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(上) (角川文庫)より
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No.112:
(5pt)

入りやすい文調で期待を超える面白さでした。

旬な題目に惹かれて読みましたが,長いです。
東京オリンピックを舞台に貧しい農村出身の若者が国を相手にして身代金を要求するという内容でした。
昭和30年代の東北の貧しさがリアルで,島崎がテロを実行するに至るまでの心の葛藤が細かく表現されています。
奥田英朗氏は「サウスバンド」以来でしたが,入りやすい文調で期待を超える面白さでした。
オリンピックの身代金(下) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(下) (角川文庫)より
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No.111:
(5pt)

入りやすい文調で期待を超える面白さでした。

旬な題目に惹かれて読みましたが,長いです。
東京オリンピックを舞台に貧しい農村出身の若者が国を相手にして身代金を要求するという内容でした。
昭和30年代の東北の貧しさがリアルで,島崎がテロを実行するに至るまでの心の葛藤が細かく表現されています。
奥田英朗氏は「サウスバンド」以来でしたが,入りやすい文調で期待を超える面白さでした。
オリンピックの身代金Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金より
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No.110:
(5pt)

入りやすい文調で期待を超える面白さでした。

旬な題目に惹かれて読みましたが,長いです。
東京オリンピックを舞台に貧しい農村出身の若者が国を相手にして身代金を要求するという内容でした。
昭和30年代の東北の貧しさがリアルで,島崎がテロを実行するに至るまでの心の葛藤が細かく表現されています。
奥田英朗氏は「サウスバンド」以来でしたが,入りやすい文調で期待を超える面白さでした。
オリンピックの身代金(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(上) (講談社文庫)より
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No.109:
(5pt)

徐々に追い詰められていく犯人と警察のスリリングな戦い

上巻を一気読みして流れるように下巻に。捜査のかなり初期から犯人が浮かび上がり、その裏付け捜査がストーリーの骨幹を為している作りは、ちょっとご都合的に過ぎる嫌いがあるが、でもこれは大河ドラマじゃないんだから気にしません。というか、とにかくスピード感があるので、そんなマイナス点が気にする余裕も無く、怒濤の追跡劇を堪能しましょう。ここで犯人に感情移入出来るのは、前半の飯場での肉体労働のシーンがあったからでしょう。このように後で効いてくる構成はさすがです。
オリンピックの身代金(下) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(下) (角川文庫)より
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No.108:
(4pt)

警察VSテロリスト・・・

主人公は、島崎国男。
秋田出身の東京大学大学院の学生。

時は、東京オリンピックが開催された昭和39年。

国男は、兄の死をきっかけとして、
兄が働いていた土木工事現場で働くこととなる。

現場で働く中で、彼は徐々にオリンピックを開催しようと
している国家に対し敵意を抱く。
そして、オリンピックの開催を妨害すべく
ダイナマイトを使ってのテロリストとなる。

500ページを超えるボリューム中で、
国男の心境の変化や、警察の捜査内容が描かれる。

国男は、オリンピックの身代金を手に入れることが出来るのか・・。
オリンピックは、無事に開催されるのか・・。

読んでいて、当時の時代背景や人々の興奮が伝わってきた。
警察の国男逮捕へ掛ける意気込みは称賛に値するし、
捜査場面においては興奮を覚えた。

国男のテロリストとなる心境変化は、
あまりにも唐突であったように感じる。
元々、強い思想のない彼が、
1か月弱でテロリストになるのは無理があると思う。
オリンピックの身代金Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金より
4048738992
No.107:
(5pt)

緻密なミステリー。面白かった!

オリンピック開催往時の世相が非常によく書かれており、情景が目に浮かぶようだった。私が育ったのはそれからすでに20年程度経ったころだったが、当時の雰囲気を残しているところもあり、懐かしい気分に浸りながら読書を進めた。
ミステリーではあるが単なる謎解きではなく、当時の社会が(そして、現在の社会も)抱えている社会的問題を事件に照らして浮かび上がらせ、社会に対して課題を問う意味でも良著だと思える。
併せて、全編を読むと登場人物に無駄がなく、非常によく練られた構成だった。
とても面白く読むことができた。
オリンピックの身代金(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(上) (講談社文庫)より
4062779668
No.106:
(5pt)

ノスタルジーの幻想

1964年の東京オリンピック開催に沸く東京で、世の中の格差ややりきれなさを書いた話。なんとなく『テロリストのパラソル』を思い出す。
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No.105:
(4pt)

オリンピックを誘拐する。

1960年 東京オリンピック。
なぜ 東京オリンピックに はむかおうとするのか?
というところが 『格差社会』ということを、
最大限 緻密に 描写している。
そして その当時の 昭和の雰囲気と風景が 刻銘に描かれている。

高度経済成長で うかれていても 「格差」がひろがる。
その格差 にたいして 純粋に 怒りを 感じる。
視点が 鋭角的である。

『いったいオリンピックの開催が決まってから、東京でどれだけの人夫が死んだのか。
ビルの建設現場で、橋や道路の工事で、次々と犠牲者を出していった。
新幹線の工事を入れれば数百人に上がるだろう。
それは東京を近代都市として取り繕うための、地方が差し出した生贄だ。』

高度経済成長の シンボルというべき
東京オリンピックそのもの。
それを 誘拐しようとする試みが いいなぁ。
企みのスケールの 大きさが 素晴らしい。
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No.104:
(4pt)

島崎逃げられるか?

これは以前の東京オリンピックの話。 根柢にある警備や日本の組織が一般市民に与えるものが何かよくわかりました。 開催ににぎわうだけでなく、底辺にある問題、それがよく表れていたと思います。 長編でボリュームありですが、オリンピック開催前に読んでおきたい本です。
オリンピックの身代金Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金より
4048738992
No.103:
(5pt)

シーズン2が読みたい。

私一番のお気に入りです。 タイトルがやや不器用ですが、奥田さんらしいです。 2020年のオリンピックは、54年ぶりの東京での開催です。 そこで、「オリンピックの身代金」シーズン2を期待したいです。
オリンピックの身代金Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金より
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No.102:
(5pt)

リアリティがあります

昭和39年7月中旬、秋田県仙北郡熊沢村(架空)出身の東大経済学部院生の島崎国男は、オリンピックの工事へ出稼ぎに来ている異父兄が亡くなったとの知らせを受け、火葬に立ち会い、骨壷を持って郷里に帰ります。兄の仕送りに頼っていた実家はとても貧しく、島崎は義務感のようなものもあって、兄の代わりに工事現場で働き始めます。島崎は、厳しい労働の実体験から、貧しい底辺の者の犠牲の上に成り立っているところの、国と東京が示そうとする世界に対する世間体に対して憤りを感じるようになります。
島崎の他に、行動を共にするスリの村田、学部の同級生で民放テレビ局員の須賀、警視庁刑事の落合、島崎が良く行く古本屋の娘良子等々、物語の長さに見合った数の人物が登場します。昭和39年を生きる彼らの生活と興味の対象がリアリティ豊かに描かれていて、現実とテレビで見た記憶が呼び戻されるためか、とても視覚的な印象があります。ヤクザとの話し合いのシーン、過激派セクトメンバーとの話し合いのシーンは、やや作り物臭を感じて残念に思いましたが、全体としては、このところ読んだ中で突出していると思いました。
物語には、章の日付を前後させることによる、若干のミステリタッチがありますが、終盤に驚かされるというようなものではなく、それを第一に期待する方には向いていません。
焼け跡から立ち上がってオリンピックを開催することに対し多かれ少なかれ日本人が皆抱く自負を否定するでもなく、しかしそこにある社会の底辺で貧困にあえぐ人々や地方を踏み台にしている現実に憤り、けれども徒党を組んで革命を叫ぶというのでもない、個人的で孤独な抑えられない怒りが、それに相応しく静かに描かれています。とても読み応えのある、面白い物語だと思いました。
オリンピックの身代金(上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(上) (角川文庫)より
4043860048
No.101:
(4pt)

2020はどうなるか

上下まとめての感想です。
非常に後味が悪かった。でもこれは東京一極集中がさらに進んで、またオリンピックが近い今こそ知っておくべきことだと思う。
地方在住の私はもちろん主人公に感情移入して「なんとか逃げ切ってくれ」と思ったが、楽しみにしている一般の人々が戦後の復興の象徴として期待する、楽しみにする気持ちもわかる。
今度の大会もいろいろ問題山積で、でもこのときの労働のきつさよりは機械の発達などでここまで建設の人たちが苦しまないで済むように、と祈らずにいられない。
オリンピックの身代金(上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(上) (角川文庫)より
4043860048
No.100:
(5pt)

ノスタルジーな気分に浸りながら。

昭和39年、戦後の日本が世界にデビューする時の葛藤を描いています。
東京オリンピックを成功させることを全国民が望み、世界中に日本の力をアピールしようとしている時です。
この昭和時代当時の情景と、そして国民の行動や考え方を臨場感たっぷりに再現しています。
格差社会をテーマにして、理不尽な思いをぶつけ、身を挺して抵抗する姿があります。
そこには、追うものと追われるものの、手に汗握る展開があります。
警察にも格差があり、現場たたきあげと机上インテリとの違いを描いています。
当時の学生運動について実行型ではなく、求めるものを探していたのではとの見解を述べています。
底で這いつくばって、どろどろになって生き抜いている姿がよく映し出されています。
急速な高度経済成長期の中で、地域格差、経済格差、教育格差といった格差社会との表裏一体の関係。
当時は感情の起伏の激しかった頃とも言えると思います。
それに対して現在はどうなのかという問いかけが感じられます。
上巻は事象の始まりであり、下巻はページをめくるスピードが上がってきます。
巧妙に立場と時間軸を操りながら、場面を切り返していき、決して読者を飽きさせない攻防が実におもしろい作品です。
オリンピックの身代金(下) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オリンピックの身代金(下) (角川文庫)より
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