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真夜中のマーチ
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真夜中のマーチの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 41~43 3/3ページ
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奥田英朗作品は間違いない。「このミステリーがすごい」2000年度第7位の『最悪』、同2002年度第2位の『邪魔』などは言わずもがな、『イン・ザ・プール』なども秀作であろう。本書はそんな前述の3作品を混ぜ合わせた感じの作品となっている。具体的には、『最悪』『邪魔』などのように無縁の生活をする人々がいつの日か運命共同体になっていく様子と、『イン・ザ・プール』のように笑えるドタバタ喜劇風と3作品のいいとこ取りといったところである。 内容は、汗水垂らして働くことが格好わるいと思っているお見合いパーティー主催会社社長のヨコケンこと横山健司。三田物産の三田というだけで三田一族の御曹子と勘違いされる一般ピープルのミタゾウこと三田総一郎。港区以外の空気は吸いたくないとち?うわがままがお似合いな美貌の持ち主のクロチェこと黒川千恵子の3人がひょんなことから10億円を強奪する計画を立てることに。南の国でロングバケーションを夢見るミタゾウ。事業を拡大し、さらに濡手に粟を目論むヨコケン。オープンカフェをだすというクロチェ。しかし、3人の夢はすんなりと叶わない。事態は二転三転し話がややこしくなるが、最終目的は10億円の強奪。果たして3人の計画は成功するのか‥‥。 この3人のドタバタ喜劇がいつしかクセになってる。書評子の個人的な思い入れをふんだんに取り入れて、最後にクロチェがミタゾウに宛てた手紙の中でまた二人を招集することが書かれていたことを深読みさせていただくと、続編があるのでは!? | ||||
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期待してすぐに注文。むさぼり読んだ。のめり込んだ。面白い。登場人物、ディテールの妙は映えている。軽快でアップテンポだ。ストーリイもいい。極上エンタテインメント。しかし、クライムノベル前2作で打ちのめされたときとは違った。個々人のメンタリィティ、とくに緊張感に欠ける。脇の下に汗をかくことはない。著者も当然承知の上だろう。作風が違うのだ。いまごろ3部作の構想を練っているのだろうか。 | ||||
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まさに『奥田 英朗』の世界ですよね。お金を奪わせたら、この人に勝る人はいないのでは(笑)?ヤクザや半グレたちが出てきても、軽妙かつコミカルなタッチは老若男女、広い層に受けることでしょう。ハードボイルドなノワールを求める人には物足りなく感じるかもしれませんが、読んで楽しませてくれることは間違いありません。悪事を爽やかに楽しませてくれるこの作品。秋の夜長にピッタリでしょうね。 | ||||
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